2008/06/26
”垂れミツ” 1リットルを収穫
2008/06/25
試験採蜜レポート その(1):今回使用した道具
11:00 薄曇り 外気温14度。採蜜には適当な気候と判断し試験採蜜を実行。
採蜜の道具は先週武蔵野市場の業務用厨房器具店で仕入れて来たスレンレスバット(W32xD20xH9)とステンレス網かご。(両方で約5000円)
まずこの網籠で粗絞りをし、その後ガーゼ(or さらし布)で再度濾過する予定。
採蜜は朝が良いとのこと。夕方の採蜜では昼間集めた花密でまだ夜間の水飛ばそ作業を経てない薄い蜜を混ざってしまうのを避けるためらしい。ということで朝食後即作業開始。
使用後に感じた用具の改善点:
一段バットでなく積み重ねバットにし、上段バットで粗絞り、下段バットにはさらし布を敷いて濾過する、としたやり方も検討の余地がありそう。
試験採蜜レポート その(2): “タレ蜜”工法
今日の採蜜は一番の大家族、本家巣箱から拝借。7枚の巣板から一番重そうな巣板を一枚だけ抜き取った。密圏は巣枠上部にかなり広範囲に広がっておりある程度の量が期待できそう。
巣板の蜜、蜂児(幼虫、蛹)、花粉の全てを採取し、それらをブレンドして作る“濁り蜜”も興味ある。濁り蜜には、タンバク質、酵素、ミネラル、 ビタミンなど多くの栄養分が含まれ健康には最も良いとされている。ただ、今回は蜜部分だけで“タレ蜜”作りに挑戦しようと思う。貯蜜圏を切り取った後の育児圏、花粉圏は元の巣箱に帰すつもりだ。
巣板を作業場の天井から吊るしその下にステンレス容器で滴り落ちる蜜を受けながら作業を進めた。巣板を傾けると蜜がしたたり落ちるのでこの方法はお薦め。ただ、容器はもう一回り大きのもの(60x40cm位)がベターだ。今回使用したサイズでは作業中多少容器の外に蜜が落ちてしまう。“一匹のミツバチが生涯に集める蜜量がたった小さなティースプーンで一杯”とのことなどで一滴の蜜でも無駄にするのは申し訳ない。
試験採蜜レポート その(3):素材は “ 百花蜜”
蜜圏の巣蓋を切って見ると濃厚そうな蜜がギッシリ詰まっている。春先からこの付近でに咲いた花はウメ、ダンコウバイ、レンギョウ、サクラ、ツツジ、リンゴ、トチノキ、ニセアカシア、エゴノキ、などだ。この蜜にはそれらの花蜜がブレンドされているに違いない。日本では一般的に、アカシア、レンゲなどの単一の花から集められたシンプルな味のものが好まれ、このように多種多様な花蜜を集めたいわゆる “百花蜜” は敬遠されるらしい。
先日放映されたNHKのクローズアップ現代 “ミツバチ大量失そうの謎”でも、「ポリネーション(受粉)に使われるミツバチは単一の花蜜しか食べていないので体力的に弱ったのも一因では . . .」との専門家のコメントもあった。人間にとっても単一花蜜より百花蜜の方が身体にも良いような気がするけどね。
試験採蜜レポート その(4): 蜜色もこんなに差がある
試験採蜜レポート その(5): 蜜圏部を切り取った後の巣板
試験採蜜レポート その(7): ”タレ蜜”作りはのんびり
2008/06/24
試験採蜜の予定は明朝に延期
天気予報で久々に晴れ間が期待できそうなのでかねてから考えていた採蜜を行うために昨夜急遽山荘へ。
朝7時半、庭に出て見ると既にミツバチ達は活発に巣門を出入りしている。久々の晴天とあって皆嬉々として働いている。その姿を眺めていたら今日採蜜の騒動を起こすのは少々気の毒な気がして作業は明朝に延期することにした。
今回は秋の本格的採蜜のための予行演習。遠心分離機は使用しないでザルを使用し、巣から蜜が自然に垂れてくるのを何時間もかけてただただ待つという古風な“タレ蜜”作りでやってみようと思う。
2008/06/17
2008/06/16
3週間ぶりに東京へ
. . . ということでしばしミツバチと分かれ3週間ぶりに東京へ。
午後、本屋をブラブラして購入した本:
A)「悪魔の新・農薬ネオニコチノイド - ミツバチが消えた沈黙の夏」(船瀬俊介、三五館、1400円)
B)「ハチミツの危ない話」(川島 茂、三五館、1500円)
C)「株デイトレード常勝のルール」(二階堂重人、すばる舍、1500円)
A )とB)は、数日前放映されたTV番組「アメリカ発:ミツバチ”大量失そう”の謎」(6/12 NHKクローズアップ現代)と同一テーマを扱った本。集蜜〜採蜜を目前に控えている身にとっては非常に興味あるテーマ。
C)は、最近試験的に始めた株のデイトレードのハウツーもの。世間のデイトレーダーと称する連中の姿が垣間みれればと期待しての1500円の先行投資。
午後、本屋をブラブラして購入した本:
A)「悪魔の新・農薬ネオニコチノイド - ミツバチが消えた沈黙の夏」(船瀬俊介、三五館、1400円)
B)「ハチミツの危ない話」(川島 茂、三五館、1500円)
C)「株デイトレード常勝のルール」(二階堂重人、すばる舍、1500円)
A )とB)は、数日前放映されたTV番組「アメリカ発:ミツバチ”大量失そう”の謎」(6/12 NHKクローズアップ現代)と同一テーマを扱った本。集蜜〜採蜜を目前に控えている身にとっては非常に興味あるテーマ。
C)は、最近試験的に始めた株のデイトレードのハウツーもの。世間のデイトレーダーと称する連中の姿が垣間みれればと期待しての1500円の先行投資。
2008/06/13
2008/06/12
ニホンミツバチは神の使い
宮崎の椎葉村や長野の伊那谷と並んで昔からニホンミツバチの養蜂が盛んな熊野(和歌山)。その熊野地方での養蜂に関する興味深い調査レポートを読んだ。(注 1)
+ + + + +
熊野ではワバチ(=ニホンミツバチ)は神の使いとされ、蜂の群が増えるとその家は繁栄すると信じられている(いた?)。
だから、. . .
- 新しいゴーラ(=分蜂群トラップ)は社日(注 2))に設置する。
- 設置する前に、巣箱に塩やお神酒を振りかけてお清めをする。
- 採蜜は適量にして蜂の冬越しに必要な量は必ず残しておく。
- 神を祀る祠と同様、巣箱の周りは掃除をしていつも清浄に保つ。
- 巣箱に神榊(サカキ)を飾ってミツバチを敬う。
(注 1) 出展「自然と文化」“熊野におけるワバチの飼養”
(注 2) 社日(しゃにち) = 陰陽五行説で農作物の豊穣を祈願する節日。春分・秋分に一番近い戌の日
鹿の食害
農産物や森林に対する鹿の食害が深刻化しているとのこと。昨日今日とテレビで盛んに取り上げられている。山梨県内には適正数の約2倍に当る8400頭の鹿が生息していると推計され、2007年度鹿の食害による損害は1億3千万円相当に達したという。観光資源であるレンゲツツジやドウダンツツジの食害もかなりひどいらしい。山荘の近辺でも鹿はほぼ毎日(and/or 毎夜)姿を見せる。数年前には庭の野草の新芽のほとんどを喰われてしまったこともあった。
写真は昨年11月17日の夕方5時頃に県立八ヶ岳牧場で撮影したもの。既に辺りは暗く露出を一杯に上げて撮影したので不鮮明な画像だがそれでも約40頭以上の鹿を数えることが出来る。写真では鹿の群れ全体のほぼ1/3位の範囲しか写せなかったのでこの時100頭以上の鹿がいたはずだ。
なぜ鹿の頭数が急増したのだろう?生態系のバランスは意外とごく小さな事柄に起因しているかもしれない。
2008/06/10
コゲラとイカルとサラサドウダン
分蜂捕獲作戦で吐竜の滝へ
そろそろスズメバチ対策を考えなければ
第2、第3分家を内検
薄曇り、気温15度。
前回内検から間隔は短すぎるが、長雨になるとできなくなるので午前中第2、第3分家の巣箱の内検。
第1分家:
巣板を一枚づつ引き抜いて点検することはできないのが重箱式巣箱の弱点。そこで最下段の巣門前板をはずし手鏡を入れて覗き込むというU教授方式を採用。巣板は7枚になり(蜂が真っ黒にまとわりついているので確定はできないがほぼ間違いないと思う)でサイズも大きくなっている。一箱追加して4段重箱に増築。
第2分家:
増勢中。一番外側の巣枠の外面まで巣を作り始めている。そこで今の5枚の巣枠の両サイドに一枚づつ巣枠を追加して計7枚の巣枠に増築。もう一枚追加できるスペースは給餌巣枠を使う時のために残しておきたいのでこれ以上の増設は無理。次はこの巣箱の上に同サイズの継箱を乗せるということになるがその継箱はまだ制作しない。
2008/06/09
エクセレントカンパニー
コガラの巣立ちは無さそう
以前シジュウカラの巣立ちの時には、巣立ちの日、親鳥は餌は与えないでヒナを空腹にし、巣の近くで鳴きながらヒナを巣の外に呼び出そうとしていた。今日の巣立ちは無いだろうとの結論で迷彩テントは建てたままで撮影待機は中止する。
2008/06/08
2008/06/07
6月7日 第2分家の内検
牧場の散歩(4) サクラソウ
野生のサクラソウの小さなを発見。独特のピンク色の見事な花を咲かせている。野生のサクラソウは近年八ヶ岳南麓高原でめっきり見かけなくなった。環境省のレッドブックでも準絶滅危惧種に指定されている。群生地は、ニホンジカの通り道に沿って藪の中を流れる小川が、開けた荒れ地に出るところ。人が通ることはまずない場所なので他言無用で静かに見守りたい。
2008/06/06
八ヶ岳で咲いたスイスの花
2008/06/05
2008/06/04
6/3掲載 “自然巣で起きた出来事のメモ” の続報 - その2
Rホテル近くの自然巣に今日(6/4)新たな動き。一度姿を消した蜂球が再び前とほぼ同じ箇所にあるとのK氏からの一報。前回できた蜂球が思いがけない雨続きで一度巣に戻り再び出て来たのか?あるいは二次の分蜂?
自然巣は石垣の隙間にありその真上の赤松の木のほぼてっぺんあたりに蜂球を作っている。地上高8〜10mくらいの場所だ。この高さなら得意の8m捕獲ネットでなんとか届きそうだが、いかんせん蜂球の下部に多くの枝が複雑に絡み合っている。その上、近辺に電線が縦横に張り巡らされカーボンロッドのタモ柄では感電死の危険性もある。ということで強制捕獲は断念。
天気予報では明日は雨模様。この蜂達は明朝雨が降り出す前にどこか新居を決めるだろうか?
自然巣は石垣の隙間にありその真上の赤松の木のほぼてっぺんあたりに蜂球を作っている。地上高8〜10mくらいの場所だ。この高さなら得意の8m捕獲ネットでなんとか届きそうだが、いかんせん蜂球の下部に多くの枝が複雑に絡み合っている。その上、近辺に電線が縦横に張り巡らされカーボンロッドのタモ柄では感電死の危険性もある。ということで強制捕獲は断念。
天気予報では明日は雨模様。この蜂達は明朝雨が降り出す前にどこか新居を決めるだろうか?
6/3掲載 ”自然巣で起きた出来事のメモ” の続報 - その1
今日も素振りだけ
2008/06/03
心温まる話
今日はいい話を聞いた。6/2 掲載記事の “お気に入りの標識”に関連する話だ。
この標識は大泉でログハウス建設を手掛けるF社のS社長ファミリーがボランティア的に設置したとのこと。その時の話がいい。
ある日、S氏一家が28号線をドライブしていた時ひき逃げに合った瀕死の鹿に遭遇した。その姿を見てS氏のお子さんが可哀想だと泣き出したという。自宅に帰ったS氏は、「じゃ、鹿にあんな可哀想なことがもう起きないよう皆で標識を作ろう」ということになったらしい。
傷ついた子供の心を癒そうとする親の心、鹿に思いを馳せなが作業を手伝う子供の心。“とおります〜”の鹿の表情にそんな皆の気持ちが現れている。いいものの背景には“ストリー”がある。
この標識は大泉でログハウス建設を手掛けるF社のS社長ファミリーがボランティア的に設置したとのこと。その時の話がいい。
ある日、S氏一家が28号線をドライブしていた時ひき逃げに合った瀕死の鹿に遭遇した。その姿を見てS氏のお子さんが可哀想だと泣き出したという。自宅に帰ったS氏は、「じゃ、鹿にあんな可哀想なことがもう起きないよう皆で標識を作ろう」ということになったらしい。
傷ついた子供の心を癒そうとする親の心、鹿に思いを馳せなが作業を手伝う子供の心。“とおります〜”の鹿の表情にそんな皆の気持ちが現れている。いいものの背景には“ストリー”がある。
台風5号通過中
自然巣で起きた出来事のメモ
吐竜の滝:
候補者は自分一人。6/2 午後、久しぶりの様子見。待ち巣箱の巣門に動き無し。延びた芝草が地上高20cm位の自然巣の巣門を覆って出入りする蜂は不便そう(写真) 。草を刈ってやろうかとも考えたが、人間の浅知恵で判断すると蜂にとってはかえって迷惑かな、とも思いそのままに。巣門外に積まれた巣クズの山の大きさを 見ると樹洞には結構大きな巣があるのでは?
逸見神社:
一次分蜂群がY氏の待ち巣箱に入ったとのこと。Y氏の勝因は巣箱のロケーションか?偵察蜂が盛んに出入りしていたヒノキの大木のすぐ前に置いてあった。
大井が森:
K氏の単独立候補区で偵察蜂が盛んに待ち巣箱を訪れていたところ。近くで道路工事の交通整理をしている人から “数日前すごい蜂が空を飛んでいたよ”と様子見に行ったK氏が聞いたとのこと。一次分蜂群がどこかに飛び去ったに違いない。
Rホテル近く:
ここもK氏の単独立候補区。一次分蜂群が近くの木に蜂球を造りこの3泊4日、そのままの状態で動かずにいるとのことだ。場所が高すぎて強制捕獲が困難、偵察蜂が盛んに待ち巣箱を訪れている、の理由でK氏は "wait and see" 方針を決断。(6/1 K氏と会った時の状況 )
6/2 夜 その蜂球がK氏の巣箱に入らずに今日忽然とどこかに姿を消してしまったとのうわさ。K氏本人にはまだ未確認。
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