2013/04/30

スズメバチ生捕用トラップ


先週、久しぶりに出向いたむし社。そこで偶然目にしたバタフライトラップ(エーワン社製、840円)ズメバチの生け捕りにも使えそうなので購入した。

(真偽は不明だが)女王蜂で作ったスズメバチ酒は、働き蜂酒以上にエキスが濃厚で薬効に優れている言われている。今年はオオスズメバチ、それも“女王”だけのスズメバチ酒造りに挑戦してみようと考えている。

例年オオスズメバチの女王蜂が庭に出没し始めるのは、ゴールデンウィークが終わる頃。これまでスズメバチの生け捕りには昆虫網と割箸で対応してきた。でも、キイロスズメバチならともかく、オオスズメバチとなるとその巨大な体躯に少々気後れしがちだった。このバタフライトラップはそんな気後れをかなり軽減してくれそうな気がする。


春の女王蜂捕獲は、秋のスズメバチハイシーズンの被害を軽減するために重要な作業でもある。

2013/04/29

秒読み段階

分蜂もいよいよ秒読み段階に入ってきた。

2〜3日前から、巣門前地上に落ちているオス蜂巣蓋が急に増え、巣門を出入りする雄蜂の姿(下 " " )も頻繁に見られるようになった。

分蜂日和の今日は巣門前でミニ旋回する蜂も。ミツバチ達の分蜂熱も徐々に高まってきている様子だ。

追記:5月3日 12:30  分蜂決行

2013/04/23

落角シーズン終幕

数日前の温泉帰りで出会った7〜8頭の鹿の群れ。どの頭にももう角はなかった。今年の落角シーズンは終わったのだろうか。

今シーズンの収穫は一対の角。と言ってもこれは自力で探したものではない。慈悲深いブログ読者の一人が、「ブログを読むと、一生懸命探しているのになかなか見つからないようですね」と、哀れんで持ってきてくれたものだ。ハンターでもない限り入手し難いレア物の頭蓋骨付きの鹿角。見ようによっては結構グロテスクでもある。

野生的に外壁に掛けるのが似合うのか、それとも、台板をつけて装飾品として飾るべきか?今シーズンの落角拾いはもう止めにして、この貴重な角の処遇について思案することにする。

2013/04/22

蜂雲のコントロール

飼育ミツバチ群が分蜂時に庭の中空で作る蜂雲の位置が、ここ数年だんだんと高くなってきているような気がする。

中には、近くで蜂球を作らないで、上空高く舞い上がってそのままどこか遠くへ飛んで行ってしまう分蜂群もある。
原因は、敷地内の樹木が成長し、庭上空の空間デザインが変わったせいだろうと推測しているが確信はない。

實驗養蜂新書には、このような場合の対策として以下のような記述がある。(頁92=コマ番号61)
分蜂捕獲前に、働蜂が空中に亂舞し居る際、手「ポンプ」の如き者で空中に噴水するのは、從來我國でも歐米各国でも行はれたことであるが、其の最も必要な場合は、分封が、初まった頃、少しく風が吹くと、すぐに蜂群飛舞の輪形が吹き流されるときである。

殊に第二分封以下の時は、女王が未だ孕まぬから、體量軽く活潑で、空中高く舞い昇り、働蜂の渦巻く中を遠く行くものであるから、先ず女王の出門せぬ前に、水を空中に飛揚して働蜂等の刎を濡らし、巣箱の近傍に低く舞はしめ置く様にする施術である。
空中散水は、これまで逃去防止では結構利用し、その効果のほどは確認している。でも、散水で分蜂時の蜂雲を下方向へ誘導できるとは思いもしなかった。(上写真は逃去阻止のための散水) 折を見てこの春の分蜂で試してみたいと思うが判断に悩みそうな点も幾つかある。

強制誘導の必要性があるケースか
一旦高く上がった蜂雲が、再び低く下がってくることもしばしばある。できれば自由意思で低空飛行に移ってくれるのに越したことはない。

どのタイミングで散水を開始するか
あまりに上空へ上がり過ぎてからではホースの水が届かなくなってしまう。かと言って早過ぎては、いたずらに分蜂行動の流れにに混乱を来すだけになってしまう。

どのくらいの水量を放水するか
逃去阻止ではタップリの水量で巣箱内へ追い返す。でも、分蜂時の散水でずぶ濡れにしてしまうと、「蜂球形成〜女王蜂の合流〜巣箱への取込み」の過程で不都合が生じる原因を作るかも知れない。

 . . . など。ともあれ一度トライしてみる価値はありそうだ。

2013/04/20

春の雪

夕方5時頃からふり始めたミゾレがすぐに雪に変わり、夜8時になる頃には庭はうっすらと雪化粧。外気温3.0度。

2013/04/19

春子の収穫

椎茸の生育が順調。小太りの春子が次々と収穫できる。

ドンコの一番美味しいのはなんといっても炭火焼だろう。

- まず傘を上にして焼く。
- 次に裏返して傘を焼く。
- ヒダに水滴がしみ出てきたら塩を振る。
- 水滴がほぼ蒸発し終わったら食べごろ。
 . . . というのが、ウェブに書かれている京都某老舗割烹の料理長の言葉。


炭火焼は酒の肴には最適だがご飯のおかずにはならない。そこで、今日は椎茸タップリの炊込み御飯に挑戦した。ところが、ご飯には少々芯が残り、釜底にはお焦げ。電気釜に「炊き込み」メニューがあるのを知らないで普通の設定のままで炊いたせいか、あるいは、水加減の失敗だったようだ。

今年の春は乾いた天気が続くので潅水チューブで一日30分ほどの水遣りが欠かせない。

雨不足ゆゑの小粒の春子なり
(山本漾子)

2013/04/18

マメザクラ開花宣言

わが家の標準木にしている庭で一番古くて大きなマメザクラが今日数輪の花を開いた。で、今日が2013年春のマメザクラ開花宣言。

その他の庭の草木の様子 . . . ダンコウバイがほぼ終わり、コブシとスイセンは終盤。レンギョウが満開。ヒトリシズカとニリンソウが咲き始めた。

オスの巣蓋

昨日までは気づかなかったオス蜂の巣蓋が巣門前地面に。まだ巣門に雄蜂の姿は現れていない。

2013/04/15

巣造り?子育て?婚活?


長坂インターの前にあるショッピングモール、キララシティーの屋根にそびえるロゴ看板。セグロセキレイが口に何かを喰わえて止まっている。

最初は巣造りのためのワラだと思った。ところがズーム撮影をして見るとカゲロウのような羽根のついた虫。と言うことは子育て中の餌運び?

でも餌運びならサッと巣穴へ入るはずだがその気配もなく、Kirara Cityの文字から文字へと飛び移るだけ。よく見ると近くにもう一羽のセキレイがいる。なるほど、こちらがメスで、食事で気を引こうとするメッシー君の行動らしい。

ネットで調べると、セキレイの求愛ダンスの記事は多いが、プレゼント攻勢の記載は見つからない。その上、今頃まだ婚活中では少々出遅れではとちょっと心配にもなる。

水汲み蜂の季節

春の水汲み蜂の活動が活発。一寸した水溜りがあれば朝早くからミツバチが集まっている。
巣箱の中では、活発な女王の産卵に間に合わせようと、ハタラキバチが急ピッチで新しい巣板造り工事を進めている証拠だ。

2013/04/14

渓流の春も間近い

そろそろレンプクソウの花が咲き出したのでは、と近くの渓流へ出向いた。

レンプクソウの蕾はまだ固かったが、山ワサビ(と思う)の花が開花し、





ニッコウネコノメソウはここ数日で開花しそうな気配だった。

行者ニンニク


去年植えつけた行者ニンニクがすっかり成長し、もう十分に食べられそう。で、今日の夕食はこの春初めての山菜のテンプラ料理を。

と言っても、山荘周辺ではヤマウド、タラの芽、コシアブラ、セリなどはやっと芽を出しばかりで、まだテンプラ食材になるほどには育っていない。

だから今夜のメニューは、行者ニンニク入りの野菜かき揚げがメイン。それに自家製椎茸とウドのテンプラが加わり、あとはノカンゾウの胡麻和えと味噌汁。すっかり行者僧の精進料理風の夕食になった。

2013/04/13

信濃境〜富士見 花見ドライブ

桜とスミレの花を求めて信濃境〜富士見周辺をドライブしていて出会った光景三題。

道端のクラフトアート:
国道20号、下蔦木の信号の近くにあるケヤキ工房入口の道路脇でオープンしていた露店。デザイン、製作、販売を一手で行なうKさんが、天気が良く、気分も良い週末だけに開店するアート風車のデザイナーズショップだ。

風車の回転で動く人や動物の動作がなんとも素朴でユーモラス。次回来た時に、この木こりオジサンが売れていなかったら買うつもりだ。

廃校で最先端技術:
廃校になった富士見南中学の校庭に展開されていた不思議な光景。「最初は、どこかの新興宗教団体が来たかと思いました」。近くを散歩していた南中学出身の子供さん連れの若いお母さんのコメント。

正体は三鷹光器のビームダウン式太陽熱システムの実験工場。10枚の凸面鏡で構成された反射鏡群(右下写真)が88基並んで、太陽の動きを追尾しながら、16mのタワー(右上写真)太陽光を集めてエネルギーを作る、という再生可能エネルギーの最先端技術なのだそうだ。

蔦木宿のフリーマーケット:
道の駅信州蔦木宿で開催されていたフリーマーケット。茅野から来たという道具屋さんの店先が楽しい。宮大工が使った大工道具から古い農具・生活用具類まで、ながめているだけでも数時間は過ごせそう。東京近辺の骨董市でこれだけの大工道具の品揃えはまずない。

購入したのは、一寸五分と六分の大型の叩き鑿(のみ)2挺と五徳一基。どちらも古鉄具の風格がにじみ出ている。
前者は御神木丸太巣箱製作用に、後者はダッチオーブン用にと一応理由付けをして購入したが、正直なところは衝動買いに近い。でも、3点で〆て3000円にしてくれたので悪い買い物ではないはずだ。

ということで、花見ドライブにはならなかったがそれなりに楽しいドライブ。

2013/04/12

新府桃の里ハイキング


日野春駅から新府駅まで、約12キロの七里岩丘陵を中央線に沿って歩く八ヶ岳自然クラブ恒例の催し。

ツクシやヒメオドリコソウはもう旬を過ぎたが、スミレ類、ムラサキケマン、アズマイチゲ、イチリンソウなどお馴染の顔ぶれに加えて、時にはシュンランやヤマエンゴサクの珍しい野草にも出会えた。

まだ雪を残す甲斐駒や鳳凰三山を背景に咲くモモやスモモの花が見頃。その桃畑では今摘蕾(てきらい)作業の真っ最中。後数日もすると多くの花蕾が摘み取られ、華やかなピンク一色の桃畑も少し寂しくなる。

清涼な空気と花木に恵まれた七里岩ラインの里山はミツバチの生息にも適した地域。歩いていると、畑の縁や庭の片隅に置かれたミツバチの巣箱が結構目につく。

写真はヒメオドリコソウの群落に囲まれたミツバチの巣箱。なんとも穏やかな里山の春の景色だが、よくよく見ると巣箱が鎖でつながれている。ミツバチ盗難事件が珍しくもなくなった世相の中で、忸怩たる思いをしながら鎖を取り付けている巣箱オーナーの姿が目に浮かぶ。

2013/04/11

ミツバチが宿る御神木

 

貴重なミツバチ巣箱材を入手した。芯部に洞ができたサワラの大木。旧甲州街道瀬沢集落(長野県諏訪郡富士見町)の諏訪神社参道で参詣者を見守ってきた由緒ある御神木。倒木の恐れが出たため数年前に伐採され、天然乾燥されていたものを縁あって手に入れることができた。

木質が軟らかいサワラは、建材としての評価は兄弟のヒノキに一歩譲る。でもその柔らかさがサワラ材をミツバチ巣箱としてはヒノキ以上の良材にする。
軽くて扱いやすい。断熱効果に優れる。昔から桶やヒシャクに使われるほど水や湿気に強い。そして、風雨にさらすと灰白色の木肌(右写真)に変色し、一層木目の美しさが出てくる。

その上このサワラの洞には、永年ミツバチが住みついていたのだそうだ。神の使いであるニホンミツバチの住まいとしてこれ以上の材はないだろう。

これまで使用してきた逸見神社の赤松巣箱に続く我家の貴重な御神木巣箱。どちらも大切に使わせてもらおう。きっと神のご加護があるはずだ。
(左写真は逸見神社御神木巣箱。化粧杉皮を巻いているが中味は赤松丸太。数年前に倒木の恐れが出て伐採されたものの一部を譲り受けた。)

備考:
サワラの巣箱は、ミツバチの天敵スムシの発生を押さえる、と主張する蜂飼人もいるが自分の体験ではそうでもないような気がする。

2013/04/10

アーモンドの花

一度見たいと思って心待ちにしていた神代植物公園のアーモンドの花がやっと咲いた。

アーモンドは蜂群崩壊症候群(CCD)ですっかり有名になった花。広大な単一花アーモンド果樹園で受粉作業に酷使されることがCCDの一因として糾弾されている。
もちろん咎められるのはこの可憐なアーモンドの花ではないことは言うまでもない。

2013/04/09

最大瞬間風速 25.1m/s

「風で巣箱が倒れ、ミツバチが大騒ぎしているよ。」. . . 山荘隣家E氏から東京の自宅に入った緊急コール。

深夜に車を走らせ山荘に来てみると、ベランダに設置していたTBH観察巣箱の事故だった。防寒シェルターごと巣箱が風で飛ばされている。

横転した巣箱の蓋は開きっぱなし。巣箱の中には落下した巣板が乱雑に散らばり、興奮したミツバチは巣箱の回りをウォンウォンと飛び回っている。

不幸中の幸いは、大半のミツバチが落下した巣板で押し潰されることもなく生きていたこと。損傷の軽微な巣板を選んで、とりあえずの仮設巣を作って応急処置を施した。

周辺を歩いてみると、幹の中央部でポッキリと折れたり、根元からひっくり返った赤松の大木があちこちで目につく。被害が大きいのは西風の当たる斜面で、倒木は一様に東方向に倒れている。八ヶ岳南麓特有の西〜北西風の仕業のようだ。

気象庁大泉観測地点のデーターでは、4月7日の最大瞬間風速が25.1m/s、4月8日は21.9m/sを記録。大泉観測地点より標高が高く、稜線近くに位置する山荘付近ではこれ以上の突風が吹いたのかもしれない。

それにしても巣箱が風で飛ばされるというのは初めての経験。かなり重量のある2個の重石をのせてあったが十分ではなかった。冬越しを無事に終えたばかりのミツバチ達に悪いことをしてしまった

女王蜂さえ無事であればなんとか群として立ち直る可能性はあるが、まだ女王蜂は消息不明

2013/04/08

フジが満開

東京の庭のフジがほぼ満開になった。開花時期には留守のことが多くつい見頃を失っし勝ちだったフジの花だが、今年はめずらしくジックリと鑑賞できた。

公園などで見かけるフジは、最初は花だけで一杯になり、花が終わる頃に葉が出てくるように記憶しているが(確かではない)、我が家のフジはほぼ同時に出てくる。

3年前にネットショップで購入した棚は、強風が吹くと倒れるのではと思えるほど左右に大きく揺れる。基礎工事をやり直さなければと思いながら、とりあえず応急処置としてロープで固定しているが、なんとか役目を果たしてくれている。