と言うことで今日の野鳥の水飲み場は朝から大盛況。シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、カワラヒワ、メジロ、ジョウビタキ、コゲラ、クロツグミと入れ替わり立ち替わりと水浴客が訪れた。
そんな水飲み場の様子をベランダから眺めていると野鳥同士の人間(?)模様が垣間見られて飽きない。
最も頻繁に水場を訪れ、そして最も長湯なのがジョウビタキだ。ジョウビタキはほぼ毎日敷地内の草むらで餌を探している。そんな時のジョウビタキはオスとメスが混在して群れているような気がするが、水場で見かけるジョウビタキは、オスかあるいはメス同士だけ(上写真)しか見かけない。ジョウビタキの世界では混浴という風習はないのだろうか。
メジロがそのシジュウカラの群れに加わることもあるが、お互いに素知らぬ振りをしてそれぞれ勝手に水浴びに熱中している。
ところがその組み合わせがシジュウカラとジョウビタキとなると様子が違ってくる。しばらく相手の動きを注視し、そう悪いヤツではなさそうだと言うことを確認してから混浴をスタートする。
もっと孤高を保っている風なのがクロツグミ。クロツグミが水場に姿を表すのは決まって夕方、他の野鳥の水遊び時間が終わってからだ。(そういえばデンマークに生息するクロツグミの近縁種クロウタドリの声を聞いたのもいつも夕方だったような気がする)
薄暮の中で時間をかけてゆっくりと水を浴び、満足した様子で南西方向へ飛んでいく。隣地の赤松林のどこかに寝ぐらがあるようだ。