裏窓から覗いて見ると一部の蜂は巣内にたむろしている。だが、巣門前で蜂球を作って夜を越した蜂の数もかなり多い。(巣門を囲ってある捕獲ネットのビニール越しに撮影。)
明日から天気は下り坂。このまま持久戦を続けるわけにもいかないので、ドライヤーで冷風をかけ巣箱内へ追込む。
全員が巣箱内へ移動したところを見計らい、女王蜂の脱出を阻止するためSスクリーンを設置した。
当初考えていた設置場所を変更し、巣箱は分蜂蜂球を作った栗の木の真下に設置することにした。
10時過ぎ、Sスクリーンから外に出て来る蜂が多い。
①散水して巣箱内へ追い戻す。
②しばらく巣門を閉めっぱなしにしてしまう。
③他の群から幼虫のいる巣板を加えて逃去意欲を弱める。. . . などの対策が考えられるが、③に関しては、今使えそうな巣枠式巣箱の飼育群がいない。
12時過ぎ、昨日からの騒動で分蜂時元巣から蜜胃に詰めてきた食料は使い果たし、そろそろ空腹になっているはず。
砂糖水とガーゼにしみ込ませたハチミツで給餌を開始。ここに巣内の蜂が集まってくるようになれば半歩前進なのだが。
予報どおり午後に入ると雲が厚くなり、2時頃になると雨が降り始めた。
巣門ではSスクリーンに身体を挟まれながら中に入ろうとする蜂だけ。外に出ようとする蜂の姿は全く見られなくなった。
天気予報では明日も雨模様。これで、今日、明日の逃去のリスクは薄らぐはずだ。
蛇足:
Sスクリーン=働き蜂は出入りできるが、少し身体の大きな女王蜂は出入り出来ないためのゲート。同じ目的で使用する“ハチマイッター”など他の器具も販売されている。