久しぶりに「
神田古本まつり」へ。
書店の主人によると、雨にたたられ今年の「古本まつり」はめっきり人出が少く、今日が初めての“祭りらしい人出”とのことだ。
出かけるのが遅くなったせいで夜の散策となってしまったが電気提灯の下の古本まつりも、縁日の夜店をぶらつくような楽しさがある。
ただ、薄暗い光の中では背表紙の字が読みにくいのが難点。本棚に顔をすり寄せるようにしなければ判読できない。
購入したのはフリッシュ博士の「ミツバチを追って」の一冊のみ。初版本「ある生物学者の回想」(1969年刊)が、1978年に書名も変更され新装版第1刷として発刊されたもの。
出版時新本定価が1,300円のものが
明倫館書店で3,000円。結構いい値段ではあるが
アマゾンで14,880円で売られていることを思えば悪い買物ではなかったはずだ。