(雨天の手持ち無沙汰につられ、ウツラウツラと考えたことのメモ。)
「ニホンミツバチ—北限のApis cerana」(佐々木正己著)によると、ニホンミツバチの体重は . . . - 身体の自重= 71.3 ±5.2mg
- 蜜胃内容物量= 38.3 ±13.5mg . . . だそうだ。(同書 p111)
このデーターを今年の分蜂前後の巣箱重量計測の結果に当てはめて見ると . . .
東花畑群四次分蜂 (5/20):
- 分蜂直前の空っぽの新巣箱の重量= 8.00kg
- 分蜂群を取込んだ後の巣箱の重量= 8.54kg
分蜂した蜂の総重量は540gで、逆算すると蜂の総数は「4209匹(最少)〜5941匹(最多)」の範囲内と推計できる。 (注2)
写真はその時の蜂球。 四次分蜂とあって蜂球も小振り。目測では、せいぜい2000〜3000匹と判断したのだが?
東花畑群一次分蜂 (5/4):(この時は、新巣箱の重量計測はしなかった。)
- 分蜂前日の元巣箱の重量= 13.88kg *12:00計測
- 分蜂直後の " " = 13.86kg *15:30計測
この時の蜂球のボリュームは、大雑把に言って四次分蜂の2倍ほどあった。であれば、1000g近い重量減が起きても良さそうなのだが結果はほとんど同じ重さ。(注3)
前日、計測した後の半日で、相当する量(=1キロ!)の蜜を集めたということなのだろうか?
腑に落ちない事実を突きつけられたが、今年の分蜂シーズンもほぼ終演。この疑問は来春への持越し案件となる。
(注1) =[(71.3+5.2)+(38.3+13.5)] 〜 [(71.3-5.2)+(38.3-13.5)]
(注2) = [(540 ÷ 0.09) 〜 (540 ÷ 0.13)]匹
(注3) 両計測日前後の気象状況から、湿気などによる木製巣箱自体の重さの変化は無視した。