美味しい魚を食べようと出かけた伊豆大島旅行で見かけたバス停ポール、大島観光の有名スポットの「地層大切断面」前のバス停に立っていた。
地層大切断面は高さ約30メートル、長さ約700メートルにわたって続く縞模様の断層。おおよそ15000~20000年の間に100~200年ごとに繰り返し発生した大噴火による降下火砕物が堆積してできたらしい。この地層の下には、海面までさらに約5000年以上の噴火の歴史が重なっているそうだ。
1953(昭和28)年、島周回道路の建設工事で山を削った時に偶然見つかった世界的にも貴重なジオパーク。その形状から地元では「バームクーヘン」とも呼ばれている。そこで、バス停看板をバームクーヘンを模したデザインにし、そのバームクーヘンにフォークを刺すという念の入り用のデザインが微笑ましい。