2012/03/30

蜜源植物_ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウの群落で、真っ赤な花粉団子を抱えて飛び回るセイヨウミツバチ。

2012/03/29

沈黙の春

春を待たずして、全ての巣箱からミツバチが姿を消した。

山荘の庭に野草の芽吹きは始ったが、ミツバチの刎音がしない庭は寂しい限りだ。

身近な蜂仲間からも同様の情報が次々ともたらされるが、往々にして悲報は不運な人に集まりやすいもの。我が身に起きた不幸が、この冬の一般的な傾向かどうかはまだ分からない。

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  • 晩秋〜冬季間では異例の逃去行動?
  • スムシ、スズメバチ、外敵動物からの攻撃?
  • 農薬禍?
  • 伝染病やダニの発生?
  • 未交尾、事故死、産卵能力低下など、女王蜂にトラブル?
  • 弱小蜂群 or アンバランスな老若蜂の構成など、冬入り前の群に問題?
  • 貯蜜不足 or 貯蜜凝固による食料・燃料不足?
  • 厳寒による凍死?
  • 防寒シェルター内の過濃度CO2 or 湿気?
  • 越冬クラスターの崩壊?
あるいは . . .
  • 周辺地域で過剰に増えた蜂群数の自然調整?
  • CCD(蜂群崩壊症候群)で話題になった要因...過労、電磁波、栄養アンバランス、...?
  • 佐々木教授がCCDに関して示唆された“自然界のゆらぎ”?
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知りうる限りのミツバチ消滅の要因をピックアップし、
それぞれの予兆」と「形跡」を書籍やネット情報で調べ、我家の巣箱で実際に起きたことを検証しようとしているが、未だそれらしきものは見つからない。その支障になっているのが、晩秋〜冬期間の観察データーが極端に乏しいこと。

春の分蜂シーズンにはミツバチ同様人間もエキサイトし、終日巣箱に張りついて小さな変化も見逃すまいと仔細に観察し記録をとる。

夏の流蜜期には、日々大きくなっていく蜂群の姿を見るのが嬉しくて、(あるいは、逃去を企てられるのが心配で)、頻繁に巣箱を訪れてミツバチのご機嫌を伺う。

ところが、秋が深まり、巣門を出入りするミツバチの姿が少なくなると、人間の足はすっかり巣箱から遠のき、観察記録らしいものはほとんど残していない。昨年秋に懸念を感じた時でさえ、その後のフォローアップ観察を怠っていた。

これでは群盲評象で、事件の全体像が理解できないのは当たり前のことだろう。そんな反省をしながら読んでいた本の一冊で目に止まった耳に痛い一文。
"In asking questions about bee biology, it is important to devise experiments that are answered by bees, not by armchair logic."
(The ABC & XYZ of BEE CULTURE, Forty First Edition, Page 831)
ちなみに、去年分蜂群捕獲後逃去し、近くの別荘の軒天に営巣した2群でも、今は巣門を出入りするミツバチの姿は見られなくなった。

(写真は "silent spring" のキーワドで検索してヒットしたdeviantART.comから拝借したもの)

2012/03/25

蜜源植物_オオイヌノフグリ

八王子長池公園で見かけたセイヨウミツバチ。

2012/03/13

オオタカとカラス

諏訪湖のオオワシに遭遇できなかったので、せめてオオタカの姿でも見ようと近くの公園へ。隣接する大学敷地の森に、留鳥として周年生息するオオタカの姿がこの公園からしばしば目撃されている。

オオタカは今が求愛〜造巣期。波状・旋回・上昇急降下などの求愛飛行を繰り返す。営巣木はほとんどの場合が、松・杉・檜などの針葉樹と言われている。

であれば、そんな樹木の上を眺めていれば、オオタカの求愛飛行の姿が見られるのでは、と期待して行ったが望みはかなわなかった。時折、高木の梢に止まっている大型の鳥影が視界に入るがカメラで望遠撮影し、ズームをかけて拡大してみるがほとんどがカラス。

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公園には、一時話題になった東京都の「カラス緊急捕獲モデル事業で設置された箱罠がいまでも置かれている。でも、中にいるカラスはいつ見ても7〜8羽で数が増える様子は一向にない。オトリのカラスだけで新しく捕獲されたものではないのだろう。

箱罠の屋根で羽を休めるカラス、金網越しに中のカラスとおしゃべりをするカラス、近くの地上で巣材の枯れ枝を集めるカラス、と、石原都知事肝いりの箱罠もカラスに軍配が上がった様子がアリアリだ。

2012/03/11

東洋のハリウッド

3月7日にスタートした調布映画祭も今日が最終日。

(少々面映く感じる住民もいないではなかったが) かって調布市は “東洋のハリウッド” と自称していた。

市内には、日活大映の撮影所はじめ、照明機材や大道具・小道具を扱う会社、フィルム現像所など、映画関連企業が今でも多い。
大映撮影所い近い京王多摩川の駅前食堂では、チョンマゲ姿でラーメンを食べている田中邦衛の姿などをよく見かけたものだ。

映画産業の衰退とともに東洋のハリウッドも影が薄くなり、起死回生を目指してスタートした調布映画祭。映画関連の色々なイベントが催されるが、それらの中でも一番人気は「無料映画会」。フェスティバル期間中、三カ所の劇場で二十数本の映画が上映される。


今年も人気の的は「細雪」の高峰秀子、「氷点」の若尾文子、「光る海」の吉永小百合。そして、トークショーのゲストは浅丘ルリ子と、いまだ往年の(と言っては今も活躍している人には失礼だが)名女優達が主役。“新しい文化と芸術の振興の街”の実現はそうたやすくはなさそうだ。

自分が足を運んだ映画は「武士の一分」。既にTVで見たものだが劇場の大スクリーンでの迫力も味わってみたかった。
無料にひかれて何年かぶりの劇場映画だったが、館内は同類らしき人々で溢れていた。

2012/03/09

藁たたき


我家の藁細工職人から「藁たたき」の注文を受けた。干し柿用の細縄、お正月のしめ飾り、ワラ草履、卓上鍋敷き、カサスゲのミノ笠や円座など、日常生活や工芸活動での必須道具なのだそうだ。

藁たたきは、子供時代の田舎生活で身近にあったが、いざ作ろうとするとその形をはっきりと思い出せない。そこで郷土資料館などに展示されている古道具をネットで調べてみると、昔の藁たたきは実に様々だったようだ。(上写真)

利用する草の種別、繊維の潰し加減、一度に叩く束の量、使う人の体力などで、材質、重さ、形状などにそれぞれ適したものがあるようだ。新品の藁たたきが2000円前後で売られてもいる。


今回納品したのは上写真の横槌。材は、ストーブの薪用に小仏峠から運んできたケヤキ丸太をトリマーで削り込んだもの。薪小屋に積みっぱなしで3年以上経っているので十分に乾燥している。重さ1.2kgだから非力な女性にも扱いやすいはずだ。

特に労力を注いだのが握り柄のスタイルと柄付け根の凹型形状。古い藁たたきから学んだ知恵だが、これで軽い握力でも振上げ・打ち下しの安定感が大幅に向上した。ただ、注文者本人がそれに気づいてくれるかどうかは分からない。

2012/03/05

再びの雪景色

一度は消えた積雪だったが、昨日の午後から降り始めた雪で山荘は再び冬景色。

3棟ある薪小屋も、最後の棟が間もなく底を尽きそうで、ストーブへの薪の焼(く)べ方もつましくなってきた。この夏にはもう一棟増築した方が良さそうだ。

一昨日開花を確認した近くの湖沼ふちのザゼンゾウも、今日は雪の中に埋もれてしまったはずだ。
(写真左は3月3日撮影)

2012/03/04

「蜂文杯」と「醤油差し」


諏訪湖へのオオワシ見学の折に訪ねた北澤美術館。アール・ヌヴォーからアール・デコのガラス工芸品が数多く展示されている。

美術館へ行くといつも考えるのは「お好きなものを一点だけどうぞ」と言われたらどれをもらおうかな、ということ。

今日の一点は「蜂文杯」。蜂と苺をモチーフにしたフランスの作家、アルベール・ルイ・ダムーズの作品。絵柄がミツバチでなくハナバチのようなのが少し残念だが、落ち着いた色合いと小振りなサイズで、ヨーグルトやみつ豆・杏仁豆腐などを食べる器として使えそうだ。

素人グループの駄作展でさえ撮影厳禁したがる最近の風潮の中で、館内撮影自由(もちろんフラッシュ、三脚は禁止)という美術館の寛大な態度には好感がもてる。

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美術館に隣接するSUWAガラスの里。日本最大級のガラスショップとあって展示商品の種類は実に豊富。

オオワシ "グル" をモチーフにした製品もあるに違いないと探したがそれは見つからなかった。

購入したのはフクロウ絵柄の小ぶりな醤油差し(価格1470円)。身近に置いて使うにはアール・デコよりこの方が気楽でいい。レストランのテーブルに置いて諏訪湖を背景に記念撮影したが、これが諏訪産品かどうかは不明。

2012/03/03

原木キノコの芽吹き

シイタケとヒラタケの原木から数個づつキノコが顔を出してきた。

まだ2センチ前後と小さいが、1〜2週間も経てば初物が味わえそうな気配。ナメコの芽吹きはまだない。

2012/03/01

諏訪湖のオオワシ "グル" を訪ねて(2日目)

オオワシを見たいと諏訪湖を訪れて2日目。昨日に引き続き立石公園で双眼鏡で空を見上げているが、視野に入ってくるのはトンビと飛行機だけ。

一息入れようと、カリン並木~北澤美術館~諏訪ガラスの里のミニ観光ツアー。

陽が落ちる前に帰路につこうと、最後の確認に諏訪湖畔の観察ポイントへ立寄ってみると、グル愛好家の面々はまだ観察体制だった。

彼・彼女らによるとグルは今日も姿を見せたそうだ。早朝の7時20分頃と正午ごろの2回。

その時間帯、自分はといえば第一回目の出現時はまだホテルで朝食中。2回目の正午前後は、カリン並木でカリンとマルメロの樹の違いを観察中というありさま。我慢と辛抱が足りなかった。

オオワシは間もなく繁殖地のオホーツク沿岸へ向けて発ち、再び諏訪湖に帰ってくるのは12月のクリスマス前後になるらしい。それまでの諏訪湖のプリマは、グルに替わって白鳥ボートが務める。

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それにしても、立石公園や諏訪湖畔で出会った地元のオオワシファンの皆さんは実に気持ちの良い人達ばかりだった。新参者の自分にも旧知のグル仲間のようにオープンで親切。来シーズンは、オオワシだけでなく、これらグル追っかけ隊の皆さんとの再会も楽しみの一つになった。

. . . . . (諏訪湖のオオワシ "グル" を訪ねて - 1日目)