2010/12/29

ゲゲゲの女房


FC東京の二部降格で意気沈む調布市で一人元気なのが “ゲゲゲ”。

以前は地元の買い物客だけだった商店街に、この頃はよそから来たと思しき人がゲゲゲ散策マップを片手に鬼太郎モニュメントを見て回っている姿もチラホラ見受けられるようになった。

“ゲゲゲの女房”効果は、この正月、深大寺への初詣客の数も増やすに違いない。

2010/12/23

続_ダイヤモンド富士


昨日の「ダイヤモンド富士」の記事に対し、須玉の天文学者SK氏からメールが届いた。
 . . . 高校時代から、太陽観測の傍ら「富士山に沈む太陽」を撮影していたのですが、こんなにブームになるとは思ってもみませんでした。. . .

SK氏は、八ヶ岳南麓での天体観測所開設の先駆けの一人。氏が同時に“ダイヤモンド 富士”のパイオニアでもあるとは知らなかった。

それも、まだ“ダイヤモンド富士”というシャレた名前で呼ばれる以前の“高校時代”からと言うから相当年季が入っている。

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この機会に地元のダイヤモンド富士絶景ポイントを探しておこうと夕暮れ時に近所を歩いてみた。「野川沿いの丘陵」か「調布飛行場」が有望エリアと狙いを付けて出かけたが、飛行場西側に建設された榊原記念病院、警察大学校、東京外国語大学などの建物が意外と邪魔をする。

今日の探索範囲内では味スタの北側が取りあえずの第一候補(上写真)。この付近でのダイヤモンド発生時期は1月に入ってからのようなのでそれまでもう少し撮影ポイントを探してみよう。
飛行場から見た今日の夕日は富士山のはるか南、丹沢山系(多分?)の山並みに沈んだ。

2010/12/22

ダイヤモンド富士


“冬至前後の数日は高尾山山頂からダイヤモンド富士が見える” と聞いた。今日は冬至。昨日からの雨も早朝には上がり、昼過ぎから青空がドンドン広がってきた。であればと午後高尾山へ。

せっかくだから夕日見物の前に観察路の一本でも歩いて見ようと、かなり早めに出かけたつもりだったが、到着した午後3時、山頂広場は既に人、人、人。ベストポジションにはもう三脚が林立していた。

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富士山山頂に夕日が沈み始めたのが午後4時16分20秒。そしてその背後に太陽の姿が全て隠れたのが4時17分50秒。この1分30秒の間でダイヤモンド光が出現したのは十数秒間もあっただろうか。

長々と待たされ、アッと言う間に閉幕したダイヤモンド富士ショー。それでもケーブルカーの駅へ向かって帰路に着く観客の顔は皆満足そうだった。

2010/12/21

低温管理養蜂

「気候温暖化→巣箱は日陰で低温管理」という意見がある。でも、我家の蜜蜂達を見ている限りではこの説に疑問が湧いてくる。

太陽の光が巣門を照らし始めると、早速数匹の蜜蜂が巣門付近にたむろし、朝陽を浴びて気持ち良さそうだ。

そして、外気温が7〜8度を越えると、巣箱周辺の陽ざしの中を20〜30分間飛び回る蜜蜂の群れが一日に一回は見られる。

どちらのケースでも、その姿は陽射しを楽しんでいる風で蜜蜂達はいかにも快適そうだ。(少なくとも人間の眼にはそう映る。)これは八ヶ岳越冬組だけでなく東京避寒組にも共通する行動だ。

巣箱を日向に置くことで . . .
  • 巣板から伝わってくる太陽熱で巣房内が温められ、固い巣房内貯蜜が柔くなり、蜜蜂が利用しやすくなる。

  • 日射しのある温かい空中での脱糞外出では、巣箱に帰り着く前に寒さで凍え死んでしまうというようなリスクが減る。
. . . など、冬の巣箱を日向に置くことの利点もあるはずだ。

もちろん直射日光が当たることで、昼間と夜間の巣内温度のアップダウンが激しくなりすぎて、ミツバチが体力を消耗したり、あるいは越冬クラスターを解いてしまう、などということが起きることがあるかも知れない。
今年の冬は、巣箱を日向・半日陰・日陰のそれぞれに置いてそれぞれの長短を比較観察することにした。

(画像はWikipediaから) 

2010/12/19

何でも見てやろう

12/14放送の“カスペ!”(フジTV)で、MR.ニュース池上彰が小田実の「なんでも見てやろう」について話していた。「この本が、当時の若者の眼を海外へ向けさせた」と。

フルブライト留学生として渡ったアメリカから、好奇心の赴くまま欧米・アジア22ヶ国を貧乏旅行した紀行文。小田実はその後ベ平連の顔として活動する。

確かにこの本が出版された後、シベリヤ鉄道でヨーロッバへ行き、ヒッチハイクでユースホステルを渡り歩く海外貧乏旅行のブームが始まった。そして自分もこの本に触発された一人。懐かしくなり本棚を探してみると、1961発行の本が保存してあった。確か中学か高校生時代に読んだものだと思う。光陰矢の如し。

2010/12/16

山荘納め


東京で正月を迎えるため、今日山荘を閉め山を下りた。

帰路に見た甲斐駒ケ岳。今にも雪になりそうな気配の空の下ですっかり冬の表情。正月明けに来る時までには手前の畠も、南アルプスの山並みも真っ白になっているだろう。
(写真は小泉小学校付近から見た今日の甲斐駒ケ岳)

この冬一番の冷え込み


昨夜はこの冬一番の冷え込みになったようだ。
気象庁大泉観測所の最低気温はマイナス2.1度(午前6時)。我家の最低最高温度計が故障しているため山荘付近の最低気温は分からないが、マイナス5〜6度くらいまでは下がったと思われる。

庭のあちこちにできていたモグラの盛り土も霜柱ですっかり形を崩されてしまった。

2010/12/15

ツルウメモドキ


この秋に入れ替えをしなかった壁のツルウメモドキ。大掃除をしていると、あまりに色褪せているのが気になる。

ツルウメモドキの収穫適期はとっくに終わっている。実の多くは鳥に食べられたり、地上に落下してもうそんなに多くは残していない。もちろん、乾燥しきった枝や実はリースなどに加工できるような状態ではない。

それでも、来年一年間、色褪せたツルウメモドキを見る度に、入替えしなかったことを悔やむよりはましだろうと、急遽季節はずれのツルウメモドキ狩りへ。比較的実を残した枝を選び、ソローリソロリと切り採り、そのままソローリソロリと壁に掛け無事衣替えを終えた。

2010/12/14

冬支度

昨日は一日中雨で中断していた冬支度作業。快晴の今日は随分捗った。ミツバチ同様、人間の冬ごもり態勢もほぼ整ってきた。

夏タイヤの洗浄:
冬タイヤに交換。スタッドレスタイヤは大分摩耗してきているので来シーズンは新しいのに買い替えた方が良いのでは、と言うのが八麓自動車エンジニアの意見。
煙突掃除:
予想していたほどススは溜まっていなかったが、気分は大いにスッキリした。
乾燥野菜の保存:
天気に恵まれ良い具合に乾燥してくれた。料理法についてはこの冬の宿題。
あれだけ大量の高菜が、小さなビニール袋に収まった。軍艦に積み込む食材として“むべなるかな”と感じる。

2010/12/12

ハッチ・Bee・8


久しぶりに山荘に見えた長野県富士見高等学校養蜂部の皆さん。
お土産に「活動報告書」と「オリジナルグッズ」を(そして立派なシクラメンも)いただいた。

よく学び、よく遊んでいる姿が、イラストや写真をふんだんに使った19頁の活動報告書から浮かび上がってくる。

オリジナルグッズのワッペンや栞は、いま流行りの「かわいい系」デザインで、全てが “ニューウェーブ・ビーキーパー” の面目躍如。

それにも増して嬉しいのは、来春卒業する3年生部員の皆さんがそれぞれ希望していた学校の入試に見事合格したとのニュース。もう一段研究を深めようと大学農学部へ、管理栄養士を目指して大学へ、調理専門学校でプロへの道を、. . . と、それぞれが自分の夢に向かって歩き出そうとしている姿は爽やかで、見ているこちらまでワクワクしてくる。

富士見高校養蜂部は、卒業する彼ら彼女らも含めて、「ハッチ・Bee・8」として校内養蜂部の枠を越え、もう一段大きな広がりを持ったネットワークとして展開しそうだ。今後の活動がますます楽しみな蜂仲間達だ。

蜂ガールズ


蜂ガールのコスプレ2選。

左はまだ一歳にならない孫娘、右は16歳の富士見高校養蜂部の女子高生。どちらもそれぞれに可愛らしい蜂ガール。

2010/12/11

椎茸栽培のその後


菌紋の発生までは順調に行った椎茸栽培。結局一本も顔を出さないで今年のシーズンは終わった。

この時期、J-マート長坂店の店頭には、既に数個の椎茸の付いたホダ木が売られている。つい手を出したくなる気持ちをグッと押さえ、来年もう一年間は自家製ホダ木に挑戦して見ようと思う。

2010/12/10

七里岩ラインからの八ヶ岳


山荘へ向かう途上に走った七里岩ライン。数日の間に八ヶ岳の雪も随分麓に向かって下りて来ていた。

光景の中に「上り スーパーあずさ」を写し込めないかと、しばらく待ったが一向に来る気配はない。やはり行き当たりバッタリではダメのよう。次回は、時刻表で電車の通過時間を調べてから来ることにする。
(七里岩ライン、穴山駅付近からの光景)

2010/12/07

続々_「海の男の艦隊料理」

今回の古本探しはかなり苦戦しそうだと、無駄足覚悟で出かけた神田神保町。予想に反し、初日11軒目の店で難なく見つかった。

表紙が少々日焼けはしているがコンディションは悪くない。裏表紙を開いてみると、1983年5月発行の初版本(定価980円)。ネットショップで10,290円の本が1,000円ポッキリ!たまにはこんなこともあるから、古本屋歩きはエキサイティングなのだ。

期待に違わず超初心者料理人の自分にはピッタリの教本。例えば次の「ゆで卵」に関する記述を読んだだけでも、それがいかに懇切丁寧であるかが分かる。
熱湯に入れてから壊れないようにするため、初め卵を微温湯に入れ殻を温め、 次に鍋に湯を沸騰させた中に注意して入れ、再び沸騰したとき火からおろしフタをして約五分ぐらいして取り出すと最もよい半熟となる。半熟卵は皿に盛って塩を添えて供卓する。
なお沸騰したいときはそのまま五、六分間煮沸すると完全に茹で終わる。全熟卵は料理の材料あるいは旅行に際し携帯用に用いるものであって水に浸して皮を去る。
煮〆、天婦羅、和え物などはもちろん、乾燥野菜を使っての漬物作り、イタリア風精進揚げ、など、海軍料理200余種の調理法が事細かに記載されている。乾燥野菜の内容も期待どおりだ。

復刻版を監修したイラストレーター高橋孟氏は、戦時中、戦艦霧島などの烹炊兵だったらしい。復刻版の上部余白に付け加えられた氏の挿絵(写真)とショートストリーもなかなか楽しい。

蛇足:
「海の男の艦隊料理」はノーベル書房発行の単行本と新潮社の文庫本があるがお薦めは単行本の方。文庫本では
材料の分量などが省かれており料理教本としは用を足さない。

2010/12/06

蜜源植物:サザンカ


久しぶりに再会した東京避寒組のミツバチ達。早朝から活発で八ヶ岳越冬組とは随分様子が違う。花粉を持ち帰るハタラキバチも一分間に数匹はいる。蜜源を確認しようと近所の心当たりの場所を歩いてみた。

最初は、西に100mほどの空き地に生えているサザンカ。案の定まあまあの数のニホンミツバチが集まっている。一番繁盛しているのは例のビワの大木に違いないだろう、と電気通信大学の駐輪場へ赴いた。ところが、いくら探しても肝心のビワの木が見当たらない。

場所を間違えているはずはないのに、と思いながらフト地面に目をやると大きな切り株。知らない間に伐採されてしまっている。幹の直径30センチもあるこの付近では一番見事なビワの大木、我家のミツバチ達にとっては12〜1月の貴重な蜜源だったのに残念だ。

この大学には IT専門家はたくさんいるが、Apis cerana に興味を持つ先生は一人もいなかったようだ。

2010/12/03

高菜チャーハン


10日前の高菜漬込 み作業の時、卓上漬物ポットに仕込んでおいた塩漬け。水を上げ良い案配になってきたので、夕食は高菜チャーハンにチャレンジしてみることにした。

ヴィラ・アフガ ンのベーコンエッグカレーを真似て、ベーコンの一枚は刻まないでそのままご飯に乗せてみたが、これは少々やり過ぎだったようだ。

東京からのオンライン指導も受けながらとはいえ、初めてにしてはかなり良い出来ばえ(と自分では思う)。調理の途中、生ネギが無いことに気付き早速乾燥野菜の出番も。

次回は、チリメンジャコ中心の和風高菜チャーハンか、ザーサイと豚肉を組合わせた中華風高菜チャーハンにトライしてみよう。

材料: *二食分。一食は冷凍保存。
  • ご飯                                     茶碗3杯
  • 高菜塩漬け                             150g  *2〜3割増しでもOK?
  • 卵                                          2個
  • 厚切りベーコン                       2枚(120g)
  • サラダ油、カツオ削り節、白胡麻、黒胡椒、塩、醤油   各少々

2010/12/01

J-マートからの夕景


木工工作の部品が足りなくなり出かけたJ-マート長坂店の駐車場から見た南アルプスの夕景。(柿の木の背後が甲斐駒ケ岳)

刻々と空の色が変化するわずか20分間の夕焼けショー。この美しさを写し込めるだけのカメラの腕前を持っていないのが実に残念。

続_キウイフルーツの食べ方


11/23掲載の記事にリンクを張らせていただいた報告に対し、駒沢女子大学の西山先生から丁重な返信メールが届いた。

そのメールには . . .
キウイフルーツは食べごろの見極めが難しいフルーツです。
追熟中に大きく食味が変化しますので、各自の好みの熟度で召し上がっていただくことが重要です。
. . . とある。

七里岩ラインのHW氏から、再び大量のキウイフルーツをいただいた。高価なキウイフルーツが、こんなに手に入るのは滅多にあることではない。この機会に、“好みの熟度”を見つけようと思い立ち、3日おきにリンゴを入れた袋を作って、熟成レベルの異なるものを食べ比べている。

Aの段階はかなり酸味が強く、これまで自分が抱いていたキウイフルーツの味。真っ二つに切ってみると、白色不透明の果肉部分(ⓐ)が多い。
その白色果肉が中心部から次第に熟成し、水分を含んで透明化(ⓑ)してくると甘さもグッと増す。

Bのような完熟状態になると、ほんのりとイチジクのような香りもする今まで知らなかったキウイの味だ。そして、以降は徐々に“新鮮味”が薄れ「過熟」と呼ばれる段階に入るようだ。

“各自の好み”は、写真のA〜B間のどこかのポイントで、「白色と透明部分の比率」で判別できそうだ。ただ、それがナイフで切ってみないと分からない、というのでは困る。外観から内部果肉状態の状態を推測するには?

“果皮を軽く指で押さえ . . .”は今の所唯一の判定方法だが、あまり頻繁に実行すると果肉を傷めそうだ。(注) その上、この指圧法ではつい過熟になり勝ちのような気がする。

「キウイフルーツは . . . 難しいフルーツです」の西山先生の言葉が重さを増して来た。同封するリンゴが足りなくなったので、今日はリンゴの買出しに。

(注記)「果実を指で縦にはさん . . . 」の“縦”がそれを避けるためのテクニックのようだがもちろん万全ではない。