寒風の中に満天の星空。夜12時、双眼鏡を持ち出して夜空を眺めると“冬の大三角形”は既に西空に移り、東の空に春の星座が顔を出している。
今夜の目的は春の星座「かに座」。その甲羅にあるプレセペ散開星団(M44)だ。この星団が別名「蜂の巣星団」(Beehive Cluster)と呼ばれていることに興味をひかれた。
どの本にも、名称の由来は「星の塊が蜂の群れに似ているから」とだけしか書かれていない。しかし、夜空に無数にある星の中で、この星団が特別に蜂の巣に似ているようにも見えない。
蜜蜂の生態と星団の動きの間になにか関係があっての命名ではないか、と勝手に推測している。
蜜蜂の分蜂が始まる時期、この星団が南中にくるという動きも怪しい。今年の春は蜜蜂に加え、かに座の動きにも注目だ。
(写真はWIKIPEDIAから拝借したプレセペ散開星団。自分のカメラでは上手く写らない。)
追記:1/27
昨夜遅くまでWEBで探したら、「夜空は澄んでいる。でもプレセペ星団の姿は見えない。大嵐が近づいているのだ。. . . 」(という意味の)古代ギリシャ詩が2篇あるとの記述が見つかった。ミツバチは遠くの雷鳴を感知して巣箱に逃込むと言われている。推論の糸口が見えて来た。