2009/07/31

アイスクリームとミツバチ


ミツバチ関係のWEBを検索していて目に止まったHaagen-Dazsの Help The Honey Bee のホームページ。センスの良いトップページデザイン。ミツバチに交配されたイチゴやブルーベリーがしだいに成長してくるのも楽しい。スクリーンセーバーやデスクトップ壁紙の無料ダウンロードもある。

ちなみに、Haagen-Dazs社は、アイスクリーム売上金の一部を、CCD (蜂群崩壊症候群)で先駆的な研究活動をしているペンシルベニア州立大学、カリフォルニア大学デービス校などへ研究資金の提供しているそうだ。
清里清泉寮のソフトクリームも美味しいが、これからは、ハーゲンダッツのアイスクリームを食べることにしよう。

2009/07/30

白髪太郎


栗の枝を伐採していると巨大毛虫が降ってきた。体長約85mm、サファイア色の文様を散りばめた姿は、毛虫の女王様といった貫禄。
写真で見る通りの見事な白髪から、シラガミタロウとも呼ばれているらしい。

図鑑で調べると、ヤママユガの一種、クスサン(樟蚕)の幼虫。確かにこの蛾は、夏の夜頻繁に見かける。
大量発生すると栗の樹一本を丸裸にするらしいが、今日見たのは一匹だけだった。

(成虫写真は森林総合研究所のホームページから拝借)

忙しい一日


久々の晴れ間に . . .

ミヤマカラスアゲハは、フシグロセンノウの花から花へ飛び交い、

ミツバチは、セッセと花粉団子を巣箱に運び込み、

人間は、延び過ぎた栗の樹とコブシの枝の伐採で、

. . . それぞれが忙しい一日。

2009/07/29

曇り・雨・霧、(以下繰り返し) . . .

気象庁の梅雨明け宣言(7/14、速報値) を待っていたかのように始まった梅雨空。今日も一日中雲の中。蜂も、人も、花も鬱状態。そんな中でも、敷地内では多くの野草が花が開いている。 今日咲いている花は . . . フシグロセンノウ、ヤマホタルブクロ、タチフウロ、カワラナデシコ、ヒメシロネ、ツリフネソウ、シデシャジン、シモツケ、シモツケソウ、ヒヨドリバナ、オミナエシ、オトコエシ、キキョウ、キンミズヒキ、チダケサシ、オカトラノオ、ヤマトラノオ(ルリトラノオ?)、ユウスゲ、オオバキボウシ、コバギボウシ、ノコギリソウ、ウツボグサ、オオバジャノヒゲ、キリンソウ、ヤマハハコ、ヒメジョオン、ダイコンソウ、ツリガネニンジン、タカトウダイ、コウゾリナ、ノアザミ、メマツヨイグサ、ヤマウド、ヤマアジサイ、ヤマハギ、リョウブ . . . の36種類。 フシグロセンノウは、例年なら庭の緑の中に鮮やかな朱色のアクセントをつけてくれ、この時期一番のお気に入りの花。連日雨に打たれた濡れ紙のような花で、色も今一つ冴えない。 + + + + + 気象庁のデーターでは、7月に入ってからの大泉地区の総日照時間は76.3時間(平均=2.7時間/一日)。去年 (144.3時間、5.2時間)のほぼ半分しか太陽の光が射さなかったことになる。

2009/07/25

梅雨時は飢餓状態?


旅行中、Sスクリーンで行動を制限していた第一分家。スクリーンを外し、様子見にと置いた給餌器に我れ先にと群がり貪り飲む。

2日間、Sスクリーンで活動を制限されたせいでもないだろう。今の時期、この辺りでは蜜源花不足で慢性的な飢餓状態にあるのだろうか?

アット言う間に飲み干し、結局今日一日で4回のお替わりをした。
(給餌液/一回=水300 cc +砂糖300g)

勇猛果敢な本家蜂群


旅行から帰って見ると本家巣箱前の地面に6匹のスズメバチの死骸。ミツバチ達が熱殺したのだろう。
今日も、巣門には常時30〜40匹のハタラキが待機し、スズメバチの来襲に備えている。

最初に飛びかかるのは当然自滅覚悟のミツバチだ。(写真上)
期せずして数十匹が、一斉に襲いかかりスズメバチをがんじがらめにする。この蜂球体勢を20〜30分キープして一匹のスズメバチの熱殺が完了する。(写真下)
今日も目にしただけでも4個の熱殺蜂球が巣門付近にできた。

不思議なのは、スズメバチが頻繁に来襲するのは、戦意満々の本家巣箱。約7メートル離れた位置にある第1分家巣箱を狙うこと少ない。スズメバチが本家巣箱の場所を憶えたから?それとも本家蜂群の勢力が第一分家蜂群より弱いから?

2009/07/24

黒部〜立山旅行


残雪を背景にしたハイマツの真っ赤な花が印象に残った旅だった。

トレッキング中に出会った雷鳥。2〜3メートルに近づいても怖がる様子も見せない。3匹のヒナを連れていたが、カモの親子と違いそれぞれがテンデンバラバラに走り回る。ということで、家族全員の集合写真のチャンスはなし。

宿泊した立山高原ホテル。“スイスアルプス風の高原リゾートホテル” がセールスポイントらしい。お花畑に囲まれ、部屋の窓一杯に広がる立山連峰の景観。スイスアルプスのホテルでもこれに匹敵するホテルはそう多くはないはずだ。

ホテルの夕食メニューの売りは “新鮮な海の幸”。買い求めた旅のお土産もホタルイカの沖漬け。3000メートル近い山でなんで、と怪訝にも思えるが地図を見るとその理由が頷ける。山を下ればすぐそこは富山湾だった。

2009/07/23

旅行中の逃去防止策


昨日の午後も不穏な空気を見せた第2分家の蜂群。巣門に群れるだけでなく、中空を旋回飛行する蜂の数もかなりいた。
内検で王台の無いことを確認しているので、分蜂ではなく逃去の疑いが濃い。

ということで、今日からの二日間、旅行で留守にする間は巣門にS式スクリーンを取り付け、万一逃去が起きても女王蜂は巣箱から出られないようにした。

出発前の早朝6時過ぎ、既に、巣門前にはかなりの蜂が花粉団子を抱えて右往左往している。持ち帰った花粉団子が引っかかってスクリーンの隙間から中へ入れないのだ。

2日間だけの辛抱だから、と言い聞かせて予定どおり旅行に出発。

2009/07/22

TBHの製作


英国チャンドラー氏が推奨する上桟式巣箱 (TBH=Top Bar Hive)を製作。

ニホンミツバチ向けに修正した箇所:

1) 巣箱サイズ (写真①)
チャンドラー氏のマニュアルには、間口36インチ(=914mm)と48インチ(=1219mm)の二つのサイズの巣箱が紹介されている。今回製作したのは900mm。
一群の蜂数が、3万〜数万匹のセイヨウミツバチに比べ、数千〜2万匹位と言われるニホンミツバチ用巣箱では900mm か、それ以下で十分という気がする。
スタートは、トップバー5〜6本にし、蜂群の増勢に合わせて間仕切り板を移動し、トップバーを追加する。
内径寸法 = 900 x 300 x 300mm、板厚 = 20mm

2) 巣門サイズを25mmから15mmに (写真②)
小さいニホンミツバチには、セイヨウミツバチ程の大きさは必要ない。その上、オオスズメバチの襲撃を考えると、巣門は必要最小限の大きさで良い、との判断。
事前テストとして、丸太巣箱に15mmサイズ巣門を開け、巣内に餌を置いて蜂の出入りを観察してみたが、この大きさで支障ない様子だった。

同時に、巣穴を5個に。通常は両サイドの穴を丸棒栓で閉じ3個穴で使用し、蜂群が大きくなったり、夏場換気が必要な時には栓を抜いて五穴でも使用できるようにした。

巣門下に付けた止まり木は不要かもしれない。すぐに取外しできるように仮止めに。


3) トップバーを35mmから30mmに (写真③)
チャンドラー式では35mm幅のバーを密着させて使用。今回は、[30mm幅のバー + 5mm幅の隙間]に。隙間を置いた方がバーに沿って巣板を作ってくれるのでは、という期待からだが実際にやってみないと分からない。バーの幅、隙間の空間は今後の最重要研究課題。

巣板の密着強度が高まるのではとの期待から、トップバーの巣板誘導溝を2段彫込みにした。

4) 巣クズ掃除用の引出し式底板 (写真④)
チャンドラー式では巣箱底にネットを張り、巣クズが地面に落ちるようにしている。(冬期間は板で覆うようだが。) 興味ある方法だが、冬期間の寒さが厳しいこの地での環境を考え出来るだけ密封性を高めるため、固定底板と引出し式巣クズ掃除板の組み合わせに変更した。

2009/07/20

しまった!


”オープンカフェ” などとハシャいでいたが、夜、なにげなしに餌箱底をのぞくと、山積みの蜜蜂の死骸を発見!

貯蜜巣枠が原因であることは明白だ。ハチミツが腐ることは考えられない。巣板に生えたカビのせいだろうか?

あるベテラン養蜂家の蜂場を見学した時、貯蜜巣板を餌場で与えているのを見た。その経験から、ミツバチは、砂糖水より本物のハチミツを喜ぶだろうと思って貯蜜巣枠与えた。貯蜜巣枠を常温で保存したのが失敗だったのだろう。生半可な知識が招いた事故。

次のどれかの原因と推測しているが確定できない。

1) 巣板に生えたカビの毒素。
2) 巣板に漏れたハチミツが羽根に付着し、蜜蜂が飛べなくなってしまった。
3) 本家、第一分家の蜂間での喧嘩で犠牲になった。

+ + + + +

後悔と自己嫌悪感。二つの蜂群(そして、自分自身も)は、果たしてこのダメージから立ち直ることはできるのか?

(Photo: ムンクの絵画 "Ash"の一部分)

分蜂終結宣言


約3ヶ月間に渡って楽しんだが、今日の内検の結果「今年はもう分蜂無し」と断定した。

+ + + + +

今日は、蜂友K氏の手を借り巣箱の内検を実施。その結果に基づき今後の方針を以下のように決定:

本家
1) 貯蜜は思ったほど多くない。
2) 巣板の一部にスムシ侵入。
3) 王台なし。三次分蜂の可能性は薄い。
方針/チャンドラー式TBH巣箱に移し換える。TBH巣箱でのニホンミツバチ飼育の資料がないので一抹の不安は残るが挑戦してみたい。

第1分家:
1) 王台なし。孫分蜂の可能性は現時点ではない。
2) 貯蜜、蜂数とも豊富で最も活発な蜂群。
方針/来春に向けた最重要保護群として、“越冬”を主目的にした管理を行う。

第2分家:
1) 群は完全に消滅。奇跡は起きなかった。
2) 女王喪失が原因と推測されるが確証は得られず。女王喪失の理由が皆目見当もつかないのが悔しい。
方針/巣箱を消毒・滅菌し、当分この巣箱は使用しないことにする。

2009/07/19

今日の騒動 その(1) . . . オープンカフェ開店


次の蜜源になるリョウブの花はまだ開かない。その上ここしばらくのぐづついた空模様。ということで、食料集めで苦労しているのではと、今日は給餌をし様子を見ることにした。

餌は、このために保存しておいた貯蜜タップリの巣枠5枚の極上もの。それを空き巣箱に入れ、アリの侵入を防ぐため水を満たしたタライの中に浮き島にした特設餌場。

どの巣箱の蜂もご自由にどうぞ、というつもりで餌場の位置は各巣箱からある程度離した等距離にし、上蓋を外してオープンカフェスタイルにした。(写真上)

朝からポツリポツリと集まり始め、午前11時頃には大盛況に。夜暗くなるまで客足が途絶えることは無かった。(写真下)

+ + + + +

客の一部には招かれざる客も。午後の半日でスズメバチ50匹以上を捕殺したのはオープンカフェの派生的成果。

今日の騒動 その(2) . . . 分蜂?


午後1時半過ぎから第一分家が騒々い。見ると巣門はまさに分蜂直前の光景。巣箱前の中空を飛び交う蜂も多い。孫分蜂の始まり?(写真上)

ほどなく本家巣箱も同様の様子になってきた。こちらは第三次分蜂?(写真下)

結局どちらも今日の分蜂はなかったが、夕方5時過ぎまでこの光景が延々と続いた。

+ + + + +

“アブ一匹の価値もない”7月の分蜂が起きるのか?今年の秋に採蜜したい養蜂家にとってはアブ一匹の価値もないかもしれないが、群を増やしたい素人養蜂家にとっては、7月であろうが8月になろうが大歓迎なのだが。

今日の騒動 その(3) . . . テリトリー争い?


餌場は、本家、第一分家、餌場の3点が、辺の距離7メートルでほぼ正三角形を描く位置に設置した。(写真上)

餌場が混んでくるにつれ、周辺で組んず解れつの取っ組み合いの喧嘩が始まった。
餌場と巣箱の距離が近過ぎるため、どちらかの群が自分達のテリトリー圏と認識しているせい?

観察していると、餌場と巣箱間を行き来する蜂の数は、第一分家の蜂が圧倒的に多い。食料不足のレベル?そてとも第一分家が餌場を制圧した?

まもなく本家巣箱前でも数組の取っ組み合い。でも、第一分家前にはそのような姿は全く見られない。何故?

今日の騒動 その(4) . . . 盗蜂?


いつもは、数匹の蜂がたむろしているだけの第二分家の巣門の様子が今日は違う。活発に出入りする蜂や、巣箱周囲の外壁を偵察蜂風の飛び回っている。
どうも第二分家の蜂ではなく、他の蜂群からの盗蜂のように見える。

昨日までこのようなことは無かった。ということは、餌場を蜂蜜入り巣箱にしとことで、本家(and/or 第一分家)の蜂が盗蜂を学習した?(その第二分家の巣門前でも、1〜2組の取っ組み合いの喧嘩が見られた。)

今日の騒動 その(5) . . . 今日浮かんだ疑問のメモ


1) 本家、第一分家の巣門混雑は、分蜂熱?それとも、餌場を設置したこととなんらかの関係がある出来事?

2) 砂糖水給餌では経験したことのないほどの餌場の混雑は何故?
梅雨時は巣内では食料不足が起きているから?それとも、ハチミツ巣枠という高級食材のせい?

3) ミツバチのテリトリー争いは、巣周辺だけでなく、自然の花畑でも類似の喧嘩は起きている?
その時、どちらかの群が相手を“侵入者”と見なしての喧嘩か?それとも、テリトリー争いではなく、単なる蜜蜂個体間での餌の奪い合い?あるいは、自然界の花畑では蜜源がここまで密集していないため喧嘩は起きない?

4) 第一次分家からの蜂の行き来が多いのは、“餌場の乱” で第一次分家が勝利したため?(勝ち組(=第一分蜂群)が敗者群の蜂を侵入者とみなして攻撃する?)

5) 本家前での喧嘩が、何故、第一分家前では起きない?(これも、上記の“餌場の乱” の勝敗と関連性があるのか?)

6) 何故、これまでにはなかった第二分家への盗蜂が“今日突然” 始まったのだろう?

. . . 次々と疑問がつのるばかり。ハチのことは?だらけ。

2009/07/18

スズメバチとアシナガバチの巣


テラス天井に蜂の巣二つ。

トックリバチと思っていた巣は、キイロスズメバチの巣だった。徐々に増築され、スズメバチの巣の形が現れて来た。(写真上)

今、取るべきか取らざるべきか迷うところ。巣の成長過程を観察したい気もするが、大きな巣に育ってからでは除去する時、刺される危険性は高くなるだろう。

どちらにせよ、ミツバチの天敵を直ぐ近くでそのまま生かしておくわけにもいくまい。

直ぐ近くにアシナガバチの巣も。(写真下)

2009/07/17

初めて見たイノシシ


夜7時半頃、買物帰りにイノシシを見た。山荘から300メートルほど下ったところ。道路を横切るキツネや鹿の親子をよく見かける場所だが、イノシシの姿は初めてだ。道路上脇の草を食べている様子で、車が近づいても逃げようともしない。

身丈1.5m位、毛が雨に濡れているせいもあるが、痩せて哀れな姿に見える。カメラを持参していなかったのが残念。そういえば、庭のハギの花も数日前から咲き出した。

+ + + + +
昨日、一昨日の暑さが一転し、今日はポロシャツでは肌寒く感じる一日。夜10時の外気温16度。

2009/07/16

キキョウが2輪開花


二株しかないキキョウを増やそうとここ数年、種を採って苗床や花畑に直播きしてみているが一向に増える気配はない。球根を分けるしか方法はないだろうか。

第2分家の様子


崩壊寸前の第二分家の蜂群。蜂数は増えもせず、減りもせずで推移。
昼間巣門にたむろす姿にも勤労意欲が見えて来ない。

2009/07/15

シモツケソウ開花


花の形、ピンクの色合いともに“淡く”て上品な花。シモツケにそっくりなので区別するためクサシモツケとも呼ぶらしい。
庭に数株あるのでこれから次々と咲いてくれるだろう。

ヤマハギ開花


ヤマハギが開花。赤花の方。白花が咲くのはもっとずっと先で去年は9月13日だった。

オオバギボウシ


5月末に降った激しいヒョウで葉が穴だらけになったギボウシとオオバギボウシ。花が綺麗に咲くか心配していたがその影響はなかったようだ。

まずはオオバギボウシの数株が開花。コバギボウシの開花まではまだしばらくかかりそう。

2009/07/14

ミツバチ無届け飼育で書類送検

. . . 5/3投稿の続き。

2ヶ月ほど前、大阪府知事室宛に送った質問状への回答が今日やっと届いた。




送付した質問状 (要旨):
1) 条例に、“みつばちによる危害防止 ”という根拠法にない目的を追加した理由は?

2) ミツバチの人的危害の根拠データーは?

3) この府条例に基づく検挙・書類送検の実績は?
大阪府からの回答 (抜粋):
. . . みつばちによる危害が発生する可能性があるため、条例によって一定の規制を行っているところです。

. . .  ミツバチによる人的危害については、昨年度の苦情件数は2件でした。

. . . 同条例を適用しての検挙、送検の実績数について把握しているのは先日報道の1件です。
. . . とある。やはり疑心暗鬼が生んだ条例だったようだ。

蛇足:
疑心暗鬼/疑いの心があると、なんでもないことでも怖いと思ったり疑わしく感じること。(画像は全球華文網路教育中心のホームページから借用)

開花情報_09/07/14


数日留守にした間に、フシグロセンノウ、ヤマホタルブクロ、カワラナデシコ、フデシャジンが開花。

一時数が減ってきていたヤマホタルブクロ。去年から花畑の数箇所に株を集めて保護してきたが、その成果がすこしづつ現れてきているようだ。

クガイソウとオカトラノオは今が満開。蒸し暑い東京がウソのような気候。朝10時の気温18度。

2009/07/11

飯田のミョウガ


今年初めてのミョウガの収穫。早速、昼食にソーメンの薬味として味わった。

随分以前の話になる。
当時、東京の若手ビジネスマンと、飯田市役所や商工会議所青年部のメンバーとの交流活動で長野県の飯田市へ頻繁に出向いていた。その頃、飯田から持ち帰って東京の庭に植えたミョウガが、数は少ないが毎年芽を出す。

当時の市長、松澤氏が他界されたと知ってからもう数年が経つ。世界人形劇カーニバルを開いたり、市立美術博物館や日夏記念館、柳田国男館を開設したりと、“文化の薫りする街飯田”を目指して尽力された市長さんだった。

松澤市長が、若い頃に土光敏夫氏の薫陶を受け、また、寺田寅彦との親交も深かったということは亡くなられた後で知った。

ミョウガの香り中に、当時の色々な想い出が次々と蘇ってくる。

2009/07/10

ロータリアンとミツバチ


今日はY市のロータリークラブに招かれミツバチの話。与えられた演題は「ミツバチの不思議」。聴衆はY市在住のロータリアン80名。

インテリジェンスの高いロータリアンには、と講演原稿は最新の海外ミツバチ研究の情報も盛り込んだかなりハイブローな内容のものを準備した。

ところが昨夜の夢の中でお告げがあった。「皆さんはそんなにこむずしい話は期待してはいないよ」。
そこで今朝は早起きして、会場に向かう直前にスピーチ内容を大幅に変更。プレゼン資料も以前小学生向けに使おうと準備していたものに急遽差し替えることにした。

そして、講演後の質疑応答は . . . . .

“植木鉢の横にハチが巣を造っているけどどうしたら良いでしょう?” 
(解答:取り除いた方が安心でしょう。)

“高いヒサシに作られている巣はどうしましょう?”
(解答:大工センターでスズメバチジェット殺虫剤を買ってやつけましょう。)

“スズメバチ退治を市役所に頼むと2〜3万円もかかるのですが?”
(解答:刺されるより、お金を払う方をお薦めしますよ。)

. . . 夢の啓示は正しかった。

2009/07/08

第二分家はかなり重症


午後のわずかな晴れ間を見計らって第一、第二分家の内検を実施。第二分家の状態はかなり厳しいことが分かった。
+ + + + +
1) 蜂数が極端に少ない。群を維持するには限界レベルまで減っている。
2) 巣板にはかなりの貯蜜があるがこれは先週の砂糖水給餌からのものだろう。
3) 養育圏、花粉圏、貯蜜圏の巣板の配置が雑然としており“統率された群”の雰囲気が見られない。
4) 花粉団子の貯蔵がほとんど無い。
5) 巣房内の卵、幼虫に新鮮さがなく生存しているかどうかも疑わしい。
+ + + + +
女王蜂らしい蜂の姿を見かけたが、100%女王蜂と確定するまでには至らなかった。スムシなどの外敵侵入の形跡は見られない。

巣箱重量計測_2009/07/08


巣板重量の変化は、差箱内の蜂群の状態を推測するインディケーターとして利用できるはず。そのためのデーター取りを今日から開始した。

+ + + + +

今日の計測結果:
本家=18.8 kg、第一分家=18.5 kg、第二分家=10.7 kg。

空巣箱自体の重量はおおよそ9キロなので、実質的な巣重量(=巣板+蜂+貯蜜)は:
本家=9.8 kg、第一分家=9.5 kg、第二分家=1.7 kg

ということになる。

+ + + + +

本来なら、まず空巣箱で計測し、その後、蜂を入れた直後から計測を始めるべきだったろう。数値はやや大雑把になるが、巣板重量の経時的変化を比較するだけでもそれなりの情報は入手できると思う。

特に、冬期間の「巣箱重量(≒貯蜜量)」と、「蜂群の逃去(or 消滅)」との間に何らかの因果関係が見つかれば面白いのだが。

開花情報_09/07/08


昨夜気付いた開花ユウスゲ(=キスゲ)の最初の一輪。今朝、写真を撮ろうと思っていたが、朝寝坊をして起きた時にはもう萎んでしまっていた。美人薄命。

郭公の声古びゆく黄菅かな(杉山岳陽)

2009/07/07

開花情報_09/07/07













クガイソウとノハナショウブが開花。

今日の巣箱_090707


梅雨シーズン束の間の薄日日和。ここ数日の本家と第二分家の幼虫死骸は今日は発生しなかった。ということで、こちらも束の間の安堵。

ただ、第二分家にはまだ根本的な問題が残っている。群の峰数が増える気配が一向に見えてこない。他の2群に比べ峰数は圧倒的に少ない。

巣門に幼虫の死骸から、女王蜂の存在とある程度産卵は確認できる。ただ、問題はその産卵が活発でないということ。砂糖水給餌も効果はなかった。

書籍やWEBで調べてもこのような事態への対応策はあまり見つからない。
子授け神社のお札を巣箱に貼り付けることぐらいしか、いまのところ名案が浮かんでこない。

Y氏の大根


隣家Y氏から朝採り大根のおすそ分けをいただいた。野性的な面構えの、実の締まった美味しそうな大根。

これで、明晩の主菜はブリ大根に決定。残りの半分は久しぶりに甘酢漬けを作ろう。

2009/07/03

ラベンダーの無料サービス


今朝、東京への帰路に立ち寄った中央道双葉サービスエリア。施設内にあるハーブ園はこれまでも何度か休息で利用したことがある。

今日はそのハーブ園で、ラベンダーの穂刈りが開かれていた。
“一握り”の制限つきとはいえ無料は魅力的。せっかくのチャンスと、我家用にも “一握り” のラベンダを頂戴した。

恒例の催しなんだろう。花鋏や梱包用の新聞紙持参の常連風の人もかなり見かけられる。

2009/07/02

開花情報 09/07/02


春と夏の端境期で寂しかった庭に少しずつ夏の花が開き始めた。

いま一番目立っているのはシモツケと、庭のあちこちに散らばって咲くヤマオダマキ。

これから次々と開きそうなのがオカトラノオ、ウツボグサ、アカショウマ。
オカトラノオは結構株数が多いので次の庭の主役になりそう。
(他の花の写真を見る)

2009/07/01

一難さってまた一難


本家巣門前に無数の幼虫死骸。2年前にも同じ光景を見た記憶がある。

巣板へのスムシの侵入?それとも、なにか他の理由?
なにはともあれ明日緊急に内検の要あり。