2010/05/31

世界禁煙デー


今夜はテレビニュースは見ないことにした。

2010/05/30

たらの芽と生椎茸


いつもの焼酎のお湯割りをワインに変え、今夜は豪華な晩酌タイムになった。

野辺山の地質学者OS氏が、山盛りのタラノメと生シイタケを手に雨の中の山荘を訪ねて来てくれた。

採りたてのタラノ芽だけでなく、直ぐに食べられるようにと天婦羅に揚げたもの、その天婦羅を食べるための「つゆ」と「薬味用の大根」付きという至れり尽くせりの心遣い。

「分蜂」と「逃去」に振り回されているうちに、気がつくと八ヶ岳南麓の山菜シーズンはほぼ終わっていた。やむを得ず、庭に生えているハルジオントトキ(=ツリガネニンジン )のおひたしで、ささやかな旬の香りで我慢していた矢先の幸運。

お土産に生椎茸まで付いた理由は、昨日のブログ記事を目にしたOS氏が、“あまりに不憫”と感じてのことに違いない。

外の気温は8度と肌寒いが、OS氏ご夫妻の暖かさを感じながら、今年も無事春の山菜を味わうことができた。

蛇足:
“やむを得ず”は決してトトキが三流の山菜と言う意味ではない。
信州では、「山でうまいはオケラにトトキ、里でうまいはウリ・ナスビ、嫁に喰わすも惜しゅうござる. . .」と、謡われるほど美味しい山菜の代表格。

2010/05/29

初歩的ミス2つ - その(2)

シイタケならぬ木の芽が!

原木の乾燥不足が原因だろう。木の細胞がまだ枯死していなかったのだ。それに加え“雨の日でも散水するぐらいの気持ち”、を馬鹿正直に実行し過ぎたせいかも知れない。

木の細胞がこんなに元気ではシイタケ菌がはびこる余地はない。しばらくは“乾燥”を心掛けることにする。

と言っても、乾燥期間が長過ぎると今度はシイタケ菌自体が枯死してしまう。ここは学びの舎、八ヶ岳薬用植物園の専門家の教えを乞うことにしよう。

初歩的ミス2つ - その(1)

カナルシャ群のトップ・バーから巣板落下!
          . . .と言うより、内検時に落としてしまった。

落下の原因は明快。“TBH巣箱で新しい飼育方法の試み”と言いながら作業手順は旧態依然のまま、という飼い主の猿知恵が招いた事故。

できたばかりの巣板はまだ脆く、一枚づつ巣板を抜いての内検に耐えられなかった。これまで使用してきたLA(ラングストロース)巣箱では、巣板は巣枠によって守られており、このような点を考慮する必要がなかったのだ。

巣板には、花粉、貯蜜、卵、幼虫、蛹が規則正しく並び、この群がコロニーとして順調に成長している様子が伺える。

巣板にいる貴重な卵、幼虫、蛹をなんとか生かしたい。
そこで、落下した巣板を針金で固定し巣箱に返すことにした。
そして、返すのは元のカナルシャ群巣箱ではなく、カラマツ群の巣箱へ。

その理由は . . .
  • トップ・バーに沿ってきれいに巣板を作るかどうか?その検証中のTBHカナルシャ群巣箱に異物を入れたくない。
  • 昨日の内検では、他群に比べカラマツ群の巣板形成が遅く蜂数も増えていなかった。他群の幼虫を追加することで、カラマツ群の活性化を図れるかどうか?実験として多少の興味もある。
+ + + + +

「TBH巣箱で最初の内検は5週間以降」との記述のあるWEBを知ったのは事故後のこと。
「分蜂群捕獲後2ヶ月間は、バーを引き上げての内検はしないこと。」
今回の失敗から得たニホンミツバチTBH飼育の教訓の一つ。

牧場異景3題

昨日、天女山牧場で目に付いた気になる光景。

定点撮影をしているヤマナシ。葉はドンドン茂り出したが一向に花が目立たない。今年のヤマナシは花が極端に少ないように見えるのだが?
(埋込写真は昨年5月12日撮影。)


一般道に通じる牧場やまきば公園の全ての道路に石灰。宮崎で猛威を振っている口蹄疫対策。

ヤマナシの花を接写する人。立入り禁止の牧草地内に、脚立まで持ち込む堂々たる態度に敬服。

2010/05/28

ハイキンポウゲ


ここ数日の雨で閉じっぱなしだったハイキンポウゲの花。今日は思いっきり花弁を開き、朝日の中でキラキラと光っている。

金鳳花の名前のとおり、根から出た枝が四方に這って増えていく。蕾も随分付いているのでしば らくは楽しめそうだ。

元気な一日


サラサドウダンの樹の下に立つと、頭上から聞こえてくるウォーンというミツバチの羽音。かなりの数のミツバチが花蜜を求めて集めている。

ミツバチが元気だと、人間も元気が出てくる。

“逃去やむなし”の青空

朝起きると快晴の青空。そして、予報では天気は今夜から下り坂。

数日前のように、留守中にミツバチに逃去されてもやむなし、と意を決して天女山牧場へ。
期待に違わず爽快で壮大な風景。

いつも思うのだが、ここの景色はスイスアルプスに負けていない。(下写真は、2004年8月撮影のスイスアルプスの放牧場)

山荘に帰り着くと即各巣門のチェックしてホッ!

2010/05/27

サラサドウダンの観賞法


薄日の射している正午前後、一番花付きの良い枝の真下に立ち、首を後ろに90°曲げて真上を見上げる。
      これがサラサドウダンの正しい観賞法だということを、ミツバチの写真を撮ろうとしていて発見した。

      2010/05/26

      蜜源植物:サラサドウダン、アイヅシモツケ

      サラサドウダンが満開。今朝からミツバチが盛んに花蜜を集めている。でも、花粉団子を抱えたミツバチの姿は見えない。

      サラサドウダンではミツバチは花粉はを集めない?

      数日前から満開のアイヅシモツケ。今年はミツバチの姿を一度も見かけなかった。(ということで埋込写真は昨年撮影のもの)

      今年のアイヅシモツケは花蜜を出さなかったのだろうか?

      栗の木の根元のヤマツツジが満開。ミツバチが訪花する姿をこれまで一度も見たことがない。

      ミツバチの口吻はツツジの花には合わない?

      2010/05/25

      ミヤマザクラ開花


      庭のミヤマザクラが開花した。

      八ヶ岳高原の桜シーズンを締めくくる控えめで静かな桜。

      再び竹筒給餌器の話


      モール型共同給餌器を設置する時、「もしや?」と期待していた共同給餌器の効用を検証してみることにした。

      と言っても実験はごくシンプル。
      • 各巣箱の個別給餌器は空っぽにする。
      • 共同給餌器だけに砂糖液を入れる。
      . . . というだけのこと。

      マイ給餌器に食料がないことを知ったミツバチが、早速あちこちの巣箱から共同給餌場に集ってくる。そして結果は期待どおり。集ってきた異群の蜂の間で喧嘩は全く起きない。それぞれの蜂が砂糖液を飲むことだけに熱中している。
      • 各巣箱から距離があるのでテリトリー意識を持たない。
      • 巣門周辺を警護する門番蜂はここまで出向いてこない。
      • 蜜集め担当のミツバチの関心の的は“蜜集め”。
      . . . などが理由では、と推測するが真相は分からない。

      このような平和な光景がいつまでも続くかどうかも、もうしばらく様子を見ないと結論は出せないが . . . 。

      追記:(2011/04/01)
      「ABC and XYZ of BEE CULTURE」には、給餌が強群に偏るので共同給餌法はあまり好ましくない、と記載されている。

      2010/05/24

      トラツグミ


      夜、林の中からトラツグミの鳴声。か細くて物悲しげな声だ。別名鵺(ヌエ)。

      去年聞いたのもちょうど今頃の時期。鳴声は夜遅くから明け方まで続く。雨の日や曇った日には昼間も鳴くらしいがまだ聴いたことはない。

      姿を見たのは一度だけ。もう随分前になるが、庭の赤松の枝が込み合った所に巣作りをしたことがある。

      朝鳥に和す夜通しの虎鶇 (長谷川久代)

      (写真はWikipediaから借用)

      分蜂群の蜂数

      (雨天の手持ち無沙汰につられ、ウツラウツラと考えたことのメモ。)

      ニホンミツバチ—北限のApis cerana」(佐々木正己著)によると、ニホンミツバチの体重は . . .
      • 身体の自重=      71.3 ±5.2mg
      • 蜜胃内容物量=   38.3 ±13.5mg   . . . だそうだ。(同書 p111)
      また、ミツバチは分蜂時に新居での生活に備え、全員が蜜胃一杯のハチミツを持って旅立つと言われている。であれば、分蜂時の個々のミツバチの体重は90.9〜128.3mgの範囲内と考えても良さそうだ。 (注1)

      このデーターを今年の分蜂前後の巣箱重量計測の結果に当てはめて見ると . . .  

      東花畑群四次分蜂 (5/20):
      • 分蜂直前の空っぽの巣箱の重量=   8.00kg
      • 分蜂群を取込んだ後の巣箱の重量=   8.54kg

      分蜂した蜂の総重量は540gで、逆算すると蜂の総数は「4209匹(最少)〜5941匹(最多)」の範囲内と推計できる。 (注2)

      写真はその時の蜂球。 四次分蜂とあって蜂球も小振り。目測では、せいぜい2000〜3000匹と判断したのだが? 



      東花畑群一次分蜂 (5/4):(この時は、新巣箱の重量計測はしなかった。)
      • 分蜂前日の巣箱の重量=  13.88kg   *12:00計測
      • 分蜂直後の     "      "       =  13.86kg *15:30計測
       . . . と、わずか20gの重量減。

      この時の蜂球のボリュームは、大雑把に言って四次分蜂の2倍ほどあった。であれば、1000g近い重量減が起きても良さそうなのだが結果はほとんど同じ重さ。(注3)
      前日、計測した後の半日で、相当する量(=1キロ!)の蜜を集めたということなのだろうか?

      腑に落ちない事実を突きつけられたが、今年の分蜂シーズンもほぼ終演。この疑問は来春への持越し案件となる。

      (注1)  =[(71.3+5.2)+(38.3+13.5)] 〜 [(71.3-5.2)+(38.3-13.5)]
      (注2)  = [(540 ÷ 0.09) 〜 (540 ÷ 0.13)]匹
      (注3) 両計測日前後の気象状況から、湿気などによる木製巣箱自体の重さの変化は無視した。

      2010/05/23

      霧とレンゲツツジ


      雨。気温10度。

      ここ数日の暖かい陽気でほとんどの株が満開になったレンゲツツジ。雨や霧の中で一層映える花。

      間もなくヤマツツジも開花しそうだ。

      2010/05/22

      竹筒給餌器

      この春は例年以上に砂糖水の給餌を積極的に行っている。
      • 春、給餌で女王蜂の産卵を促し、働き蜂の数を増やす。
      • 夏、多くの働き蜂が、越冬に十分な花蜜を集める。
      . . . というのが思惑。「凍死は夏起きる」への対応策。

      以下がこれまで自作した竹筒給餌器の変遷:

      初期の作品
      単純に竹筒をまっ二つに割ったもの。開放的過ぎるのか他群からの蜂も訪れて喧嘩が絶えない。(注)

      一石二鳥型
      給餌と給水を同時に行う目的で作った二槽式。砂糖の方は賑わうが、水の槽はいつも閑古鳥。

      チョウヤ梅酒型
      砂糖液を保存しているチョウヤ梅酒瓶に盛んにミツバチが出入りするのを見て思いついた作品。 ミツバチは深い垂直筒を舞い降りるのは得意のようだ。溺死を防ぐため、中に半球形発砲スチロール製のイカダを浮かべてある。巣箱内部に設置する時には重宝。

      フルート型
      現時点では蜂も人間も最も気に入っている作品。他群との喧嘩も比較的少ない。雨滴が入らない開口部の設計は“自称”実用特許出願中。ミツバチの羽音が竹筒内部で反響し、竹笛のような音色を奏でるのも楽しい。

      そして、全ての巣箱の真ん中辺りに設置したのが、5つの個室を設けたモール型共同給餌器

        針金で吊るしているのはアリ除けのため。ただ、この方式の効果は数日間だけでアリは直ぐに針金を伝って砂糖水に到達することを学んでしまった。針金中央部にネズミ返しならぬ“アリ返し”の工夫が必要のようだ。

        (材料の孟宗竹は箱根WS氏の提供によるもの。深謝。)

        (注) このような争いを避けるため、給餌は巣箱内部で行うのが一般的なようだが、蜂の行動が仔細に観察できる巣箱外での給餌の方が自分は好きだ。

        ヤマナシ

        そろそろヤマナシの花が咲いているのでは、と昨日は早起きをして八ヶ岳牧場天女山分場へ。

        まだ雪の残る北岳を背景に、牧場のヤマナシはやっと芽吹き始めたばかり。

        数多くある牧場のヤマナシの中で、樹形が一番気に入っている木。


        牧場から標高で約200メートル低いキープ協会のヤマナシは2〜3分咲き。
        来週後半には満開の姿をみられそうだ。


        遠くから見るヤマナシは桜のような華やかさはない。
        でも、近づいて見ると清楚で美しい花。






        山梨県の地名の由来はこのヤマナシの樹が多いことから、との説もあるらしいが真偽のほどは分からない。
        果物のナシは、ヤマナシを原種として品種改良されたもの。バラ科ナシ属(学名 pyrus pyrifolia)

        追記:5/28
        今日、再び訪れたKEEP協会。ヤマナシの樹は葉っぱだけになっていた。ということは、これは2〜3分咲きではなく、既に散りはじめた状態だったようだ。


        追記(2): 2011/10/15
        牧場の"ナシ"の木は、ヤマナシではなくアオナシと呼ぶのが正しそうだ。

        2010/05/21

        預託放牧


        5月10日から始まった八ヶ岳牧場天女山分場の夏期預託放牧。今年はホルスタインや黒毛和牛など365頭がこの牧場で夏を過ごすという。
        標高1600メートル付近のカラマツも随分芽吹いてきた。牛が入ると牧場の光景は一層生き生きとしてくる。

        05/21 今日2群目の逃去!

        テラスで遅めの昼食を採っていると庭の中空で旋回飛行が始まった。 昨日捕獲した分蜂群の逃去!(14:35)


        即座に巣門を閉じ、既に飛び出した群れを追っていくと、上空を東へ東へと移動。

        東南東へ約200メートルほどの場所にある雑木林の中の赤松の頂上部付近で乱舞している。

        ここに蜂球を作るのか?それとももっと遠くへ移動するのか?
        どちらにせよ蜂球回収は困難と追尾は断念。*(注)


        巣箱に帰って見ると開けておいた裏窓に蜂が群れている。女王の脱出は阻止できたのか?

        であれば、先行部隊は諦めてまた帰ってくるはずと、待ってみたが日が落ちても一向に帰って来る気配はない。既に女王も脱出した後の閉門だったのだろうか?

        巣箱には閉じ込められている蜂はまだかなりの数。夜、巣門を開け、念のためSスクリーンを設置した。女王が居なくて全群姿を消してしまうのは覚悟の上での処置。

        これで今年の飼育群の分蜂捕獲は7-2=5。天気予報では明日も快晴。ゆめゆめ気を許すなかれ。

        (注)
        これまでの分蜂群はせいぜい
        巣箱から5メートル位の敷地内の近場に蜂球を作る。それに対し、逃去の際の蜂球形成場所はかなり離れた地点になる。昨年の逃去未遂事件でも敷地外約50メートルの場所だった。この差はなにを意味するのか?いつか文献を探してみたいテーマ。

        追記:5/22
        Sスクリーンを潜ってほとんどの働き蜂は姿を消した。最後はオス蜂一匹とおよど30匹の働き蜂が巣箱内に。

        05/21 逃去!

        09:45  牧場のヤマナシの花の撮影から帰ってみると、5月18日に捕獲した赤松丸太巣箱の巣門だけがやけに静かだ。 ???。

        蓋を開けて見ると案の定、蜂の姿は一匹もない。置き土産は5センチほどの作りかけのミニ巣板。この群は昨日の午後もそれらしい態度を示し、散水で静めた経緯がある。

        出かける際、今日の好天ではもしや?と考えなくはなかった。であっても、そんなに朝早くの決起はないだろう、と出かけた留守中の隙を狙われた感じ。同じような経験は2年前にもある

        + + + + +

        今日の逃去から唯一学んだものあるとすれば残されたミニ巣板のスタートライン。

        巣板中心線にと準備されたバー中央の溝をミツバチは無視している。このタイプのバー設計関しては再考の余地がありそうだ。

        2010/05/20

        05/20 東花畑群 四次分蜂


        厚い雲の切間から陽が射したと思う間もなく、東花畑群の巣門が突然騒々しくなり、ほどなく四次分蜂のスタート。(10:48)

        蜂球はサラサドウダンの誘導板。この誘導板への蜂球形成はこれで今年3度目。四次の分蜂とあってさすがに蜂球は小振り。
        今回の回収も、誘導板を巣箱に持って行き、蜂群を一挙に巣箱内に落とし込む方法。

        誘導板を元の場所に再度吊るすと拳2個分くらいの蜂が集ったがほどなく巣箱内に合流した。

        2010/05/19

        先制攻撃


        キイロスズメバチの女王が庭に度々飛んで来るようになった。

        ネットで捕獲し、ピンセットで挟んで様子を見ていると、尻から盛んに針を出し入れし、先端からは粘液状のものを吹き出している。

        スズメバチの毒液は「毒のカクテル」と呼ばれ、様々な毒素の混合物なのだそうだ。その上、“ハチの一刺し”ならぬ、毒液のある限り何度でも繰返して刺すらしい。

        これから巣作りを始める女王蜂。秋のスズメバチシーズンまでには数百匹の大家族を作る。ということで、春の一殺は秋の数百殺に匹敵するらしい。秋のスズメバチとの戦いには先手必勝が肝要。

        2010/05/18

        05/18 中花畑群 三次分蜂

        気温18度、風速2m/s、薄曇り。

        昨日今日とかっこうの分蜂日和が続いている。今日もあちこちの自然巣や飼育群は分蜂ラッシュのはずだ。

        昨夜は“自然巣から分蜂群を捕獲”との蜂友K氏からの吉報。
        我家の分蜂活動はほぼ峠を越し、後は中花畑群の三次分蜂を残すだけのように見える。

         + + + + +

        . . . と思っていたら、昼過ぎから中花畑群が分蜂予兆らしい飛翔。ほどなく旋回飛行が始まった。(12:58)

        蜂球を形成したのは二次分蜂時と同じ庭の中央コナラの誘導板。今回は刷毛で払い落とすことはせず、誘導板の紐を解き巣箱上部に持ってっきてガツンと誘導板を巣箱上部に叩き付けて一挙に蜂球を中に落とし込んだ。
        飛散する蜂もほとんど無く数分間の作業で無事取込み作業は終了。

        使用する巣箱は、赤松枯木をくり抜いた丸太洞型。内部には平面中溝型のトップ・バーを取付けてある。

        2010/05/17

        束の間の平穏


        昨日の騒動がうそのような静かな一日。

        昨日の分蜂群(上)、2日がかりで巣箱内に追込んだ一昨日の分蜂群(中)、逃去姿勢を見せていた5/9分蜂群(下)。
        今朝は、それぞれが静穏な巣門光景を見せている。

        逃去志向群は、ここ2〜3日落ちついた様子なので“逃去志向群”の仮称を改め“クリノキ群”と命名した。
        それ以外の二群もそれぞれ巣箱を置いた場所からお呼び名。

         + + + + +

        一寸気になる出来事。

        昨日分蜂群が蜂球を作った誘導板の周りを20〜30匹のミツバチが飛び回っている。午後3時頃まで続いた。
        • 昨日仲間からはぐれた蜂?
        • それとも昨日の残り香を偲んで今朝巣箱から出て来た?. . . (であれば、巣箱の設置場所が近過ぎるかもしれない?)
        • あるいは、昨日この場所を巣箱の位置と、既に脳にインプットしてしまった蜂が迷っている?(巣箱を移動したのは昨夜8時頃)
        真相は分からないがこれまであまり目にしたことのない光景だった。

        蜜源植物:アイヅシモツケ

        アイヅシモツケが咲き出した。(最初の一輪は2日前。)

        マメザクラの後に続く庭の重要な蜜源花。

        2010/05/16

        05/16 中花畑群 二次分蜂


        朝起きてテラスに立つと、今日やるべき作業がビジネス手帳の「ToDoリスト」のように一直線上に並んでいる。

        優先順位は、①南薪小屋群の逃亡阻止。次に、②巣箱の中へ入るのを拒否している昨日分蜂した群の処置。
        もちろんその間に、中花畑群の二次分蜂が始まれば③分蜂群捕獲、が即座にトップ・プライオリティーに変わる。
        ②の作業を進めている最中、③の中花畑群の空中旋回飛翔が始まった。 (12:54) この群第二次の分蜂。

        蜂球ができたのは中木のコナラに吊るした誘導板。脚立を使えばそう作業の難しい場所ではない。②の作業を中断し、蜂群の取込みを。

        巣箱の間口の小ささが災いし、取込み時にかなりの蜂が空中へ飛翔させてしまった。

        ということで、脚立を利用して巣箱を誘導板設置位置の直近にセットし戻り蜂を待つことに。

        最後に残った②の作業もなんとか辺りが暗くなる前になんとか終了できた。
        今回の分蜂群を取込んだ巣箱は、日本ミツバチ用として伝統的な重箱式巣箱をTBH型巣箱(トップ・バー・ハイブ)に改良したもの。台形バーを挿入している。

        (注記) 「重箱群」と命名

        アカゲラ

        ここ数日、アカゲラの来訪が頻繁だ。以前から時々は来ていたが最近はほぼ毎日顔を出す。

        そして長時間に渡って庭で餌を漁っている。それも、ミツバチの巣箱近くの樹で見かけることが多い。アカゲラはミツバチも捕食するのだろうか?

        ヒヨドリが、空中でミツバチを捕まえ食べる姿は何度か目撃したが、アカゲラのそんな行動はまだ見たことがない。

        2010/05/15

        05/15 東花畑群 三次分蜂

        快晴、微風、気温11度。気象庁(大泉)のデーターでも朝6時以降の気温が6.0-10.1-12.0-13.0と毎時間上昇。

        11時過ぎ頃からやや動きが活発だな、と思っていると東花畑群の三次分蜂がスタート。そして、蜂球は再びサラサドウダンの誘導板。

        前回は隣家E氏の手伝いがあったが、今日は独り身。脚立の脚を広げて高さを調整し、蜂球真下に巣箱を置いての作業となった。


        興奮して巣箱の外へ出ようとする蜂を静めるため、昼間は巣門を閉じ全員外出禁止に。日が西に傾いた午後4時半、Sスクリーンを装着して巣門を開放。女王蜂の以外は外出自由にした。

        待ってましたとばかりスクリーンの格子に身体を押しつけながらゾロゾロと出て来る働き蜂。ほぼ全員が巣箱の外に出て巣箱底面に蜂球を作ってしまった。

        巣箱の中を除くと、女王蜂とそれを取り巻く親衛隊の働き蜂10匹程度のグループがスクリーンの内側で途方にくれた様子で固まっている。女王が中にいる限り逃去の恐れはない。明朝巣箱前面を捕獲ネットで囲み徐々に巣内に追込んでいけば良い。ここまでは想定内の出来事
        (LA緑群と命名)

        + + + + +

        と、思っていたら、南薪小屋群が異常行動。明らかに逃去の雰囲気だ。既に時計は5時45分を回り、辺りは薄暗くなり始めているというのに!

        この群は、自主的にこの巣箱に入った分蜂群。逃去のリスクは低いだろうと安心しし切っていたのに。これは全くの想定外の出来事。一難去らずに、また一難の事態となった。

        + + + + +

        今夜巣箱の外で夜を過ごしている蜂群が二つ。一方、明日使える捕獲ネットとSスクリーンはそれぞれ一セットしかないので打てる手は限られて来る。寝付きの悪い夜になりそうだ。