2009/05/11

「換気?」 . . . の続き

夜7時半、巣門には扇風行動をする蜂の姿。(写真上)
この並び方は、外気を送り込み、巣箱内に対流を起こそうとするもの。室内の湿気を排出しているのだ。
夜間のこの光景は蜂群健全のシグナル。昼間、タップリと花蜜を集めたことが分かる。花蜜の水分を蒸散させるため、今夜は、多くの働き蜂が徹夜で働くはずだ。

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ちなみに写真中は、外の空気を取り込み巣内温度を下げようとしているニホンミツバチの扇風行動。
真夏の日中、こんな光景を見かけたら、巣箱を半日影の場所に移すか、直射日光を遮る日除けで覆うようした方が良い。

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興味深いのは、この扇風行動の体形がセイヨウミツバチとニホンミツバチで異なること。ニホンミツバチはお尻を巣箱にむける送風型、セイヨウミツバチは逆に頭を巣門方向へ向ける排出型体型をとる。(下写真)

障子戸を開けて外の風を取り込んで涼をとる日本家屋と、厚い石壁や土壁で密封された室内の空気を外へ排気する西洋建築の違いと考えるのは少々うがち過ぎ?