2019/02/23

春の息吹き

寒い、寒い、と愚痴を言っているうちに足元ではもう春が始まっていた。

菜の花畑ではニホンミツバチが花粉を集め . . .

キンリョウヘンは花茎をグングンと伸ばし. . .


庭の隅にはフキノトウ。

3個ほど摘んで”春の苦味”を楽しむことにした。

2019/02/21

待望の新刊書 - Thomas D. Seeley著


ミツバチ研究のグル、Thomas D. Seeley教授の新しい著作「The Lives of Bees」が今年6月出版されるらしい。「養蜂上のトラブル解決策は野生ミツバチに聴け」というのがこの本のメッセージのようだ。

シーリー先生は、前作「Following Wild Bees」で既にこの識見を示唆していたので、いつかより詳細な解説をしてくれるだろうと期待していたが、予期していた以上に早い刊行だ。
  •  飼育群の死滅が騒がれる一方で野生ミツバチたちは元気に暮らしている . . .
    "We need to rethink beekeeping. . . .  how honey bees survive--and thrive--living naturally inside trees. Mean while, within vast beekeeping industries, honey bee mortality remains at an all-time high."(Nicola Bradbear, Director of Bees for Development)
  • ミツバチと養蜂家の間にある利害対立 . . . 
    "Seeley meticulously guides us through the natural history of honey bees while examining the tension between what is best for the bees versus what is best for their keeper. "
    (Rusty Burlew, HoneyBeeSuite.com)
  • その場しのぎの解決策を探すのはもう止めよう. . .
    "We need to stop inventing temporary solutions to honey bee problems, and just listen to what the bees are telling us by example."(Kirk Webster, Champlain Valley Bees and Queens)
  • . . . . . . . . .
書評の中にさえ興味を惹かれるフレーズが数多い早速Amazonに予約注文した。

数年前から地元の中高校生たちと実行しているビーハンティング/ビーライニング 。その技を習得し、八ヶ岳南麓に散在する野生のミツバチの巣を見つけ、自然巣のミツバチたちの生活を観察する。そんな構想に確かな道筋を示してくれる一冊と期待している。

訳本出版の噂はまだ聞かないが、大御所シーリー先生の著作なので近いうちに日本語版も出てくるはずだ。