2010/05/25

再び竹筒給餌器の話


モール型共同給餌器を設置する時、「もしや?」と期待していた共同給餌器の効用を検証してみることにした。

と言っても実験はごくシンプル。
  • 各巣箱の個別給餌器は空っぽにする。
  • 共同給餌器だけに砂糖液を入れる。
. . . というだけのこと。

マイ給餌器に食料がないことを知ったミツバチが、早速あちこちの巣箱から共同給餌場に集ってくる。そして結果は期待どおり。集ってきた異群の蜂の間で喧嘩は全く起きない。それぞれの蜂が砂糖液を飲むことだけに熱中している。
  • 各巣箱から距離があるのでテリトリー意識を持たない。
  • 巣門周辺を警護する門番蜂はここまで出向いてこない。
  • 蜜集め担当のミツバチの関心の的は“蜜集め”。
. . . などが理由では、と推測するが真相は分からない。

このような平和な光景がいつまでも続くかどうかも、もうしばらく様子を見ないと結論は出せないが . . . 。

追記:(2011/04/01)
「ABC and XYZ of BEE CULTURE」には、給餌が強群に偏るので共同給餌法はあまり好ましくない、と記載されている。