そのスムシ対応も、①シーズン初めの巣箱の煮沸消毒と、②シーズン中の巣クズ掃除が主な作業で、そう大層なことをするわけではない。
その巣クズ掃除、最近はもっぱら”天日干し”方式で行っている。
すると周辺の巣穴から次々とアリが集まり、スムシを一匹一匹と巣穴へ運び込む。久しぶりのごちそうに皆興奮気味だ。
時にはヒナのエサ集めに忙しいジョウビタキもやってくる。ただ、これまで見たことのない食材にやや戸惑っている様子で、アリのように喜び勇んで啄んで持って帰るという風ではない。
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これまで、巣箱から掻き出したスムシは焼却炉で燃やしていたが、天日干し方式ではスムシも食物連鎖の一環を担うことになり、最近流行りのSDGsの思想にも沿っているように感じる。