疲労困ぱいの3日間だった。
去年の年末、M商事社長から「薪のいいのが出そうだから取りに来ない」との連絡。16-17-18の三日間、朝4時半に起床し、立川のM商事本社へ。そこで造園事業部の作業員と合流して現場に出向いた。
作業現場はNK氏の別荘敷地内。樹齢70〜100年のケヤキ大木の枝落としが作業内容だ。切り落とされた枝から、薪として使えそうな部位を切り取るのが自分の役割。
この地で生まれ育ったNK氏は、かっての生家跡地に別荘を建て利用している。氏によると、「この集落は、昔、甲州街道を行き来する旅人を襲う山賊が隠れ処として住み着いたようだ」とのこと。いかにもそれらしい雰囲気が残る峡谷の最奥端。手が届きそうな眼前に小仏峠がそびえ、すぐ近くには照手姫が住んでいた美女谷温泉がある。