2012/09/29

ヤナギタケ

正式名称はヌメリスギタケモドキ。
もっぱらヤナギの木に生えるので「ヤナギタケ」の呼び名の方がなんとなくシックリくる。沢沿いのバッコヤナギやドロヤナギの幹の枯れた部分に2〜3個づつまとまって生えるが、倒木や立枯れの柳の木には群生する。

ヤナギタケが豊作だったのは確か2009年の秋。去年、一昨年と2年間続きの不作だったが、今年は当たり年のようだ。ここ数日、乾いた天気が続いているせいで傘のヌメリは少ない。

山葡萄ジャム


すぐ近くの林でヤマブドウの収穫。2kgほど(枝付き重量)採取したので120cc瓶で5〜6本のジャムが作れるはずだ。

昨年の八ヶ岳カンティフェアで、八ヶ岳南麓の山菜・キノコ狩りの第一人者NG氏からヤマブドウジャムの造り方を詳しく教わった。
そして、ノルマンディー在住の友人、柳絮氏からは当地での自家製ワイン造りの教示もあった。

名人流ジャム造りとフランス流ワイン造り。どちらもおおいに興味をそそられるが、自分でやろうとすると今ひとつ自信が持てない。ということで、今年も昨年同様の素人流でのジャム造りだけになりそうだ。

独特の酸味を持つヤマブドウジャムは、山荘での朝食を野趣豊かにしてくれる貴重な食材。

2012/09/25

縞枯山ハイク

八ヶ岳自然クラブ主催の縞枯山ハイキング。参加者30名。

麦草峠〜茶臼山〜縞枯山〜雨池峠〜横岳ピラタス山頂〜出逢いの辻〜麦草峠の標準4.5時間のコースを6時間かけてゆっくりとしたハイク。

にもかかわらず後半の下り坂で太腿部筋肉の引きつけを起こし「芍薬甘草湯68」のお世話になるはめに。ここ数カ月の怠惰な生活態度をおおいに反省させられた。

ほぼ等高線に沿った立枯れ帯が上へ上へと移動するという縞枯れ現象。理由はいまだに明確ではないらしいがその不思議な景観は一見の価値がある。

そして、眼下には秋の陽光に映える富士見高原の黄金色の田圃。秋一色の景観。

2012/09/24

ハタケシメジ


数日前の気温の急激な低下がトリガーになったのか、雑木林の中にキノコがニョキニョキと顔を出してきた。

今山荘付近で最盛期の茸はハタケシメジ。半時間も歩けばかなりの量が採取できる。

ということで、昼食はハタケシメジ入りのトマトスパゲティー、夜はハタケシメジ中心のキノコ鍋と、今日はハタケシメジづくしの食卓。

ちなみにスパゲティーのトマトは、先日のY夫人からの差し入れを保存していたもの。料理用トマトはいつもパノラマ市場で見てはいたがこれまで買ったことはなかった。これから時々利用するのも良さそうだ。

2012/09/23

時騒ぎ or 逃去?


東花畑、中花畑、観察巣箱群ともに活発。どの巣箱も冬支度に忙しそうで、南西の方角を目指して早朝から飛び立っていく。

毎日午後一時頃に始まる時騒ぎ。春先だったら分蜂か逃去の予兆と思えるほどの巣門の賑わいだ。

持ち帰る花粉団子は濃いオレンジ色と白色の二種類。濃いオレンジ色はヤクシソウの花からではと思う。庭のヤクシソウで花粉を集めていたミツバチがそっくりの色の花粉団子を抱えていた。白色はなんの花か見当もつかない。

2012/09/20

オオスズメバチ

今年は姿を見せないので気になっていたオオスズメバチが今朝やっと(?)庭に飛来して来た。

巣門前でミツバチを狙っている様子なので即ネット捕獲。春に仕込んだスズメバチ酒の瓶の中で、仲間と一緒に眠ってもらうことにした。

精悍で端正な顔つき。シェイプアップされた体躯。
あの風の中のマリアの縁戚の娘に違いない。

2012/09/18

オープンアトリエ余話

3日間に渡って八ヶ岳南麓で開かれたオープンアトリエの催し。訪問した木工工房の一つで目にした古材の山。その中から、横浜の船大工が使用していたという年代物の道具箱と、サントリー白州蒸留所で使用されていたウィスキー樽材で作った看板の2点を譲ってもらった。

道具箱は、汚れを落とし、真鍮ワイヤブラシで木目を浮き出させたら味わいのある古材木箱になった。
大工道具の代わりに野菜の保管箱として利用することにしたが使い勝手もなかなか良い。


ウィスキー樽材看板は、古いペンキ跡を削ぎ落とし、水洗いしたら大分きれいになった。まだ利用方法の構想は固まっていないが、黒色の鉄脚を付けてベランダで使用するサイドテーブルはどうだろうか、などと思案中。

2012/09/15

オープンアトリエ

八ヶ岳周辺には芸術家や工芸家のアトリエが数多くある。これだけ多くのアートやクラフト活動の拠点があるのは日本でも稀有な地域のはず。「八ヶ岳南麓で石を投げるとアーティストに当たる」と言われる由縁だ。

普段は近寄り難いそれらの工房を自由にのぞきこみ、時には作品への思いを創作者から直接聞けるチャンスを、というのがオープンアトリエの趣旨。9回目になる今年は31軒の工房が参加して今日から3日間に渡って開かれている。

初日の今日は、「木」と「鉄」の工房に絞って訪ね歩いた。該当する10箇所全てを訪ねるつもりだったが、今日訪問できたのは4つだけ。見るものすべてが興味深く、モノ作りに打ち込む人の話は実に楽しく、ついそれぞれの工房で長居してしまった。

そして今日のメインイベントは加藤鍛錬所での鍛造実習。ふいごでおこされた火で鉄棒を熱っし、真っ赤になった鉄棒をハンマーで打って形を作っていく。

製品は鉄製フックとごくシンプルなものだが、以前から憧れていた“村の鍛冶屋”体験。それも、高名な刀鍛冶師、加藤清志氏から直接手取り足取りの指導を受けながらというのだからめったにできない貴重な体験だった。

2012/09/14

パスタへの挑戦

昨日の昼食はトラットリア・タダリコでのパスタ。久しぶりに美味しいパスタを食べ、自分もパスタ作りに挑戦してみようと思い立ったところへ、今朝は近所のY夫人から自家栽培の朝採りトマトをいただいた。

「料理用トマトだから、皮を向いて瓶詰めにしておくといいですよ」とのこと。早速、初めてのトマト瓶詰めに挑戦。そしてこれも今回初めて知った「トマトの湯むき」の技。確かに面白いようにトマトの皮がむける。

これで必要な食材は揃った。パスタポットを転用したトマト瓶詰めの姿も楽しい。後は調理だけ。そしてこれが一番の難題ではある。

2012/09/13

蜜源植物_ヒマワリ


清里キープ協会のヒマワリ畑。今ごろ咲き始めた奥手のもあるが(上左)、大半は既に種を結び中心部にわずかに花を残すだけになった(上右)。そんな残り花を目指して今日もかなりの数のミツバチが集まっている。

時折セイヨウミツバチらしいのもいるが、多くはニホンミツバチのようだ。ここは山荘から直線距離で4.5キロも離れているので、我家からのミツバチではないだろう。全身花粉まみれになりながら冬支度に余念がない様子。

2012/09/11

スズメバチの季節

数日前からミツバチ巣箱を訪れるスズメバチの数がぐっと増えた。巣門を出入りするミツバチを狙うキイロスズメバチと、一斉に羽根を震わせてそれを追い払おうとするミツバチチームの攻防がほぼ終日続いている。

幸い今年はオオスズメバチの姿はまだ見ない。一番の厄介者だが、一匹も来ないとなるとそれはそれでまた気にかかる。

2012/09/10

蜜源植物:アキノキリンソウ

樹の花はほぼ終わり、蜜源花は樹木から野草へ移った。

今日、庭の野草畑でミツバチが訪花していたのはアキノキリンソウ。間もなく開花するヤクシソウとナギナタコウジュを加えた三種の野草が我家のミツバチ達にとって秋の主要蜜源花。

2012/09/09

秋刀魚は目黒にかぎる


決して古典落語の世界だけのことではないらしい。この時期東京で一番美味しいサンマが食べられるのは「目黒のさんま祭り」と聞いた。
  • 岩手県の宮古沖を南下中の一番油がのっているサンマを捕獲し...
  • 刺身にもできる最高の鮮度を保つため特急便で運び込み...
  • 能登半島珠洲で作られた珪藻土七輪で...
  • 和歌山みなべ産の備長炭を焚き...
  • アツアツに焼けたところへ徳島県神山町の芳醇すだちを振りかけ...
  • 栃木県那須塩原の大根おろしを添えて食す
.....と、その説の裏付けも明快だ。その上無料とくれば美味しくないはずはなかろう。

ということで出向いた目黒のさんま祭。午前11時、JR目黒駅着。目黒通りは人と煙と匂いが充満し既に宴はたけなわ。
「今から並んでも、もうサンマにありつけませんよ〜」のボランティア整理員の叫び声に、東京の生活の厳しさを実感。今サンマを手にしている人は、朝8時から並んだらしい。

ドラム缶を改造した豪快なコンロを使用していた岩手県宮古市からの熟練サンマ焼師の姿も。
ついに手にしたサンマをシミジミと見つめている若いお嬢さん。炎天下での行列3時間の成果に満足気。

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サンマを味わうのは諦め、今日のもう一つの目標だった「炎を出さないサンマの焼き方」を教わろうと、実演中の人に訊ねて歩いた。

対応策は . . .
  • 焼き網を傾けるてサンマの油を七輪の外へ落ちるようにする。
  • 炭火を切り刻んだキャベツで覆って炎を押さえる。
  • 燃え上がったら一時的に金網を持ち上げてサンマを炎から遠ざける。
... と色々な流儀があるようだが、今日の現場で一番ポピュラーだったのは、炎が燃え出したら霧吹きやペットボトルの水を炭にかけて消す、という方法。

ただ、少々気掛かりなのは今日使われていたコンロは、珪藻土レンガかドラム缶だったこと。湿気に弱い珪藻土“切出し七輪“では、水を吹き付けることはまずいかも知れない。霧吹き方法を実践するのは、一度メーカーに問い合わせてからにしよう。

2012/09/08

アキアカネ

オミナエシで羽根を休めるアキアカネ(秋茜)。

オミナエシはほぼ散ってしまい、ホタルブクロの膨らんだ花も残りわずかになった。残暑はまだ厳しいが、自然界はすっかり秋。

2012/09/06

蜜蝋の作り方


春から夏の間に集めておいた巣板や巣クズを使って、今日はキャンドル用の蜜蝋作り。

巣板にカビが生え出したりしないもっと早い時期に終えたい仕事なのだが、巣板を煮るとかなりの異臭を隣近所に撒き散らす。だから、付近の別荘から避暑客の姿が消えるこの時期まで作業を待つことになる。

以下がその作業手順:  
大量に巣板がでるプロの養蜂家は別にして、数群飼育の趣味の養蜂家にとってはこの方法が一番手軽なのでは、と言うのが現時点での私の結論。(もっと簡便な方法があればご教示お願いします。)

① 巣板を大鍋で煮沸し蝋と雑物を分離する。② 分離された雑物をストレーナーですくい取る。

③ おおよその雑物を除去したら、④ 溶液表面に水道水を吹きかけ、液上部に浮いている蝋を冷却凝固させ下部の汚水を捨てる。

⑤ 固まった蝋を砕いて、新しい水で再び煮沸→雑物除去する。⑥溶液がきれいになったら(=きれいのレベルは本人の感覚)火を止めて冷ます。

. . . で、上写真のような蜜蝋板ので出来上がり。

蛇足 & 老婆心:
  • 家の中で作業すると異臭に家族から非難の声があがる。単身者以外は不可。
  • カセットガスバーナーは分離型が無難。一体型に大鍋をセットするとボンベが暴発する恐れがある。
  • 使用する用具はできる限り少点数に。蝋がこびりついて後の掃除で苦労する。
  • 台所の調理道具を借用しない。理由は同上。
  • 昆虫ネットを身近に置くことをお薦め。匂いにつられスズメバチがやってくる。(作業場所によるが。)
  • 蜜蝋の使用目的によっては晒布袋などで高純度再精製が必要かも。
  • 保存中、蜜蝋板にカビが生えてくることがあるので要注意。
  • 長期間保存すると黄色が徐々に白色に変色してくる。(早く黄色を抜きたかったら水に浸しておく。)
我家の作業道具一式:
①大鍋(40cm径)、②分離型ガスバーナー(ユニフレーム US-D)、
③ストレーナー(深型)、④ゴムベラと撹拌用棒切れ、
⑤昆虫ネット(スズメバチ捕獲用)

2012/09/04

Obama's Honey Beer


“ハウスメイドのビールはかなりいけるよ” ... 選挙キャンペーンでアイオワに向かうトレーラーの中で、オバマ大統領が同行する記者にフト漏らした言葉。8月15日の出来事だったらしい。
そのオバマの一言が、ネット上に“ホワイトハウスの自家製ビール”の話題を沸き立たせ、Obama Beerのレシピ公開を求める一万人以上の署名がホワイトハウスに送られてくる騒ぎにまでなった。

そして、“ホワイトハウスがついに極秘レシピを公開” の重大(?)ニュースが米国だけでなく世界中のマスコミを駆け巡ったのが9月1日。日本でもいくつかの新聞やTVがそのニュースを報じた。


明らかにされたオバマビールの美味しさの秘密はハチミツにあった。だからブランドも "White House Honey Ale"と"White House Honey Porter"。そこで使用したハチミツはミシェル夫人がホワイトハウスの庭で飼っているミツバチからのもの。

オバマ陣営の巧みななBuzz Marketing戦略の匂いが感じられなくもないが、主役がミツバチということで今回は気づかない振りをしよう。
詳しいレシピがホワイハウスのブログに掲載されたので、アメリカだけでなく、世界中の趣味の養蜂家の間で”Honey Beer"作りが流行りそうな予感がする。自分も日本蜜蜂のハチミツで挑戦してみたい気がしてきた。

2012/09/02

ママコノシリヌグイ

いまの季節、八ケ岳南麓の道路沿いの茂みでよく見かける、ピンクのこんぺい糖を思わせる可憐で可哀想な花

小さな女の子が、そのかわいらしい花に魅せられつい手を伸ばし、その手を棘に刺されて泣きだす。
だとしても、“継子の尻拭い”まで連想するのはあまりに酷すぎる。


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やはり今の時期に咲く花でそっくりなのがアキノウナギツカミ。葉っぱの形状で見分けがつく。

本当に鰻を掴むこともできそうなほど茎一杯に硬い棘が密生している。そして、生えている場所も鰻が住んでいそうな水辺の近く。
だからこちらのネーミングは納得できる。

春から初夏に花が咲くただの「ウナギツカミ」という野草もあるらしいが自分ではまだ確認していない。