一日中花畑を飛び回っていたハナバチはほとんど見かけなくなり、アシナガバチもここしばらく姿を見ていない。
キイロスズメバチ、オオスズメバチは時折ミツバチの巣箱周りを飛び交っているが、一時に比べ随分数は減った。ペットポトルのトラップもほとんど開店休業状態。
今、庭で一番活発なのがクロスズメバチ。盛んに巣穴から出入りしており、その巣穴も随分大きくなった。巣穴の大きさと、地中の巣の大きさは正比例するというから、かなり大きな巣になったに違いない。
2009/10/31
2009/10/30
2009/10/29
巣箱の冬支度
快晴。日中の気温も14度まで上がったので久しぶりの内検。蜂数は越冬に十分な量に見える。
そろそろ時期だろうと、ミツバチ巣箱の防寒対策を実施。
出入口は一箇所だけにし、他の4穴は全て閉鎖。
去年は巣箱全体を断熱材(スタイロフォーム)で囲ったが、今年は藁を使ってみることにした。
巣箱内の左右空室に藁クズを詰め、巣箱外は、上・裏・底面を厚手の藁ムシロで巻き、巣箱前面には何も施さない。晴天の日に太陽の光を当てたいためだ。
最近は、暖冬対策として冬期間は巣箱を日陰に置く、という低温管理養蜂の説もあるが、巣箱は夏と同じ半日陰の場所から移動しないことにする。
寒冷の厳しい山荘周辺では、時には巣箱の外板に太陽光の温もりを感じさせることも必要だろう。「今日は暖かいデト日和だよ」ということをミツバチに教えるためだ。
そろそろ時期だろうと、ミツバチ巣箱の防寒対策を実施。
出入口は一箇所だけにし、他の4穴は全て閉鎖。
去年は巣箱全体を断熱材(スタイロフォーム)で囲ったが、今年は藁を使ってみることにした。
巣箱内の左右空室に藁クズを詰め、巣箱外は、上・裏・底面を厚手の藁ムシロで巻き、巣箱前面には何も施さない。晴天の日に太陽の光を当てたいためだ。
最近は、暖冬対策として冬期間は巣箱を日陰に置く、という低温管理養蜂の説もあるが、巣箱は夏と同じ半日陰の場所から移動しないことにする。
寒冷の厳しい山荘周辺では、時には巣箱の外板に太陽光の温もりを感じさせることも必要だろう。「今日は暖かいデト日和だよ」ということをミツバチに教えるためだ。
2009/10/28
ヤマブドウ(山葡萄)とハナマメ(花豆)
2009/10/27
観音平下のカラマツ防火帯
三週間ほど前にはまだ緑色だった観音平下のカラマツ防火帯。今日はもう散り始めていた。
近くの八ヶ岳牧場に預託放牧中の牛達も、間もなく飼い主に引き取られ里に帰るはずだ。甲府気象台は、今日甲斐駒ケ岳の初冠雪を発表。2009/10/25
2009/10/23
本:「新しい蜜蜂の飼い方」
東京の主な書店のミツバチ関係の書棚にある本はほぼ買い尽くしたと思っていたが、数日前紀伊国屋で初めて目にした本。
「新しい蜜蜂の飼い方」(井上丹治著、泰文館)
「新しい . . . 」とあるが、原本初版は1961年だから、もう50年近く前に出版された“古い”本。
ビジネス書を買い漁っていたころの習性で、発行年次が古いものはつい避けようとするが、他に目新しものがないので買ってみた。
読んで見ると結構新しい発見がある。年ごとに異なる自然環境 (特に蜜源植物の開花時期や流蜜量など) を考慮した上での日々の管理方法の工夫、あるいは、巣板上の貯蜜圏と産卵圏のスペース比のバランスの重要性など、これまであまり意識していなかった点が具体的な作業を通して解説されている。
養蜂では、目の前の巣箱で起きている現象に右往左往するだけでなく、もっと広い視野と複眼的な視点で観察する必要のあることを再認識させられた一冊。
「新しい蜜蜂の飼い方」(井上丹治著、泰文館)
「新しい . . . 」とあるが、原本初版は1961年だから、もう50年近く前に出版された“古い”本。
ビジネス書を買い漁っていたころの習性で、発行年次が古いものはつい避けようとするが、他に目新しものがないので買ってみた。
読んで見ると結構新しい発見がある。年ごとに異なる自然環境 (特に蜜源植物の開花時期や流蜜量など) を考慮した上での日々の管理方法の工夫、あるいは、巣板上の貯蜜圏と産卵圏のスペース比のバランスの重要性など、これまであまり意識していなかった点が具体的な作業を通して解説されている。
養蜂では、目の前の巣箱で起きている現象に右往左往するだけでなく、もっと広い視野と複眼的な視点で観察する必要のあることを再認識させられた一冊。
2009/10/22
ソーラーバックパック
新宿東急ハンズのエコグッズコーナーで見かけたソーラー発電パネル付リュックサック(アメリカ Voltaic社製)。
携帯電話、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、PCなどの充電が出来るらしい。バックの生地はリサイクルしたペットボトルから、とエコロジーに徹している。
面白いアイデアでつい買気をそそられる。でも、自分の生活の、どんなシチュエーションでこのバックが必要か、と考えるとなかなか具体的なイメージが浮かんで来ない。で、購入までには至らず。
もっとも、パソコンや携帯電話も出始めの頃はそうだった。それが今では生活の必需品になっている。ソーラーバックも数年後には同じようにならないとも限らない。
少なくとも製品コンセプトは、世の中の大きな流れに乗っかってはいる。今後の盛衰を注目したい商品。
携帯電話、MP3プレーヤー、デジタルカメラ、PCなどの充電が出来るらしい。バックの生地はリサイクルしたペットボトルから、とエコロジーに徹している。
面白いアイデアでつい買気をそそられる。でも、自分の生活の、どんなシチュエーションでこのバックが必要か、と考えるとなかなか具体的なイメージが浮かんで来ない。で、購入までには至らず。
もっとも、パソコンや携帯電話も出始めの頃はそうだった。それが今では生活の必需品になっている。ソーラーバックも数年後には同じようにならないとも限らない。
少なくとも製品コンセプトは、世の中の大きな流れに乗っかってはいる。今後の盛衰を注目したい商品。
2009/10/21
本:「きょうの料理ビギナーズ」
2009/10/20
2009/10/18
2009/10/16
2009/10/15
2009/10/14
Natural派 or Fashion派?
養蜂ブームのイギリスに、ナチュラル養蜂家(Natural Beekeeper)と、ファッショナブル養蜂家(Fashionable Beekeeper)の、二つのグループが生まれつつあるように見える。
前者は、使用する用具はチープシックを旨とし、巣箱製作ではリサイクル材で、作業ウェアもごくシンプルなベールを使用するだけ。飼育管理においても、蜂のことは蜂にまかせ人間が手を出すのはできるだけ控えるのを良しとする。(写真右)
一方、ファッション派は、ミツバチ飼育を新しいクールなホビーと考える。庭のエクステリアとしても映えるデザインの巣箱、スタイリッシュな作業服。友人や隣人を招いて自家製ハチミツ料理でホームパーティーを開くのを好む。(写真左)
今のところ、日本のミツバチ飼育者の多くはナチュラル派に近い。でも、Urban beekeeper が増えるにしたがい、日本でもファッション派が増えて行くことは間違いなさそうだ。
前者は、使用する用具はチープシックを旨とし、巣箱製作ではリサイクル材で、作業ウェアもごくシンプルなベールを使用するだけ。飼育管理においても、蜂のことは蜂にまかせ人間が手を出すのはできるだけ控えるのを良しとする。(写真右)
一方、ファッション派は、ミツバチ飼育を新しいクールなホビーと考える。庭のエクステリアとしても映えるデザインの巣箱、スタイリッシュな作業服。友人や隣人を招いて自家製ハチミツ料理でホームパーティーを開くのを好む。(写真左)
今のところ、日本のミツバチ飼育者の多くはナチュラル派に近い。でも、Urban beekeeper が増えるにしたがい、日本でもファッション派が増えて行くことは間違いなさそうだ。
2009/10/13
2009/10/12
ヤマブドウ (山葡萄)
果汁のワインカラーがあまりに見事なので、ジュースは "Kluk-Kluk Bottle" に入れることにした。このボトルは、デンマーク Holmegaard社が1840年にデザインしたロングセラーのワイン用デカンタ。
来シーズンは密造ワインにチャレンジし、正真正銘のデカンタとして使用してみようと思う。
2009/10/11
2009/10/10
最近の巣箱周辺の様子
2009/10/09
万能型山の幸 サルナシ
サルナシは . . .
- “サルが我を忘れて食べる” ほど美味しく、
- “クマが冬眠のエネルギーを蓄えるため競って食べる” ほど栄養価が高く、
- ツルは編みかごの素材して、ときには架け橋になるほどしなやかで強靭
2009/10/08
台風18号の置き土産
伊勢湾台風にも匹敵するのでは、と言われた大型台風18号。
昨夜一晩中、コツン - コロコロ、ドスン - ゴロゴロと屋根の上で騒いでいたドングリやクリの実が、折れた小枝に混じって庭一杯に散らばっている。
2009/10/07
食 or 毒?
しばらく留守にしていた山荘。留守中に色々なキノコが顔を出している。
北側道路の道端には、ハナイグチ、ホコリタケ、カラカサタケ。敷地の隅には氏名不詳茸の群生(写真)。一見美味しそうなキノコだが何キノコか確定できないので食べる勇気はなし。
北側道路の道端には、ハナイグチ、ホコリタケ、カラカサタケ。敷地の隅には氏名不詳茸の群生(写真)。一見美味しそうなキノコだが何キノコか確定できないので食べる勇気はなし。
追記:10/09
原村のキノコ博士に写真を送って鑑定してもらったところ、「サケツバタケかモエギタケでは?」との教示。サケツバタケであれば食、モエギタケであれば毒 or 不食のようだ。
2009/10/05
松茸会
30代から付き合いが続いている仲間との秋恒例の催し。参加者14名。
早めに出向き久しぶりに会場近くの東京ミッドタウンのモールクルージング。
2007年、オープン直後の混雑はすっかり姿を消し、人混みがあるのは比較的低価格の居酒屋やファストフードだけのように見える。よく言えば落ち着いたモール街になったと言えなくないがやや寂しい雰囲気は拭えない。
考えてみれば、近くの競合施設は、恵比寿ガーデンプレイス、六本木ヒルズ、丸の内オアゾ、表参道ヒルズ、赤坂サカス、. . . と、かなり多い。
移り気な都会人相手の商売も大変だろうと人ごとながら心配になる。
経済環境を反映し、去年までの「松茸づくし 」のメニューは、今年からは「松茸料理も入った」メニューに。
早めに出向き久しぶりに会場近くの東京ミッドタウンのモールクルージング。
2007年、オープン直後の混雑はすっかり姿を消し、人混みがあるのは比較的低価格の居酒屋やファストフードだけのように見える。よく言えば落ち着いたモール街になったと言えなくないがやや寂しい雰囲気は拭えない。
考えてみれば、近くの競合施設は、恵比寿ガーデンプレイス、六本木ヒルズ、丸の内オアゾ、表参道ヒルズ、赤坂サカス、. . . と、かなり多い。
移り気な都会人相手の商売も大変だろうと人ごとながら心配になる。
経済環境を反映し、去年までの「松茸づくし 」のメニューは、今年からは「松茸料理も入った」メニューに。
2009/10/01
飛鳥美人とクロスズメバチ
地バチ(クロスズメバチ)を追っかけ、巣を見つけて蜂の子を採る「すがれ追い」は信州地方の秋の風物詩。
この「すがれ」という言葉は単なる方言と思っていたが、飛鳥・奈良時代まで遡る由緒のある古語ということを昨夜のNHK TV番組「ためしてガッテン」で知った。
調べてみると、万葉和歌巻代三〔379〕に、次のような長歌がある。
. . . 珠名は 胸別(むなわけ)の ひろき吾妹(わぎも) 腰細(こしぼそ)の すがる娘子(をとめ)の その顔の 端正(きらきら)しきに . . .
蜂のように腰がくびれたスタイル抜群の美女、珠名という名前の女性を詠んだ歌。千葉県富津市出身の女性で、同市には、この女性を祭った珠名塚という史跡があるそうだ。
そう言えば、去年5月、東京国立博物館の「国宝薬師寺展」で展示されていた日光・月光菩薩像の腰も大きくくびれていた。“すがる”スタイルは、当時の美人の重要な要素だったようだ。
その上、女性の美しさをスズメバチに喩えて表現していることにも興味をひかれる。ロッキード事件の “蜂のひと刺し” や、昨夜のNHK番組のテーマ “街の殺し屋スズメバチ . . . ” とは随分イメージが違う。
当時のスズメバチと人間との関係は、今とは違ってかなり友好的な関係だったのかもしれない。
この「すがれ」という言葉は単なる方言と思っていたが、飛鳥・奈良時代まで遡る由緒のある古語ということを昨夜のNHK TV番組「ためしてガッテン」で知った。
調べてみると、万葉和歌巻代三〔379〕に、次のような長歌がある。
. . . 珠名は 胸別(むなわけ)の ひろき吾妹(わぎも) 腰細(こしぼそ)の すがる娘子(をとめ)の その顔の 端正(きらきら)しきに . . .
蜂のように腰がくびれたスタイル抜群の美女、珠名という名前の女性を詠んだ歌。千葉県富津市出身の女性で、同市には、この女性を祭った珠名塚という史跡があるそうだ。
そう言えば、去年5月、東京国立博物館の「国宝薬師寺展」で展示されていた日光・月光菩薩像の腰も大きくくびれていた。“すがる”スタイルは、当時の美人の重要な要素だったようだ。
その上、女性の美しさをスズメバチに喩えて表現していることにも興味をひかれる。ロッキード事件の “蜂のひと刺し” や、昨夜のNHK番組のテーマ “街の殺し屋スズメバチ . . . ” とは随分イメージが違う。
当時のスズメバチと人間との関係は、今とは違ってかなり友好的な関係だったのかもしれない。
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