厳しい気候の英国、カナダ、アメリカ北部などのロックガーデンを見ると、冷気や土の乾燥過から草木を守るため、大きな麻布や藁で地表を覆ったり、樹木の根回りに枯れ草を敷きつめたり、幼木を風除け布で囲ったりしている。
我が家のロックガーデンには、主に亜高山帯に自生している植物を北海道の園芸店から仕入れたものなので寒さには強いはずだ。ただ植え付けてから一年未満のものばかりなので、まだ十分に根が張っていないだろう。で、八ヶ岳おろしの寒風や、長期留守中の乾燥に耐えきれないのではと今年の冬は多少過保護に対応することにした。
ガンコウラン(クロウベリー)、コケモモ(リンゴンベリー)、ツルコケモモ(クランベリー)、クロマメノキ(浅間ブドウ)の4樹種が主な保護対象樹だが、枯葉の中にはリンネソウ、ノウゴウイチゴ、ミヤマキンポウゲ、ミネズオウ、チングルマ、ゲンチアナ、イワヒバなども埋もれている。