2009/05/31

分蜂、それとも分封?


分封と書いてある本を見たけど、分蜂の表記とどちらが正しいのですか?」 . . . との、ブログ読者からの質問。

回答を書物やWEBで探してみたが見当たらない。そこで、以下が推測に基づく私見。

+ + + + +

ミツバチに関する英語研究論文の翻訳時に生じた二つの異なる表記と思う。ミツバチの巣分かれ(swarming)行動を. . .
  • 蜂群が二つに分かれ「地(colony)を分割する」ことを重視するか?あるいは、 . . .
  • 一つの「群が分かれて」種を保存しようとする、ミツバチの特殊な生態に注目するのか?
多分ミツバチ研究者だった二人の翻訳者の関心の相違が、異なった訳語を生んだのだと思う。もしかしたらその背後には “学閥” も絡んでいたのかも知れない。

真面目な読者には、色々と勉強をさせられる。

2009/05/30

5/30 2次分蜂レポート


幸い予報がはずれ好天気に。ほぼ無風。分蜂には絶好のコンディションになった。

13:30 ついに待望のハチ雲!

一度回収した蜂球が、巣箱から抜け出すなど、ややもたついた場面もあったが “結果オーライ” の結末。

作業完了とほぼ同時に雨が降り始める。今日は天気についている一日だった。

夜、大粒の冷たい雨を顔に受けながら雨中の露天風呂。でも気分は温かい。

2次分蜂の記録写真

再々度、シレネブルガリスの話

興味を持った花弁の開閉運動を整理すると . . .

① 朝は一杯に開いている花弁、10時を過ぎる頃には徐々に萎み始め . . .
② 10時半頃にはほぼ花弁を閉じ、この姿で昼間を過ごす。
ところが、. . .
午後3時を過ぎると今度は徐々に開き始め、3時半頃には朝と同じ満開の姿に。
. . . そして、この姿で夜を過ごし、朝を向かえる。

それを見て感じた疑問 . . .

  1. 太陽の光を浴びると開き、曇天や雨天では閉じている花は多いが?
  2. 朝顔や待宵草は、朝だけ(or 夜だけ)開く。日中に “ヒライテ、ムスンデ” をするのはオカシクない?
  3. 花の開閉運動は、時間帯?、日光?、それとも空気中の湿度?
とりあえず3番目の疑問に挑戦 . . .

④ 閉じた花弁に散水器で水を撒いて湿度を上げる。. . . が、変化なしで「湿度」は X。
⑤ 朝から雨だった5/29。午後1時になっても花は開いている。. . . で、「時間」も X。
スイスで撮った写真。太陽光の中で花弁を開いている。 . . . これで、「日光」も X。

疑問は深まるばかり。残るは「温度」?

2009/05/29

逆転の発想


地質学者、野辺山のOS氏からの長いメール。気温、風、植物の開花日から、蜜蜂の分蜂日予測の可能性を探る」考察レポートだ。

分蜂日の予測は、巣箱の中 ( = 蜂の行動) から予測するのが一般的。巣箱の外側 (= 自然環境) から、という話はこれまで聞いたことがない。しかし、 . . .

だからこそ氏は、他人と違った側面からのアプローチを考えているのだろう。長い研究者生活から身に付いた習性。でも、意外とそこから新しい事実が見えて来そうな気もして来る。

もちろん氏からのレポートは、分蜂待ちで苦悩している私への慰安の意が込められたものであることも間違いなさそう。

2009/05/28

名残り雹


今日、道行く人との挨拶は「昨日はすごかったですねー」。
午後になっても道端には、まだ昨日のヒョウの名残りが。

フキ、ギボウシ、フシグロセンノウなど、柔らかい葉の植物は穴ぼこだらけ。頭上を見上げると、ダンコウバイの葉も破れ傘状態だ。

長野の方では結実したばかりのリンゴがやられたという。

ここより一回り小粒だったらしいが、大泉の里でもかなり降ったと聞く。みつばちの会のメンバーには農業経営者が多い。農作物が被害を受けていなければ良いのだが . . . 。

浄化槽清掃

隣家E氏山荘に浄化槽洗浄作業車が来ている。気にはしていながらついつい延ばしてきた案件。早速、我家の作業も依頼し、懸案事項の一つがリストから消えた。

浄化槽洗浄の料金が、吸引量での出来高払いということは初めて知った。つまり、出来るだけキレイにしようと、水での洗浄を繰り返せば繰り返すほど支払い額は増えて行く。単価、リッター13円での加算。合計 36,500円也。

特段に美しい光景でもないので写真は省略。

スズメバチ酒レシピ


昨日は、今年初めてのオオスズメバチを捕まえた。体長4cm以上あるので女王バチと思う。
スズメバチ酒は、滋養強壮、疲労回復、不静脈・前立腺肥大症治療薬、...などとして珍重がる人もいるようだ。

以前、通(ツウ) の人から聞いたオオスズメバチ酒のレシピ:
  1. 生きの良いオオスズメバチを生け捕りにする。
    (元気な奴ほど良い。捕まえるとき、殺したり、弱らせてはダメ)

  2. ハチを容器の焼酎水面に激しく叩き付ける。 そのショックで、オオスズメバチは焼酎の中に特殊なエキスを排出する。
    ("激しく"叩き付けるのがコツ。でないとエキスを出さない)

  3. スズメバチが泳いでいる焼酎を、冷暗所で数ヶ月間寝かせて熟成させる。
    (高級ワインの保存方法と同じ。ハチ体内の高級アミノ酸が次第に溶出する。)
. . . ということだそうだ。真偽のほどは知らない。

“オオスズメバチは、唐揚げで食べるのが一番美味”と言う人もいる。
自分はそこまでのハチ好きではないので、ピンセットで胴と首をちょん切って直ちに抹殺。

肉食昆虫のオオズズメバチが、集団で蜜蜂巣箱を襲うと数時間でミツバチを全滅させる、と言われている。狭い巣門は、板を齧って大きくし巣内に入り込むのだそうだ。

カメムシ戦争

早くも庭のワレモコウにカメムシが。放っておくと、庭のワレモコウを全部枯らしてしまう。 去年は懐中電灯を手に、毎晩一匹づつピンセットで潰して回り、秋のワレモコウをなんとか楽しめた。 長坂J-マートへ行った折に、殺虫剤コナーをのぞいて見たが、カメムシ用スプレーの成分表にはネオニコチノイド系薬剤名の表記が。 ネオニコチノイドは、蜂群崩壊症候群 (CCD) の元凶では、と疑われているミチバチの大敵。 今年も、ピンセット片手に根気良く戦うしかないようだ。

2009/05/27

すごいヒョウだった


雷鳴が . . . と思う間もなく、空は黒雲に覆われ大粒の雨。その雨はすぐにヒョウに変わり、屋根を打つ音が凄まじい。TVの音がまったく聞きとれない。

約40分続いた後には、打ち落とされた若葉やツツジの花。直径1センチ以上の大粒のヒョウも数多く含まれている。
5月末のこんなに激しいヒョウはあまり記憶にない。外気温12度。

(今日のヒョウの写真)

頭上で雷鳴


13:15 この巣門の光景、 “分蜂熱” でなければなんと呼べば良いんだろう? 

14:00 遠くの方で鳴っていた雷鳴が近づき、今は頭上をバリバリと走り始めた。大粒の雨もパラつき始めた。 

ミツバチは雷の音を嫌うという。この巣門の混雑は大急ぎで帰ってきた帰宅蜂?それにしてもオス蜂の多いこと!今日の養蜂作業は閉店とする。

シジュウカラの巣立ち

今日は、ミツバチより、シジュウカラの巣立ちに注目しようと、撮影用テントを設置。これは、雛鳥ではなく親鳥向けのもの。
巣立ち直前、親鳥は巣箱近くで、「出て来なさい、出て来なさい」と、巣立ちを促して盛んに鳴く。しばらくテントを設置し、親鳥に慣れさせておかないと、警戒して呼び出そうとしない。
親鳥が餌を運ぶ回数もますます頻繁。巣箱から聞こえてくる雛鳥の鳴声も随分しっかりしてきた。

チゴユリとアマドコロ


野草畑のチゴユリ3株が開花。草丈10センチ前後で控えめで清純な姿。
“稚児”というネーミングはピッタリ。

一方、アマドコロは、草丈も50〜70cm、畑を占拠したかのようにあちこちで咲いている。
それなりにキレイな花だが、野草は少し控えめで、か弱い方が好感が持てる。

2009/05/26

分蜂熱


度重なる二次分蜂の不発。

手元の書籍で「分蜂」の箇所を片っ端から読んでいて目に止まった記述。


「第二次分蜂は第一次分蜂球ができてから、数時間か数日後に起きる場合もある。まれには、数ヶ月後も . . . 」(「ミツバチの科学」、岡田一次著、玉川大学出版局)

要するに、いつ起きるかは分からない、ということなんだ。

また同書では、巣分かれの兆候を “分蜂熱” と呼ぶ、とも書いてある。もちろん、熱を出す のはミツバチで、人間がいくら熱を出しても分蜂は起きない。

(イラストは碧南市医師會のホームページから拝借したものです)


+ + + + +

追記:
昨年の記録を調べたら、一次分蜂は5月7日。二次分蜂はその二週間後の5月21日。もし、同じパターンとすれば二次分蜂の目安は6月2日ということになる。

再び シレネブルガリスの話

朝はあんなに満開だったシレネブルガリスの花が昼間は閉じている。そして、午後3時半頃にはまた満開になった。よく見るとほとんどの花が同じように開閉している。

朝顔も昼間は花を閉じるが次の開花は翌朝。夕方にまた開くとは聞いたことがない。シレネブルガリスの開閉は、時間帯には関係ないように見える。空気中の湿度変化によるものだろうか?

+ + + + +

追記:
5/26 00:00 花弁は上の左右写真のように開いている
5/27 09:00 同上

シレネブルガリス


スイスアルプスから来たシレネブルガリス(マンテマの仲間)が、去年より10日以上早い開花。

プランターから露地に移したのが良かったのか、株もよく張り、花も去年より一回り大きくなり、花の紫色も少し濃くなったような気がする。

「スイスでは道端に生える雑草。だから街の野草タネ屋さんでは売っていない」とのWEB記事。確かに、スイスアルプスのトレッキングではあちこちで目にしたが “雑草” と呼ぶのは可哀想だ。

ちなみに、「雑草という名前の草はありません」と侍従をたしなめたという昭和天皇の逸話は有名。そして、たしなめられた張本人は入江侍従長だという噂があるが真偽のほどは分からない。

2009/05/25

5/25 2次分蜂速報(抜粋)


昼過ぎから天気は回復し、陽も射し始めた。巣門もやや活発に。

13:30
かなり活発。誘導板を揺すっている風さえ無くなってくれれば?

15:00
午後3時を告げる時報。まだ余韻を残してはいるが今日はナシだろう。明日の晴天に期待しよう。

来週は上高地への旅行を計画している。なんとか今週中に2次分蜂は終えておきたいのだが . . . 。

誘導板の一部改良


雨で分蜂気配が全くない昨日、分蜂群誘導板を一部改良した。

改良点は、一次分蜂場面で気付いた問題点。

蜂がカラマツの樹に塊り始めた時、幹を登る蜂 (①) と、誘導板方向に進む蜂 (②) に群が分かれそうな場面が一瞬あった。(写真上)

もしこの時、流れが ① の方向へ向かっていたら回収作業はかなり困難になっていたはず。

誘導板が風で揺れないために付けた金具で、幹と誘導板の間に隙間ができたのがその原因。(写真中)

今回の改良では、金具に換え、誘導板を幹の形状に合わせてカットし、幹と誘導板との接点を大幅に増やした。(写真下)

これで、同様のリスクは軽減されるはず。二次分蜂でもこの誘導板に蜂球を作ってくれれば効果のほどが検証できるのだが . . . 。

天気は回復傾向。午後早い時間に天候条件さえ整えば今日にも、でなくても、明日には2次分蜂が起きそうな気がする。

カワラヒワの知恵


抱卵中親鳥を驚かすのは胎教上まずいだろうと、ずっと水やりを遠慮してきたゴールドクレスト。葉先が黄ばみ、限界の様相を呈して来た。

今朝、水やりホースを持って近づいてみると幸い親鳥は夫婦とも外出中。そこで、雛鳥の誕生記念撮影も合わせて決行。

まだ目も十分に開いていない小さな雛鳥を見ていてハタと気づいた。
. . . 警戒心の強いカワラヒワがこんな近くに巣作りしたのは、意図した作戦だったに違いない。テラスでいつもウロウロしている自分を、カラスなどの外敵からヒナを守るために利用したのだ。. . .

子育て中は、ポットへの水やりはしないだろう、テラスの半分は使わないだろう、ということも想定内での行動とすれば、カワラヒワ夫婦の方が一枚上手だ。

+ + + + +

シジュウカラはそろそろ巣立ちの時期のはず。

2009/05/24

ミシェル夫人とミツバチ


数日前、マーライオン氏が送ってくれたロイター通信のニュースクリップ。ミシェル夫人がホワイトハウス内で有機菜園を始め、ミツバチの飼育も手掛ける予定と書かれている。

ミツバチの減少 → 植物受粉の低下 → 農産物の不作 → 人類の危機 . . . 。今米国では 「ミツバチを飼って自然環境を改善しよう」というのがクールな活動として流行り。いかにもアメリカ人らしい直裁的なリアクションだが、ミシェル夫人もその仲間入りをするのだろう。

曇天で時折小雨。今日はミツバチ達も静か。2次分蜂の気配はない。

トラツグミの悲劇

数日前から、深夜、林の中から時折聞こえるトラツグミの鳴声。

昭和50年代、“幽霊が出る” という噂が山梨県下のある地区で広まったことがあったそうだ。部落中がその話題で持ちきりになり、子供達は夜トイレに行くのを怖がったらしい。(「山梨の鳥」P48 山梨日々新聞社刊)
幽霊の正体はトラツグミだった。人の口笛に似て、物悲しげな音色。夏祭りのお化け屋敷で、幽霊が登場する時の効果音に似ていなくもない。
暗闇の森から聞こえてくれば、正体を知らない人にとっては確かに薄気味悪いだろう。

その特異な鳴声のせいで、トラツグミはいつも冤罪を背負わされてきた。鵺(ヌエ)、地獄鳥、怪鳥などとも呼ばれ、江戸時代の絵師 初代 国安の「源頼政対鵺図」でもまさに怪物そのものが描かれている。(写真)
“退治してみたら怪物の正体はトラツグミだった” というのがこの物語のオチだ。

+ + + + +

今夜は、しきりに “トッキョキョカキョク” の鳴声が聞こえてくる。
暗闇の夜空を飛び交いながら鳴いているホトトギスの夜鳴きだが、この声を怖がる人はいない。

2009/05/23

5/23 2次分蜂速報 (抜粋)


11:10
巣門の光景は徐々に活発さを見せ始めてきた。
2次分蜂の機は熟しているはずだから、カラマツの幹を揺さぶっている強い風さえ収まってくれれば今日にでも?
気温22度、薄曇はあるが陽射しは強い。

12:05
巣門の蜂の数は順調に増えている。とりあえず、七つ道具の準備だけはしておいた方が良さそう。
風はまだ凪いでくれない。誘導板が風で揺さぶられているのが気掛かり。雲はほぼ抜け青空。

13:30
ムードはかなり高まってきた感じだが?1次分蜂時と同じ蜂雲圏を飛び回るのも数匹。
やるなら早くしないと、間もなく下の集落から3時を告げる有線放送が流れてくる。
風は相変わらず。

14:00
やる気組、躊躇組、日和見派が混在した巣門の様子。

15:00
今日は衆議一決しなかった模様。天気予報では今夜から下り坂。ということは、天気が回復する月〜火まで延期?

カワラヒワ


テラスのゴールドクレストの中に巣を作っていたカワラヒワ。
巣の中から頭を出している親鳥とヒナを確認した。何匹のヒナがいるのかまでは分からない。

いつ卵から孵ったのだろうか?
そういえば数日前、ゴールドクレストの近くで誇らしげに胸を張っている父親らしいカワラヒワがいた。(写真 5/20撮影)
普段はサっと巣から遠い所へ飛びんで行くのにおかしいな、と思った。この時が誕生直後だったもかもしれない。

+ + + + +。

コナラのシジュウカラのヒナは、随分成長したよう。親鳥が餌を運ぶ回数も多くなり、巣箱の下に行くと、盛んにヒナ鳥らしい鳴声が聞こえる。

ツツジの花


サラサドウダン、ヤマツツジ、レンゲツツジが全て咲きそろった。一年中で庭が最も華やかになる季節。

新緑とヤマツツジの花には白いミツバチ巣箱がよく似合う。

アサギマダラとクロアゲハ(?)


庭のアキグミの花に今年初めてのアサギマダラが。ヒヨドリバナが開花する夏、頻繁に庭を訪れる。

レンゲツツジには、数日前からクロアゲハが。メスと思うが確信はない。
アサギマダラに比べ、せわしなく動き続けるのでシャッターチャンスが難しい。

2009/05/22

ウドの移植


桜の花見に行った折、真原の里で教わったウド栽培。敷地のあちこちに芽を出していた7株を一箇所に集めた。

後は、「霜の下りる前にタップリと土をかけて大きな畝にする」こと。
真原のウド名人の畝は、腰の高さほどだった。(下写真)

来年の春は、若葉は “テンプラ”、白い茎は “酢みそ和え”と、もうメニューは決めてある。

5/22 2次分蜂速報 (抜粋)


11:00
雨雲は予報以上に早く東に移動中のようで、晴れ間が除いたり、雲が厚くなったりの繰り返し。不安定だが雨の可能性は少なそう。

まだ動きなし。この群は、通常でも、午後1時前後に活発な動きを示すのでその時間帯に注目。

13:15
一次分蜂時と同じ巣箱前の中空 (高度6〜8m) を旋回する蜂が10匹前後見かけられるが、集蜜に出かける蜂なのか、仲間に分蜂を誘引しようとする飛翔なのか判断はできない。巣門の混雑も通常の蜂数。雲が厚くなり、梢を揺するような風も出て来た。
二次分蜂の可能性は低そう。

2009/05/21

本:「ミツバチの知恵」


ミツバチは、作業を担当するハチの数を頻繁に変え、全体として最も生産効率の高い状態に労働力の配分を調整しているという。(ミツバチの知恵—ミツバチコロニーの社会生理学

ということは . . . 門番蜂の数も、その群の状態合わせて増減させているのだろうか?

もしそうなら . . . 門番蜂の数が増えているか、減っているのか、を観察すれば、群全体の成長具合を簡単に知ることができるはずだ。
養蜂作業が簡便になるし、ミツバチにストレスを与える内検の回数も減らせる。

とりあえずは . . . 昼間の働き蜂の出入り数と、夜の門番蜂の数との間に相関関係があるかどうかを観察してみよう。

今夜の巣門には、本家8匹、分家4匹の門番蜂。これは、昼間見た巣門を出入りする蜂数の比較とも矛盾しない。(写真は22:10〜22:35の間で最も門番兵が多かった時を撮影)

魔女の腰かけ


牧場に生えている“魔女の腰かけ”の樹。

森の魔女が、ここに腰掛けるのか?この樹に座った人は、皆魔女になるのか?

勝手に命名したものなので、そのどちらにするかはまだ決めていない。

夏は来ぬ


散歩で目に入ったミツバウツギ は間もなく満開を迎えそう。野山は今白色の花のシーズン。

鳥の鳴声も、数日前からツツドリ、カッコー、ホトトギスの声が目立つようになった。

やっと春、と思っていたら自然はもう夏へと向かっている。

今日の散歩で印象に残った花の写真

蛇足の解説:
“卯の花の匂う垣根に . . . ” の卯の花 は、ウツギ属のウツギ。写真のミツバウツギ(ミツバウツギ属) とは別属の花。

5/21 2次分蜂速報 (抜粋)


13:35
時折、ややそれらしい動きも見せてはいるが?

14:05
まだ数は多くないが中空を飛び回る蜂。雨雲が直ぐ近づいているのにやるの?

14:39
同じ状況がもう30分以上も続いている。全員の意見が一致しない様子。

15:00
結局今日は不発。いまの下り坂の天気が通り越してからにしよう、ということになったようだ。

今日の巣箱の様子 13:00


本家:
雄蜂の姿がやけに目立つ。(上写真でも10匹位確認できる)
巣門を出入りする蜂の数も分蜂前とほとんど変わらないほど多い。

分家:
落ち着いて整然と巣門を出入りする光景から察すると、新居が気に入ってくれたようだ。
花粉団子を持ち帰ってくる働き蜂も1分間に5〜10匹位と結構多い。巣内ではもう産卵が始まったのか?

かろうじて


午前中は2次分蜂はないだろうと、朝食のコーヒーとサンドイッチを携えて牧場のヤマナシ撮影に。

心配していた通り、ほとんどの樹は花を終え若葉に変わってしまっている。

かろうじてまだ花を残している樹が数本。

花は、楚々として気品がある。既に多くのオシベが花粉を出し終わり、葯は黒く乾いてしまった。

(背後は赤岳と牛首山)

2009/05/20

5/20 今日の本家巣箱


13:21

巣門は活発。昨日の分蜂予兆時ほどではないが、巣箱内の蜂総数は昨日の分蜂でかなり減っているので、一概に比較できない。
要監視。

牧場のヤマナシ撮影もあきらめ切れないので、午後2時半まで待って、2次分蜂が起きなければ出かけよう。

分蜂群も新居が気に入っている様子。既に定位飛翔をする蜂の姿も数多く見られる。(下写真)


蛇足の解説:
定位飛翔=巣箱の位置を変えたり、初めて巣箱から外出する蜂は、自分の巣の位置を覚えるため、巣箱に顔を向けながら、巣箱周辺をグルグルと飛び回えい、新しい巣の位置を脳裏に焼き付けるための飛翔。

2009/05/19

滑車付き誘導板の出番


13:12 ついに分蜂開始。

それにしても今年の分蜂第一号は随分と難産だった。でも今日の分蜂群が「滑車付誘導板」に蜂球を作ってくれたのは実に好都合。今年初めて導入した滑車付誘導板の試運転ができた。

滑車付誘導板は、敷地南のカラマツの地上6メートルの位置にセットしたもの。蜂雲が上空高く舞い上がり、敷地外の遠くへ飛び立ち捕獲困難になるリスクを軽減する目的。

蜂球を振り落とさないようユックリとロープで誘導板を下し、真下地上に置いた巣箱に蜂球を取込んだ。作業手順や、誘導板の細部の設計にいくつかの改善点も見つかったが、初めての試みとしては上出来と言って良いだろう。