2016/01/31

冬の蜂場

久しぶりに様子を見に来た八ヶ岳南麓の蜂場、耐寒試験栽培中のエリカは雪の中でけなげに咲いてはいるが蜜源植物としてはほど遠い状態。

一方、ミツバチ巣箱は、. . .

気温が上がる昼過ぎの時間帯に活発に巣門を出入りする群もいれば、. . .

巣門前の雪の上に死骸が散らばっている巣箱もある。

また、蜂の姿はないが巣箱壁面の脱糞痕跡の多さから巣箱内にはまだ多くの健在な蜂がいることが推測できる群があるが、一方で、. . . 


脱糞跡も巣門に蜂の姿も見当たらず、果たして無事に過ごしているかどうか判断しにくい巣箱もある。








今、異変を確認したとしても何らの手が打てるわけではないので、シェルターの覆いを取り外して中を見るのはもう少し温かくなる3月初旬まで待つことにする。

2016/01/11

坂浜の塞の神(ドント焼き)


昨日の多摩丘陵の里山散策で見かけた子供達、田圃で”塞の神小屋”作りに忙しそうに走り回っていた。祭りの本番は今日10時からと聞き、今朝は正月に飾った注連縄を持って稲城市坂浜の塞の神行事へ。

現場に到着した9時半には、既に塞の神小屋の周りは注連縄、書き初め、ダルマ、. . . が山積。昔、子供達はこの小屋の中に寝泊りして祭りの当日を迎えたそうだが、今はその風習は廃れてしまったようだ。


子供達に引かれた御神体(ドウロクジンと呼ばれる自然石)が塞の神小屋の中に安置されると小屋に火が放たれる。

火柱はあっという間に消防車の放水が届かなほどの高さまでに上り、. . .
孟宗竹がバチバチと爆じける大きな音で祭りはクライマックスを迎える。
燃え尽きた熾火でマユ玉団子を焼いて食べ今年の無病息災を祈る。

焼け跡から取り出された御神体の石は、来年の正月までどこかの地中に埋めて隠しておくのだそうだ。
お焚き上げやドント焼きは各地で行われているが、坂浜の塞の神祭りの趣はまた格別。ロケーションが昔懐かしい里山風景の中ということだけでなく、主役の子供達が田圃の中を生き生きと走りまわる姿がなんとも気持いい。

坂浜の子供達のおかげで、我が家の小さな手作り注連縄の今年のお焚き上げも無事終了した。

2016/01/10

オオタカとチョウゲンボウ

 ”ワシタカ10年”のホークウォッチングに手を染めてからもう5年が過ぎようとしているのに、鷲鷹の識別眼力は一向に向上しない。

今日の散策で見かけた二種類の鷲鷹も(トンビを除いて)、チョウゲンボウは電柱の先端にジッと止まっているのでまだなんとかなるが、頭上を飛翔する鳥影がオオタカの幼鳥であることは、現場にいたベテランウォッチャーから教わるまでは自分では全く判断できなかった。(稲城市上谷戸緑地付近)