シーリー博士の著書「野生ミツバチとの遊び方」には、”ハチ狩りは流蜜の始まりと終わりの間だけうまくいく。すなわち蜜は手に入るが、特別に多くない時である。” . . . と記されている。
昨年秋の体験では、八ヶ岳南麓で”流蜜の終わり”にミツバチが集まる主要蜜源・花粉源花の一つは
コセンダングサであることを知った。では、この春ビーライニングが楽しめる ”流蜜の始まりの花”はなんだろうと、ここ数日野山を歩き回っているがまだ適当な花が見つかっていない。
この時期、標高500m前後の新府城近くまで下ると畑全体がホトケノザの花で覆われた風景(上写真)に出くわすが、残念ながらホトケノザはいま一つミツバチが好む花ではないようだ。「蜂からみた花の世界」(海游社刊、佐々木正巳著)でも”訪花する昆虫類は少なく、ミツバチもほとんど行っていない”と[Incidentary]に分類されている。
”春のビーライニング花”に出会うまでにはもうしばらく”地取り捜査”が必要そうだ。