2021/06/04

ハスカップ

5月21日、ロックガーデンに隣接した場所に植えたハスカップ、北海道から苗木が届いた時についていた蕾が開花した。自家結実性が低いと言われる果樹なので、異品種を複数本植えてはみたのだが、今年果実を収穫できるかどうかは分からない。

八ヶ岳南麓でブルーベリー栽培は盛んだが、ハスカップ畑はまだ見たことがない。ただ、ハスカップはスイカズラ属の植物、近縁のミヤマウグイスカグラが敷地内に数多く自生しているのでハスカップも育つのではと期待している。

ハスカップは、釧路湿原を中心に北海道南部の低湿地に自生し、アイヌの人達には身近な果実だったらしい。高い栄養価が注目され、近年では、北海道だけでなくカナダや北米などでも栽培が盛になってきているそうだ。

英語名は”Honey berry”。ベリー類の中では春一番早く開花するので、花の少ない春先にミツバチが群れている光景を見て命名されたのではと勝手に推測している。であれば、早春の高原で貴重な蜜源花になる可能性もありそうだ。