2015/05/31

メジロの卵

巣に気づいたのは28日、その時巣の中には一個の卵があった。それが昨日(30日)は3個に増え、親鳥が抱卵する姿がみられるようになった。

メジロの卵は、約11日で孵化し、10〜12日で巣立つらしい。であれば巣立ち予定日は6月21日前後と言うことになる。


卵の色が「鳥の巣の本 (絵本図鑑シリーズ) 」のイラストを見て想像していたほどの水色でなかったのはやや残念。もちろん色の濃淡には個体差があるだろうから致し方ない。
(右写真は「鳥の巣の本」の作者、鈴木まもる氏の展覧会で購入したイラスト画"メジロ"の一部分。)

2015/05/30

待ち箱だけが活況


飼育巣箱のどの群にも分蜂の気配は全く見えないのに、敷地内に設置している待ち箱の巣門は連日の大賑わい。飼育群の分蜂準備の新居探しに間違いないと思うのだが?
昨年最も遅かった分蜂は6月27日、まだチャンスはあるはずだ。

吐竜の滝

今日の吐竜の滝は . . .


水しぶきで濡れた滝崖のヒメウツギの純白の花が初夏を思わせ . . .


流れの岩場ではキセキレイが思いっきりの大声で囀り . . .

道端の岩陰に咲くクワガタソウ(左写真)やクルマムグラの小さな花は、気づいた人だけにその可憐さをアピールしていた。

2015/05/29

フタリシズカ

庭のフタリシズカの最初の株が満開になった。今年のフタリシズカは株数も増え花姿も例年以上に大きい。

2015/05/26

目からウロコの分蜂群捕獲術


最近手に入れたビー・スケップでのミツバチ飼育法を学ぼうとネットサーフィンをしていて出会ったYouTube映像、飼育群の分蜂捕獲にこんな手があったとはまさに ”目からウロコ”。ドイツ北東部、リューネブルガーハイデに中世から伝わる伝統的な養蜂スタイルらしい。

分蜂間近になると巣箱の前で待機し . . .
分蜂が始まった巣箱をめがけて分蜂袋(swarm sack/schwarmsäcke)を手に一目散に走り寄り. . .
素早くバッグで巣箱前面を包み込んで、旋回飛翔に飛び立とうとする蜜蜂を分蜂袋内に誘導する。
分蜂組の大半が分蜂袋内に移動した頃を見計らって . . .
分蜂袋を蜂場の片隅に移し、しばらくの間そこに吊るして様子を見る。
群に女王蜂も合流していれば分蜂袋の中に分蜂蜂球ができるが、. . .
そうでない群は、女王蜂が群に加わっていない証。バッグの口を開け放ち全員元の巣箱へ帰らせる。
女王も一緒に取り込んだ分蜂群は巣箱へ移して分蜂群捕獲作業は一件落着。







YouTubeで見る限りでは、なんとも簡単で(そして確実!)な分蜂群捕獲法だ。早速映像をまねて手元にある材料で分蜂袋なるものを作ってみた。ただ、わが家の飼育群、分蜂熱が冷めたのかここ数日はすっかり静かになってしまった。今年の分蜂シーズン中にこの捕獲方法を試して見るチャンスがあるかどうか?

注記:

2015/05/22

バルカン半島のビースケップ(みつばち篭)


「見つかりましたよ!」知り合いのアンティークショップの若オーナーからの一報。早速ショップを訪ねてみると"ビー・スケップ(Bee Skep)"と呼ばれる蜜蜂飼育篭だった。「海外の伝統的なミツバチ巣箱に興味あるので気にかけておいて下さいよ」とお願いしたのは3年ほど前のことだ。

ビー・スケップは、近代養蜂が誕生する以前にはヨーロッパで主流のミツバチ飼育巣箱、一部の伝統的養蜂家は今でも愛用されているようで"skep beekeeping" のキーワードでYouTube検索をかけると多くの映像がヒットする。

スケップの製作で使用する素材は、麦藁、葦、柳の小枝、つる草、. . . と、国や地域により様々のようだ。今回入手したスケップは木のフレーム蔦で編んである。バルカン半島で使われていたものとのことだが、確かなことは分からない。

泥付きのままでは防疫検査にひっかかるので、輸入は泥壁をそぎ落とした枠組みの部分だけにならざるを得なかったようだ。ミツバチの飼育で実際に使おうとする時には外壁に泥を塗って使う。(写真はスペインバスク地方の養蜂家)

泥壁には牛糞(右写真)や泥炭などを使う地域もある。ひび割れが出ず保温効果が高くひび割れが出ない、などがその理由のようだ。今回入手したスケップには、日本の伝統的な土壁をまねた外壁を塗り込みたい。壁土を扱いっている"ドロコン屋"は近年めっきりその数が減ったのだそうだが、 幸い長野県に二軒ほどあるようなので折を見て相談に訪ねてみよう。

壁土が手に入るまでは室内で利用しようとランプシェードとして床に置いてみたが思った以上に味があって良い。日本で養蜂目的でビー・スケップを買おうとする人はいないかもしれないが、室内装飾品としてのビー・スケップに興味を示す客層はかなりいそうな気がするのだが?

2015/05/21

イカルとカワラヒワ


喧嘩っ早い二羽が並んで食べている光景は珍しい。

2015/05/20

夕陽に映える蜂球


この春の重箱式巣箱群の分蜂はかなり特異だった。

蜂球を造る場所は4回ともカラマツの8〜10mの高所。以前のように安全ベルトを付けてまでのファイトがわかないので今年の重箱式巣箱群からの4回の分蜂捕獲は全て断念。

二次と三次の間で分蜂未遂が一回。30分ほど蜂球を作っていたが、ほどなく全員元の巣箱にUターンした。なんらかの理由で女王蜂が合流しなかったのだろう。

分蜂当日に新居へ移動しないで蜂球のままで一晩(二次分蜂群にいたっては二晩も!)過ごしてから旅立つ、というのもこれまであまり経験したことがない。夕方から雨が降り出した二次分蜂のケースはまだ理解できるが、他の3例ではそのような天候ではなかった。
今日の四次分蜂蜂球も太陽は間もなく西の山並みに沈もうとしているのにまだ飛び立つ気配をみせない。この群も一泊してからの旅立ちの構えだ。

追記(1): 5/21  17:30 
またも連泊の様子。探索蜂の討議が紛糾しまだ転居先が決まらない?(もしくは合流すべき新女王の誕生を待っている???)

追記(2):5/23 所用で東京で2泊して今夕山荘に帰ってみるとさすがにもう蜂球は消えていた。

2015/05/19

蜜源植物 サラサドウダン


今年はサラサドウダンの花付きがあまり芳しくない。そんな数少ない花を巡って数日前からミツバチが。

2015/05/18

エナガ


ここ数日、庭木の枝の中や、野草畠の中でよく見かけるエナガ、雛のために餌集めをしているようで口一杯にイモムシをくわえている。コノテガシワの枝でよく姿を見かけるので、多分この木の中に巣を造っているのだろう。エナガの巣は以前それらしいのを拾ったことがあるので分かるはずだ。

メジロの巣もそうだったが、野鳥は枝の茂みや葉っぱを巧みに利用して人目(カラス目?)につかないように巣をかける。

サンショウバラの蕾につくイモムシを退治してくれると大助かりなのだが、蕾がつくのはまだ一ヶ月ほど先のこと。それまでに雛は巣立ち、エナガはもうイモムシ集めに精を出さなくなってしまうだろう。

2015/05/17

府中野鳥クラブご一行様


東京から日帰りのバスツアーで八ヶ岳南麓にバードウォッチングにみえた府中野鳥クラブの皆さん、案内した吐竜の滝遊歩道ではキビタキ、コルリ、オオルリなどの野鳥が出迎えてくれ . . .

我が家に立ち寄ってお茶をしているまさにその時、庭のミツバチが分蜂を始めるというハプニングもあり . . .

おもてなしらしいもてなしは出来なかったが、御一行様には八ヶ岳南麓の豊かな自然の一端を垣間見ていただけた. . .

のではと思う。

ちなみに「府中野鳥クラブ」は、ツバメの集団ねぐらの観察や、30年以上にわたる市内野鳥観察データーの集積などの活動歴を有する名門野鳥観察グループ。

2015/05/13

丸太待ち箱

敷地内の丸太型待ち箱に今朝から探索蜂らしいミツバチが飛来し始めた。まだ数匹程度で数は多くない。その上今日は台風6号の影響で終日大木を揺らすような強風が吹いている。これでは今日の分蜂はないだろう。

気象庁大泉観測地点の風速:
午前10時〜午後3時=4.9〜7.8m/s、最大瞬間風速=18.8m/s(12時41分)

2015/05/11

分蜂群の追跡


わが家の飼育群からの探索蜂かも?"との推測は的中した。

これまでも、近くの別荘の軒天などに移住した分蜂群を確認したことは何度かある。でも今回のように林や小さな沢を越え、600mを超える転居先が確認できたのは初めて。ほぼ等高線に沿って東に移動した群を、途中までは目視、林の上を通過する時は羽音を頼りに追いかけ、引越しルートの全行程を確認した。

2015/05/10

カルトジアンピンク開花


カルトジアンピンクの最初の一輪が開花した。スイスアルプスから来日して4年目の春。石灰質の土壌を好むと聞き炭酸苦土石灰を混ぜ込んだ苗床に蒔種し株数を増やそうとしているが、Peter Gaunitz氏デザインのガーデンのようなお花畑になるのはまだ遥か彼方の夢。

花の名前 "カルトジアンピンク" と "カルトジオ会修道士" の関係も未だ解明していない。

2015/05/08

アイヅシモツケ(会津下野)


一枝に多数の小さな花をつけるアイヅシモツケは、わが家の蜜蜂にとってこの時期の主要蜜源花。今朝からミツバチが集まって花粉集めに忙しい。
今年のアイヅシモツケの開花は例年より一週間以上早い。



絵になる待ち箱


"絵になる光景"と自分では気に入っている待ち箱の一つに今朝から盛んに探索蜂が通い始めた。 山荘から500m少々の距離なので、わが家の飼育群の可能性もある。

2015/05/06

蜜源植物 ウワミズザクラ(上溝桜)


標高1000〜1200mの地帯で今ウワミズザクラ(上溝桜)が満開。甘い芳香に惹きつけられ集まったニホンミツバチとセイヨウミツバチが入り混じって花から花へと飛び回っている。
ウワミズザクラは八ヶ岳南麓でこの時期の最高の蜜源花。樹の下に立つと爽やかな甘い香りが降り注いでくる。流蜜量も豊富なのだが花期が短いのが残念。
(ウワミズザクラの諸々については「月刊 杉 Web版」に詳しい。)

ニホンミツバチ


セイヨウミツバチ

2015/05/05

山菜三昧


この春は例年以上に山菜を堪能した。
  • シーズンの開幕はフキ味噌とノカンゾウの酢味噌和え、. . .
  • 行者ニンニクとワサビ葉の醤油漬けは炊きたてご飯の美味しさを一層引き立たせ、. . .
  • ワラビ、コゴミ、セリのおひたしで春たけなわを感じた。
  • 道の駅で新鮮な筍を見つけた時は急遽山道に分け入って山椒の若芽を摘み、. . .
  • ウコギ飯やミツバのお吸い物など、マイルドな山菜の香りも楽しめた。
そして、昨晩は軽井沢の蜂友T氏からいただいたタラノメに、庭で栽培しているヤマウドや行者ニンニク、近くの渓流で採ったワサビやコゴミを加えて山菜天婦羅のフルコース。
秋のキノコも良いが、春の山菜で感じる季節感はまた格別だ。

2015/05/04

分蜂間近?

巣箱底に無数の雄蜂の巣蓋。間もなく分蜂?