2017/06/28

フラワートレイル - Day 8th -

自然保護公園 ゴルナーシュルヒト(Gornerschlucht)の峡谷めぐり。


流れの激しい雪解け水で削られた深いV字谷は、川底付近でなく渓谷の上部に造られた木道から峡谷をのぞき込みながら歩く。やや高度恐怖症気味な自分には快適な散策路とは言えないが、一見の価値はあった。

2017/06/27

フラワートレイル - Day 7th -


園芸種は街中のそこかしこで見られるが、本種の野生株を見ることは難しくなったというエーデルワイス(Leontopodium alpinum) 、今日はその野生のエーデルワイスに”会えるかも知れない”というコースを選んでのトレッキングだった。
季節のタイミングが良かったのか思いのほか多くの株数に出会えてラッキーだった。写真では大きく見えるが背丈は5〜7cm。小ぶりなのは標高2570mの高地に生えているせいだろう。

エーデルワイスにならんで今日のコースでの収穫は数多くのカルトジアンピンクに出会えたこと。

数年前のスイス旅行で偶然種子を手に入れ、今でも八ヶ岳で育っているカルトジアンピンクはなんとなく気になり、これまでのコースでも注意して探していた。が、見つかるのはほんの時たまでそれも一本だけがひっそりと生えている風で気になっていた。それが今日のコースでは頻繁に出会え、数十本の株が群生している場所もなん箇所かあった。ただ、ミツバチの姿は見つからなかった。

2017/06/26

フラワートレイル - Day 6th - (2/2)


絶好の遠出日和だが、今日は休息日と決めてチェルマットの郊外でのんびり体力温存に努めることにした。標高1867mのフーリ(Furi)までリフトで上り、そこからチェルマットへ向かってただひたすら坂道を下って行く、ガレ場も残雪もありえない牧草地の散歩道。

道草に咲く花も、昨日のような気位の高い”純”高山植物ではなく、なんとなく馴染みのある顔をしている高原の草花。
立ち止まって足元の野草の名前を調べたり . . .


築400〜500年だという農家の倉庫の外階段の無骨さに感動したり . . .

穀物倉庫の”ネズミ返し”のデザインに感心したり . . .







途中、ツム・ゼー(Zum See)の集落の古民家レストランでパスタとグラスワインで早めの昼食をとったりと . . .

案内板には45分と描かれている散歩道を4時間かけてのんびりゆっくりの散歩だった。

フラワートレイル - Day 6th - (1/2)

滞在中のシャレーの窓から見える朝焼けのマッターホルン(午前5時50分 現地時間)。

そして、夜が明けて日が昇るとこんな感じに(午前8時50分  "   "   )。
今日も暑い一日になりそうだ。

2017/06/25

フラワートレイル - Day 5th -


ゴルナーグラート(Gotnrthtat 3090m)からリッフェルアルプ(Riffelalp )へ。マッターホルンの景観と高山植物を存分に楽しめたトレッキングコースだった。

朝、窓を開けるとマッターホルンは厚い雲の中。”今日はダメだろう”と半ば以上の諦めで始まった今日のトレッキング。

ゴルナーグラート氷河を眺めながら歩く頃には雹に降られ、雨ガッパやダウンジャケットなど、持っている防寒着を全て着込んでのハイキング。

その天気も”逆さマッターホルン”で有名なリッフェル湖を通過する頃には一転青空に変わり、マッターホルンがその全容を見せてくれるという想定外のラッキーさ。(最上写真)

その上、標高2700m地点のコケマンテマのピンクのお花畑の中にミツバチの姿も発見!スイスの最高所で見かけたミツバチだ。「マッターホルン+コケマンテマ+ミツバチ」の三点セットの写真を撮ろうとかなり頑張ったがシャッターチャンスがなく、結局は合成写真でその時の様子を記録することにした。

2017/06/24

フラワートレイル - Day 4th -


シャモニーでの3日間のウォーミングアップを終え、スイス チェルマット(Zermatt)へ移動。滞在するのは町の高台にあるシャレー(貸し別荘)。別荘の女主人の出迎えをうけ部屋に入ると窓からマッターホルンが眼前に迫ってくる。
今夜から日本から持ち込んだ米、醤油、レトルト食品、鍋の出番。いよいよ本格的な自炊生活が始まる。

2017/06/23

フラワートレイル - Day 3rd -


今日のトレッキングはガレの多い道。ところどころにはまだ雪が残り、山上湖ラック・ブラン(Lac Blanc)もまだ半分が氷に覆われていた。

そんな中でも、雪が溶けた後の岩の割れ目のあちこちで咲いている花の姿は、昨日の草原のハイキングで出会ったお花畑で咲き乱れていら花以上に”高山植物”らしさを感じる。

2017/06/22

フラワートレイル - Day 2nd -


バス→ロープウェイ→リフトと乗り継いで”バルムのコル”(2191m)へ。そこからル・トユールへ向けてもっぱら下り坂のトレッキング。


足元の草原は例年より早く開花したという夏の花で埋め尽くされ、念願だった満開のアルペンローゼの群落もそこかしこで出会った。

以前訪れた時にはこの高度の地では一匹のミツバチも見かけなかったので”標高が高過ぎるとミツバチは生息できないのだろう”と勝手に解釈したが、今回は標高1900〜2000mの地帯に咲いているアルペンローゼやフウロソウ(の仲間)の群落にビーライニングができるほど多くのミツバチが群れているのを目にした。
そう言えば映画「ミツバチの大地」のポスター写真にもアルペンローゼの花畑だった。

2017/06/21

フラワートレイル - Day 1st -


ジュネーブ(Genève)で一泊し、バスでシャモニー・モン・ブラン(Chamonix Mont-Blanc)へ。今回の花紀行はスイスアルプスが中心だが、その前哨戦としてシャモニーで三泊四日し、モンブラン山麓を歩いてからスイスへ入る。

シャモニーに到着後、ホテルのチェックイン時間までの間にロープウェイでエギーユ・デュ・ミディ(Alguille du Midi)展望台へ。モンブラン山頂を最も近くに見ることができるという観光名所だが、標高3842mは我が生涯で最も高い地点になる。(右写真は観光パンフから)

そして、(ここはフランスだが)スイス旅行で毎回感じるのが観光インフラの構想の壮大さ。標高差2800mを一気に駆け上るロープウェイが完成したのは1955年だそうだが、シャモニー針峰群の尖った岩場の先端にこんな展望台を建設しようと本気で考えたことがすごい。黒部のトロッコ電車にも感心したが、”観光”にかけるこの国の人々の執念はそれ以上だ。

欧州全域が記録的な熱波に見舞われているとあって、下界に下りるとうだるような暑さ。標高1037mに位置するシャモニーの街角の温度計は33度を表示していた。

2017/05/22

ニセアカシアが満開


今、釜無川の河川敷でニセアカシアが満開。車の アドを開け放して川沿いを走ると車内に甘ったるい芳香が充満してくる。

まだ自分では食したことはないが、ニセアカシアの花は天ぷらにすると美味しいそうだ。

2017/05/20

再びノスリ


フクロウの雛の巣立ちを観察していると、近くからごく最近聞き覚えた猛禽類の鳴き声。先週、別の場所に設置しているフクロウ巣箱の近くで聞いたノスリの声だ。
鳴き声の方向へ行ってみると、カラマツの梢からじっと様子をうかがっているノスリの成鳥がいた。

こちらがさらに歩みを進めると . . .

それ以上近づくな、と甲高い鳴き声で警告を発し . . .

時折舞い上がって頭上を旋回飛行し . . .
時には急降下して、こちらに向かって突撃してくる風を示して威嚇する。








すぐ近くにノスリの巣があり、そこではいま雛を育てている最中なのだろう。ノスリも森や草原のネズミを餌にしているのでフクロウの生活圏とオーバーラップするのはやむを得ないだろう。でも、フクロウとノスリがテリトリー争いをしたり、一方が相手方を襲うというようなことはないのだろうかと心配になる。

2017/05/14

夏のビーライニング花_シロツメクサ


四つ葉のクローバーを探したいという孫娘の相手をして、近くの大学構内でシロツメクサの小さな花畑を散策していると、かなりの数のミツバチが飛び交っているのに気づいた。
シロツメクサにこれだけの数のミツバチを集める力があるなら、春=菜の花、夏=シロツメクサ(or アカツメクサ)、秋=コセンダングサと、ほぼ年間を通してビーライニングを楽しむことができそうだ。

ちなみにアカツメクサを”国の花”にしているのは世界中でデンマーク国だけ。ロイヤルコペンハーゲンの最高級陶器、フローラダニカ(Flora Danaica)シリーズのモチーフとしても数多く取り上げられている。(右写真はワインクーラー)

かって酪農王国だったデンマークにとって、荒れ地でも生育し、年に数回も刈り取りができる牧草としての価値や、北欧の痩せ地を根粒菌の働きで窒素肥料を合成し豊かな土に変えてくれる力などへの愛慕の気持ちが”国花”の背景にありそうな気がする。

寒冷な気候、火山岩や堆積岩の痩せた土、牧畜の盛んな土地柄など、八ヶ岳南麓にはデンマークと類似した点が多い。これまであまり意識して見たことはなかったが、八ヶ岳高原にもアカツメクサやシロツメクサの群落は多いはずだ。今日見かけたのは全てセイヨウミツバチだったが、八ヶ岳南麓のクローバー群生地でニホンミツバチの姿を探してみようと思う。

2017/05/11

蜜源植物_ウワミズザクラ


八ヶ岳南麓高原の標高1000〜1200mの地帯でウワミズザクラ(上溝桜)が咲き始めた。甘い芳香を放つ花に早速ニホンミツバチが集まっている。

周辺に数本あるウワミズザクラの中で、最も注目しているのが右写真の樹。他の樹に比べ開花はいつも少し遅い。今年もこの樹の満開はもう1週間〜10日先になりそうだ。

花蜜を集めに来た採餌蜂が、待ち箱のありかを仲間に伝えてくれるのか、あるいは新居探しの探索蜂も花蜜の香りを頼りに候補物件を探しているせいかは知らないが、毎年この樹の花が散り始める頃、根元に置いてある待ち箱にニホンミツバチの分蜂群が入居してくれる。

2017/05/10

フクロウの巣立ち


今、八ヶ岳南麓はフクロウの巣立ちシーズン。まだ十分に飛ぶ力がない巣立ったばかりの幼鳥は、枝から枝へ、あるいは一度枝から地上に下りて地面を歩いて次の木へ登って少しづつ巣箱から離れて八ヶ岳南麓の森へ散らばっていく。

近くの梢を見上げると、巣立ったばかりの幼鳥を心配そうに見守る母鳥の姿が見つかる。

幼鳥は、巣立ち後も2〜3か月間両親の番(ツガイ)と一緒に過ごし、餌を分け与えてもらったり、森の中での生活手段を教わりながら独り立ちの準備をする。

2017/05/09

ノスリ

林の中を歩いているとピーピーと警戒しているような鳴き声がした。声の方向に近づいていくと、こちらを警戒しながら声をかけ合いながら遠ざかっていく大型の野鳥が2羽。なんとか姿だけはカメラで捉えることができたのでベテランバードウァッチャーに写真を送って尋ねたら"ノスリだろう"とのこと。

と言うことは、鳴き声を交わし合っていたのは番(ツガイ)だったのだろうか?また二羽がこちらの姿に警戒しながらも一気に遠くへ飛び去ろうとはせず、周辺の高枝の梢から梢へと飛びかっていたのはあの近くに育雛中の巣があったせいなのだろうか?

2017/05/08

ハルザキヤマガラシ

以前に”釜無川や須玉川の八ヶ岳南麓流域ではアブラナやカラシなどの菜の花はほとんど見かけない”と書いたがこれは自分の無知から来た発言。探す時期が早かったようでこの4月下旬になったらあちこちで見かけるようになった。写真は釜無川河川敷で見たハルザキヤマガラシ。花期の盛りが過ぎたせいかミツバチの姿はなかった。

2017/05/07

ミツバチの水汲み場


昨年設置した石臼の水汲み場、飼育群のミツバチにはすっかり知れ渡ったようで、今年は春先からひっきりなしにミツバチが訪れている。

今年から足場として置いた木炭がなかなか好評のようで、岩に生えた苔や、湿った落ち葉より、水気を含んだ木炭の上で水を汲む姿が目立つ。

2017/04/30

キンラン

この時期、多摩丘陵を歩くと満開のキンランがよく目につく。静かな雰囲気のキンランに比べてずいぶんと華やかだ。
八ヶ岳南麓では、ギンランはよく見かけるがキンランは少ない。(ような気がする。個人的な感想にすぎないが)

2017/04/28

オキナグサの芽吹き

八ヶ岳自然クラブのオキナグサ保護活動に参加。以前は人里近くでふんだんに見られたと言われるオキナグサもすっかり数が減り、今では大半の都道府県が絶滅危惧I類(絶滅の危機に瀕している種)に指定している。

山梨県では絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危機が増大している種)と、他の都道府県と比較すると状況はまだましだが、その理由は高山地帯の多い山梨の地形のおかげだろう。その高山地帯で近年は鹿の食害が激しくなっており、このままでは山梨県でも絶滅危惧I類、あるいは野生絶滅(EW)種に指定せざるをえなくなるでは、と危惧する声もある。

今日の作業内容は鹿対策としての金網張りだったがそれ以上に難しいのが人間対策。最近では、"盗掘"以上に写真撮影者の"踏み荒らし"被害が甚大、という意見もある。

2017/04/27

オオルリ

この時期、比較的地上に近い場所で見かけることができるオオルリ。ツガイを探しているためで、ペアが成立し、産卵や雛を育てるシーズンになると、梢高くからオスの縄張り宣言をする鳴き声が聞こえるだけで、その姿を見ることがむずかしくなる、と聞いたことがある。

2017/04/26

蜜蜂巣箱の煮沸消毒

時折小雨がパラつく絶好のたき火日和。ということで今年2海目のミツバチ巣箱の煮沸消毒
今回煮沸したのは飼育巣箱として使用するための継箱。最近我が家では、待ち箱に入居した分蜂群は飼育巣箱に移すことなく、待ち箱に継箱をしてそのまま飼育する方法がすっかり定着した。

2017/04/24

帰宅途上の父狐

温泉帰りに見た光景 . . . 口に大きな魚をくわえ、トコトコと坂道を歩るく狐の姿。

たそがれ時、車を走らせながらフロントグラス越しの撮影なので写真はいま一つ不鮮明だが、口にくわえているのが鱒(or 岩魚?)であることは間違いない。坂の下方向には養鱒場があり、狐が向かっている方向には狐の巣がある。

この付近で以前にも同じような光景を見たことがある。巣穴では、お腹をすかせた子狐たちがお父さんの帰りをを首を長くして待っているのだろう

ゴジュウカラも蜂蜜好き?

飼育しているミツバチに与えようと、庭に置いた蜂蜜の搾りかすを持ち帰るゴジュウカラの姿。初めて見た光景だ。お目当が、甘い蜜なのか蜜蝋なのかは分からない。

2017/04/16

ビーライニング_青春編


先月11日、地元の中高校生を対象に行ったビーライニング/ビーハンティング研修会。昨日と今日の二日間は、そのフォローアップ講座として野外体験会を実施した。

フィールドは地元の地主さんの好意で立ち入り許可をいただいたアブラナが咲き乱れる標高800mの渓谷沿いにある休耕地。周辺に野生のニホンミツバチが生息していることは分蜂群捕獲活動ですでに確認済みの場所だ。

初日の昨日は終日風が強く、午後には時おり小雨もぱらつく春冷えの気候とあってミツバチの活動はいま一つだったが、二日目の今日は快晴、無風、最高気温20度超と絶好のビーライニング日和。この冬準備しておいた7台のビーボックスもフル回転で活躍した。

今回のテーマは、「蜜蜂捜索→サンプル蜂捕獲→餌付け→リリース→マーキング→飛翔方向と不在タイムの計測」というビーライニングの基本技法の習得。好奇心旺盛な若者たちの吸収力は抜群で、ごく短時間で全ての工程を参加者全員が難なくこなすようになった。


計測した不在タイムは最短4分30秒から20分以上とかなり大きくばらけたが、給餌器のアニス入り砂糖液で蜜胃を満杯にしたミツバチが飛び去る方向は一定で、南南西の方向、渓谷を超えて対岸の傾斜地に広がる針葉樹と広葉樹の混合林方向だった。

今回は自然巣位置の深追いはしないで、持参した弁当を食べながら、マークしたミツバチが、給餌ポイントと自然巣の間を何度も往復する不在タイムの計測をのんびりゆっくりと楽しんだ。

演習に参加した中高校生たちが、春の陽光を浴びながらミツバチ追いに熱中している姿を見ていると、ビーライニングが新しいアウトドアライフとして日本でも受け入れられそうな予感を感じた一日だった。