2017/10/31

紅葉狩り

久しぶりの晴天。であればと、予定していた蜜蜂巣箱の煮沸消毒作業を後まわしにして、紅葉の名所を目指して奥蓼科方面へドライブすることにした。


最初に訪れたのは東山魁夷が「緑響く」の下絵を描い場所として有名な奥蓼科横谷峡の御射鹿池(みしゃかいけ)。この景観を「緑響く」へと昇華させた東山画伯の力は凡人には計り知れないことだが、観光バスで次々とやってくる"信州紅葉狩り"のツアー客の中には、ありふれた人造池の景色を見て、私同様「ん!」と思う人も少なくないはずだ。
ネット情報にから察すると"夕日で山が赤く染まるタイミングを狙って、川面に映る景色をめでる" という鑑賞テクニックが必要のようだ。

次に訪れた横谷観音展望台。紅葉見物のタイミングとしてはドンピシャだったようだが、数日前の台風で随分葉っぱが散ったようでやや寂しい感じがした。

ということで早々に奥蓼科を後にし、尖石考古館の見学でたっぷりと時間を使い、縄文の湯で身体を温めてから閉店間際の「たてしな自由農園原村」で野菜を調達して帰路についた。
今年の紅葉狩りは再度挑戦することになりそうだ。

2017/10/17

ポストCCDのミツバチたち


米国に端を発したミツバチの失踪事件、"地球上からミツバチが消えるのでは"と騒がれた蜂群崩壊症候群(CCD)が起きてから丸10年、今ではマスコミもすっかり報道しなくなってしまった。

あのCCD騒動はなんだったのか?CCDは社会に何をもたらしたのか?その後ミツバチ界はどう変わったのか?. . . 「ポストCCDのミツバチたち」という演題でK大東京OB会の例会で話した。

さすがK大OB会とあって集まった皆さんも多種多才、ミツバチ関連ビジネスに関わりを持っている方が多かったのも意外だった。南米駐在時代にお世話になった恩返しにとブラジル産プロポリス製品を日本でプロモートされている方、養蜂家向けに女王蜂を育成している会社の会長さん、ITを活用したミツバチ巣箱の保守管理システムを開発されたAI(人口知能)業界のアントレプレナー、. . . 。

"ミツバチと生物多様性" 、"大都市養蜂の流行" 、"在来種ミツバチの復権"など、ビジネスとはかけ離れたとりとめのない話にもかかわらず熱心に耳を傾けていただき、講演後の昼食を摂りながらの会話も活発で実に楽しい会合だった。