2010/11/23

キウイフルーツの食べ方


「キウイフルーツを美味しく食べるには“追熟”という処理が必要」 . . . ということを初めて知った。

数日前、七里岩分場のすぐ近くに住むネット知人でベテラン養蜂家のHW氏を挨拶に訪ねた。氏のお宅には樹齢25年という見事なキウイフルーツの大木がある。

“ビニール袋にリンゴ一個を入れて十分に熟させてから食べるように”とのコメント付きで、もぎ取ったばかりのキウイフルーツをお土産にいただいた。樹上では完熟しにくいキウイフルーツは、摘果した後にエチレンガスを発生するリンゴを利用して”追熟”という処理をして熟成を促すのだという。(注1)

確かに甘さが増し、果肉に柔らかさと透明度が増して美味しくなる。「酸っぱい果物」というキウイフ ルーツのイメージは、果物屋で買ったばかりでのまだ完熟していないものしか食べたことがなかったせいだったようだ。(注2) 
半分はリンゴ入りビニール袋に入れて室内で、残り半分は正月の来客用に冷蔵庫(もちろんリンゴ無し)で保管することにした。(注3)
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日青協のWEBサイトには、バナナ、アボカド、マンゴウ、洋ナシ、トマト、メロン等も、“追熟”処理で一層美味しくなる、とある。

であれば、キウイと同科同属のサルナシにも、この「リンゴ追熟法」が適用できそうだ。これまでのように樹上で
表皮にシワが出るのを待たないでもサルナシの美味しさを味わうことができるかも知れない。(円内写真は表皮にシワが入り始めたサルナシ)

注記:*その他、今回知ったこと。
(1) 二酸化炭素が充満すると逆に熟成作用が抑制されるのでビニール袋は密封しないで軽く口を開けておく。リンゴが無い時にはバナナでも代用できる。
(2) 指で縦にはさんで軽く押してへこむ程度の軟らかさが食べごろ。「食べごろ」に関してはキウイフルーツ研究室(駒沢女子大学 西山先生)のWEBに詳しい。
(3) “リンゴなしで冷蔵庫で保管すると、数ヶ月間は保存できる。