流れが浅いので渓流釣りの人が登って来そうな場所ではない。時々浅瀬を横切らなければならないので、ゴム長靴が必携とあっては散策向きでもないだろう。
時折、赤い境界標があるので前人未到の地でないことは確かだが、滅多に人が入ってこない場所であることは間違いない。その証拠に、取り残されて干からびてしまった無数のヤナギタケが木の幹にこびりついている。去年の秋に出会った史上最多のヤナギタケ生育木に勝るとも劣らないような優良ホダ木(?)もある。
渓流沿いに歩いているとミソサザイがつかず離れずの距離を保ちながら従いてくる。まだ小さいので名前は分からないが、足元には野草の芽吹きも豊かだ。
これからは時々歩いてみよう。四季折々楽しめる“プライベートフットパス”になりそうだ。 糞は絶え間なくあるが、鹿の角は一本もみつからなかった。