2017/06/22

スイスアルプス花紀行 - Day 2nd -


バス→ロープウェイ→リフトと乗り継いで”バルムのコル”(2191m)へ。そこからル・トユールへ向けてもっぱら下り坂のトレッキング。


足元の草原は例年より早く開花したという夏の花で埋め尽くされ、念願だった満開のアルペンローゼの群落もそこかしこで出会った。

以前訪れた時にはこの高度の地では一匹のミツバチも見かけなかったので”標高が高過ぎるとミツバチは生息できないのだろう”と勝手に解釈したが、今回は標高1900〜2000mの地帯に咲いているアルペンローゼやフウロソウ(の仲間)の群落にビーライニングができるほど多くのミツバチが群れているのを目にした。
そう言えば映画「ミツバチの大地」のポスターの写真もアルペンローゼの花畑だった。

2017/06/21

スイスアルプルス花紀行 - Day 1st -


ジュネーブ(Genève)で一泊し、バスでシャモニー・モン・ブラン(Chamonix Mont-Blanc)へ。今回の花紀行はスイスアルプスが中心だが、その前哨戦としてシャモニーで三泊四日し、モンブラン山麓を歩いてからスイスへ入る。

シャモニーに到着後、ホテルのチェックイン時間までの間にロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ(Alguille du Midi)展望台へ。モンブラン山頂を最も近くに見ることができるという観光名所だが、標高3842mは我が生涯で最も高い地点になる。

そして、(ここはフランスだが)スイス旅行で毎回感じるのが観光インフラの構想の壮大さ。標高差2800mを一気に駆け上るロープウェイが完成したのは1955年だそうだが、シャモニー針峰群の尖った岩場の先端にこんな展望台を建設しようと本気で考えたことがすごい。

欧州全域が記録的な熱波に見舞われているとあって、下界に下りるとうだるような暑さ。標高1037mに位置するシャモニーの街角の温度計は33度を表示していた。

2017/05/22

ニセアカシアが満開


今、釜無川の河川敷でニセアカシアが満開。車の アドを開け放して川沿いを走ると車内に甘ったるい芳香が充満してくる。

まだ自分では食したことはないが、ニセアカシアの花は天ぷらにすると美味しいそうだ。

2017/05/20

再びノスリ


フクロウの雛の巣立ちを観察していると、近くからごく最近聞き覚えた猛禽類の鳴き声。先週、別の場所に設置しているフクロウ巣箱の近くで聞いたノスリの声だ。
鳴き声の方向へ行ってみると、カラマツの梢からじっと様子をうかがっているノスリの成鳥がいた。

こちらがさらに歩みを進めると . . .

それ以上近づくな、と甲高い鳴き声で警告を発し . . .

時折舞い上がって頭上を旋回飛行し . . .
時には急降下して、こちらに向かって突撃してくる風を示して威嚇する。








すぐ近くにノスリの巣があり、そこではいま雛を育てている最中なのだろう。ノスリも森や草原のネズミを餌にしているのでフクロウの生活圏とオーバーラップするのはやむを得ないだろう。でも、フクロウとノスリがテリトリー争いをしたり、一方が相手方を襲うというようなことはないのだろうかと心配になる。

2017/05/14

夏のビーライニング花_シロツメクサ


四つ葉のクローバーを探したいという孫娘の相手をして、近くの大学構内でシロツメクサの小さな花畑を散策していると、かなりの数のミツバチが飛び交っているのに気づいた。
シロツメクサにこれだけの数のミツバチを集める力があるなら、春=菜の花、夏=シロツメクサ(or アカツメクサ)、秋=コセンダングサと、ほぼ年間を通してビーライニングを楽しむことができそうだ。

ちなみにアカツメクサを”国の花”にしているのは世界中でデンマーク国だけ。ロイヤルコペンハーゲンの最高級陶器、フローラダニカ(Flora Danaica)シリーズのモチーフとしても数多く取り上げられている。(右写真はワインクーラー)

かって酪農王国だったデンマークにとって、荒れ地でも生育し、年に数回も刈り取りができる牧草としての価値や、北欧の痩せ地を根粒菌の働きで窒素肥料を合成し豊かな土に変えてくれる力などへの愛慕の気持ちが”国花”の背景にありそうな気がする。

寒冷な気候、火山岩や堆積岩の痩せた土、牧畜の盛んな土地柄など、八ヶ岳南麓にはデンマークと類似した点が多い。これまであまり意識して見たことはなかったが、八ヶ岳高原にもアカツメクサやシロツメクサの群落は多いはずだ。今日見かけたのは全てセイヨウミツバチだったが、八ヶ岳南麓のクローバー群生地でニホンミツバチの姿を探してみようと思う。

2017/05/11

蜜源植物_ウワミズザクラ


八ヶ岳南麓高原の標高1000〜1200mの地帯でウワミズザクラ(上溝桜)が咲き始めた。甘い芳香を放つ花に早速ニホンミツバチが集まっている。

周辺に数本あるウワミズザクラの中で、最も注目しているのが右写真の樹。他の樹に比べ開花はいつも少し遅い。今年もこの樹の満開はもう1週間〜10日先になりそうだ。

花蜜を集めに来た採餌蜂が、待ち箱のありかを仲間に伝えてくれるのか、あるいは新居探しの探索蜂も花蜜の香りを頼りに候補物件を探しているせいかは知らないが、毎年この樹の花が散り始める頃、根元に置いてある待ち箱にニホンミツバチの分蜂群が入居してくれる。

2017/05/10

フクロウの巣立ち


今、八ヶ岳南麓はフクロウの巣立ちシーズン。まだ十分に飛ぶ力がない巣立ったばかりの幼鳥は、枝から枝へ、あるいは一度枝から地上に下りて地面を歩いて次の木へ登って少しづつ巣箱から離れて八ヶ岳南麓の森へ散らばっていく。

近くの梢を見上げると、巣立ったばかりの幼鳥を心配そうに見守る母鳥の姿が見つかる。

幼鳥は、巣立ち後も2〜3か月間両親の番(ツガイ)と一緒に過ごし、餌を分け与えてもらったり、森の中での生活手段を教わりながら独り立ちの準備をする。

2017/05/09

ノスリ

林の中を歩いているとピーピーと警戒しているような鳴き声がした。声の方向に近づいていくと、こちらを警戒しながら声をかけ合いながら遠ざかっていく大型の野鳥が2羽。なんとか姿だけはカメラで捉えることができたのでベテランバードウァッチャーに写真を送って尋ねたら"ノスリだろう"とのこと。

と言うことは、鳴き声を交わし合っていたのは番(ツガイ)だったのだろうか?また二羽がこちらの姿に警戒しながらも一気に遠くへ飛び去ろうとはせず、周辺の高枝の梢から梢へと飛びかっていたのはあの近くに育雛中の巣があったせいなのだろうか?

2017/05/08

ハルザキヤマガラシ

以前に”釜無川や須玉川の八ヶ岳南麓流域ではアブラナやカラシなどの菜の花はほとんど見かけない”と書いたがこれは自分の無知から来た発言。探す時期が早かったようでこの4月下旬になったらあちこちで見かけるようになった。写真は釜無川河川敷で見たハルザキヤマガラシ。花期の盛りが過ぎたせいかミツバチの姿はなかった。

2017/05/07

ミツバチの水汲み場


昨年設置した石臼の水汲み場、飼育群のミツバチにはすっかり知れ渡ったようで、今年は春先からひっきりなしにミツバチが訪れている。

今年から足場として置いた木炭がなかなか好評のようで、岩に生えた苔や、湿った落ち葉より、水気を含んだ木炭の上で水を汲む姿が目立つ。

2017/04/30

キンラン

この時期、多摩丘陵を歩くと満開のキンランがよく目につく。静かな雰囲気のキンランに比べてずいぶんと華やかだ。
八ヶ岳南麓では、ギンランはよく見かけるがキンランは少ない。(ような気がする。個人的な感想にすぎないが)

2017/04/28

オキナグサの芽吹き

八ヶ岳自然クラブのオキナグサ保護活動に参加。以前は人里近くでふんだんに見られたと言われるオキナグサもすっかり数が減り、今では大半の都道府県が絶滅危惧I類(絶滅の危機に瀕している種)に指定している。

山梨県では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種)と、他の都道府県と比較すると状況はまだましだが、その理由は高山地帯の多い山梨の地形のおかげだろう。その高山地帯で近年は鹿の食害が激しくなっており、このままでは山梨県でも絶滅危惧I類、あるいは野生絶滅(EW)種に指定せざるをえなくなるでは、と危惧する声もある。

今日の作業内容は鹿対策としての金網張りだったがそれ以上に難しいのが人間対策。最近では、"盗掘"以上に写真撮影者の"踏み荒らし"被害が甚大、という意見もある。

2017/04/27

オオルリ

この時期、比較的地上に近い場所で見かけることができるオオルリ。ツガイを探しているためで、ペアが成立し、産卵や雛を育てるシーズンになると、梢高くからオスの縄張り宣言をする鳴き声が聞こえるだけで、その姿を見ることがむずかしくなる、と聞いたことがある。

2017/04/26

蜜蜂巣箱の煮沸消毒

時折小雨がパラつく絶好のたき火日和。ということで今年2海目のミツバチ巣箱の煮沸消毒
今回煮沸したのは飼育巣箱として使用するための継箱。最近我が家では、待ち箱に入居した分蜂群は飼育巣箱に移すことなく、待ち箱に継箱をしてそのまま飼育する方法がすっかり定着した。

2017/04/24

帰宅途上の父狐

温泉帰りに見た光景 . . . 口に大きな魚をくわえ、トコトコと坂道を歩るく狐の姿。

たそがれ時、車を走らせながらフロントグラス越しの撮影なので写真はいま一つ不鮮明だが、口にくわえているのが鱒(or 岩魚?)であることは間違いない。坂の下方向には養鱒場があり、狐が向かっている方向には狐の巣がある。

この付近で以前にも同じような光景を見たことがある。巣穴では、お腹をすかせた子狐たちがお父さんの帰りをを首を長くして待っているのだろう

ゴジュウカラも蜂蜜好き?

飼育しているミツバチに与えようと、庭に置いた蜂蜜の搾りかすを持ち帰るゴジュウカラの姿。初めて見た光景だ。お目当が、甘い蜜なのか蜜蝋なのかは分からない。

2017/04/16

ビーライニング_青春編


先月11日、地元の中高校生を対象に行ったビーライニング/ビーハンティング研修会。昨日と今日の二日間は、そのフォローアップ講座として野外体験会を実施した。

フィールドは地元の地主さんの好意で立ち入り許可をいただいたアブラナが咲き乱れる標高800mの渓谷沿いにある休耕地。周辺に野生のニホンミツバチが生息していることは分蜂群捕獲活動ですでに確認済みの場所だ。

初日の昨日は終日風が強く、午後には時おり小雨もぱらつく春冷えの気候とあってミツバチの活動はいま一つだったが、二日目の今日は快晴、無風、最高気温20度超と絶好のビーライニング日和。この冬準備しておいた7台のビーボックスもフル回転で活躍した。

今回のテーマは、「蜜蜂捜索→サンプル蜂捕獲→餌付け→リリース→マーキング→飛翔方向と不在タイムの計測」というビーライニングの基本技法の習得。好奇心旺盛な若者たちの吸収力は抜群で、ごく短時間で全ての工程を参加者全員が難なくこなすようになった。


計測した不在タイムは最短4分30秒から20分以上とかなり大きくばらけたが、給餌器のアニス入り砂糖液で蜜胃を満杯にしたミツバチが飛び去る方向は一定で、南南西の方向、渓谷を超えて対岸の傾斜地に広がる針葉樹と広葉樹の混合林方向だった。

今回は自然巣位置の深追いはしないで、持参した弁当を食べながら、マークしたミツバチが、給餌ポイントと自然巣の間を何度も往復する不在タイムの計測をのんびりゆっくりと楽しんだ。

演習に参加した中高校生たちが、春の陽光を浴びながらミツバチ追いに熱中している姿を見ていると、ビーライニングが新しいアウトドアライフとして日本でも受け入れられそうな予感を感じた一日だった。

2017/04/13

春のビーライニング花_菜の花


秋のセンダングサ”に匹敵するようなビーライニング(=ビーハンティング)の花畑を探してここ数週間八ヶ岳南麓をずいぶんと歩き回ったが思った以上に苦戦した。

最終的には”菜の花畑”というありふれた結論に落ち着いたが、その菜の花の群落も八ヶ岳南麓の河川敷には意外と少ない。利根川、荒川、多摩川など、関東南部の大河川の下流域では河畔を埋め尽くすように咲いているカラシナやアブラナだが、釜無川や須玉川の八ヶ岳南麓流域ではほとんど見かけない。以前、ハルザキヤマガラシが梓川上流の上高地付近まで繁殖していたのを見かけた記憶があるので八ヶ岳南麓の気温が低すぎるせいということではないだろう。

一方、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリ、蕗の花などを訪れているミツバチも見かけるがほんのチラホラ程度で数は多くない。ダンコウバイ、桃、桜、. . . など、菜の花と競合する木々の花が一斉に咲き出す春の季節のビーらイニングでは、秋に比べて一層難しさが増しそうな気がする。そういえば、シーリー先生がビーらイニングに関する著作やYouTubeでのプレゼンテーションで示している写真もその多くが秋の光景のようだ。

追記:2017/05/08
4月下旬頃になると畑や空き地のセイヨウアブラやセイヨウカラシナを、5月に入ると釜無川河川敷でハルザキヤマガラシを見かけるようになった。自分の探す時期が早過ぎたようだ。

2017/04/11

春の雪


目を覚ますと一面の雪景色。ほぼ一日中雪は降り続いた。数日前に満開になったダンコウバイの花だけでなく、. . .

スイセンの花も . . .

昨日冬囲いを解いたばかりのミツバチ巣箱も . . .

フクロウも皆雪の中。



 . . . こんなに遅い雪は珍しい。


2017/04/08

電柱が消えたら景色がいいで大賞


八ヶ岳南麓の玄関口、中央道長坂インター交差点の光景。「電線とノボリ旗が無ければ、甲斐駒だけでなくカリヨンももっと映えるだろうに」といつも嘆息してしまう。

旧聞になるが無電柱化民間プロジェクト実行委員会が実施したフォトコンテスト ”電柱が消えたら景色がいいで大賞”で最優秀賞を受賞したのが右写真。撮影場所は静岡県御殿場市らしいが、この最優秀賞作品と比較しても上写真の甲斐駒の景観は決して遜色のないほど”電線病”に侵されていることは一目瞭然だ。

無電柱化では日本は世界の後進国らしい。ロンドンやパリの無電柱化率は100%、アジアの隣国でも、香港100%、台北95%、シンガポール93%、ソウルが46%、北京の34%に比べ、東京23区が7%、京都市は2%と圧倒的に低い。(国土交通省資料)

小池都知事はずっと以前からの無電柱推進派で「無電柱化革命」という共著者でもある。昨年12月の施政方針演説で、東京都の無電柱化に力を注ぐと宣言したが、その余波ができるだけ早く山梨まで届くことに期待したい。

(無電柱化民間プロジェクト実行委員会のポスターから)

2017/04/03

ミツバチの春


八ヶ岳南麓のミツバチにもやっと春が来た。数日前から、道端のホトケノザやオオイヌノフグリ、畑の隅に生えている菜の花畑でミツバチの姿をチラホラと見かけるようになった。いまのところセイヨウミツバチだけでまだニホンミツバチの姿は見かけていない。

アブラナ

ホトケノザ

オオイヌノフグリ

2017/03/20

小武川のダンコウバイ


春を探してドライブした小武川渓谷。花崗岩をくぐり抜けて湧き出た小武川の清流沿いにはすでにダンコウバイ(檀香梅)が満開だった。

ダンコウバイの木がへばりつくように生えている急峻な崖。これもフォッサマグナ、糸魚川ー静岡構造線の影響でできた地形なのだろうか?


2017/03/17

ミツバチの翅音


野川河畔に咲くカラシナやアブラナの花にミツバチの翅音が。東京にはやっとミツバチの春の到来。

2017/03/12

蜜源花を探して


シーリー博士の著書「野生ミツバチとの遊び方」には、”ハチ狩りは流蜜の始まりと終わりの間だけうまくいく。すなわち蜜は手に入るが、特別に多くない時である。” . . . と記されている。

昨年秋の体験では、八ヶ岳南麓で”流蜜の終わり”にミツバチが集まる主要蜜源・花粉源花の一つはコセンダングサであることを知った。では、この春ビーライニングが楽しめる ”流蜜の始まりの花”はなんだろうと、ここ数日野山を歩き回っているがまだ適当な花が見つかっていない。

この時期、標高500m前後の新府城近くまで下ると畑全体がホトケノザの花で覆われた風景(上写真)に出くわすが、残念ながらホトケノザはいま一つミツバチが好む花ではないようだ。「蜂からみた花の世界」(海游社刊、佐々木正巳著)でも”訪花する昆虫類は少なく、ミツバチもほとんど行っていない”と[Incidentary]に分類されている。

”春のビーライニング花”に出会うまでにはもうしばらく”地取り捜査”が必要そうだ。

山菜の季節

標高600m前後の地に野萱草(ノカンゾウ)の新芽が顔を出してきた。酢味噌和えで食べると美味しい。
蕗の薹とともに八ヶ岳南麓に春の到来を告げる野の恵み。