二週間ぶりに野川の河岸を歩いてみたら、いつもカワセミが止まっていた桑の木がすっかり伐採されていた。
付近を探すとカワセミは岩の上に。このポジションから魚を捕まえるのはかなり難儀そうだ。
様子が変わって戸惑っているのはカワセミだけではなかった。魚道をつくり、小枝を立てて新しい撮影ポイントを準備したカメラマンも。
でもこの止り木、カメラマンには好都合だがカワセミが気に入りそうにはとても見えないのだが?
2014/02/14
2014/02/09
2014/02/07
みさご鮨
多摩川の河川敷を歩いていると上空を飛ぶ大型の鳥、飛翔する姿の陰影がトビとは少し違う。ズーム撮影をして図鑑で確認するとミサゴだった。魚を捕食するワシタカ類の鳥、だから魚鷹(うおたか)とも呼ばれる。
ミサゴは、“捕らえた魚を岩石のくぼんだ所にたくわえる習性がある”と広辞林(第五版)には記載されている。ミサゴが貯蔵したそんな魚が自然発酵し、それをたまたま人間が見つけて食してその美味しさを知った。※(注)
それを真似て作ったのがなれ鮨。そのなれ鮨をもっと手っ取り早く作れないかと工夫し江戸時代に生まれたのが早鮓(はやずし)で、現在のにぎり寿司の元祖なのだそうだ。(魚河岸発!)
そんなことから、ミサゴはにぎり寿司の総本家。「みさご鮨」という寿司屋の看板の背景にこんな歴史があるとは知らなかった。
注記:ミサゴにはそんな食物を蓄えたりする習性はない、との動物学者からの反論も。
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