今年初めてのミョウガの収穫。早速、昼食にソーメンの薬味として味わった。
随分以前の話になる。
当時、東京の若手ビジネスマンと、飯田市役所や商工会議所青年部のメンバーとの交流活動で長野県の飯田市へ頻繁に出向いていた。その頃、飯田から持ち帰って東京の庭に植えたミョウガが、数は少ないが毎年芽を出す。
当時の市長、松澤氏が他界されたと知ってからもう数年が経つ。世界人形劇カーニバルを開いたり、市立美術博物館や日夏記念館、柳田国男館を開設したりと、“文化の薫りする街飯田”を目指して尽力された市長さんだった。
松澤市長が、若い頃に土光敏夫氏の薫陶を受け、また、寺田寅彦との親交も深かったということは亡くなられた後で知った。
ミョウガの香り中に、当時の色々な想い出が次々と蘇ってくる。