2021/08/13

ノウゴウイチゴ

(左写真はWikipediaから拝借したもの)

ロックガーデンにノウゴウイチゴ(能郷苺 Fragaria iinumae)の苗を植えた。伯耆大山以北から北海道の日本海側の亜高山帯に自生する日本原産の野生の苺、江戸時代の本草学者飯沼慾斎が「能郷白山に自生している」と「草本図説」に記したことから命名されたそうだ。味と香りの良さで登山者に人気らしい。

岐阜、石川、福井、富山の県境に位置する両白山地、北の中心が白山(加賀白山 2702m)、南の中心が能郷白山(1617m)になる春、濃尾平野から北の国境を望んだときに一番遅くまで雪が残っているのが能郷白山だ。

能郷白山が位置する岐阜県本巣市の”議会だより(66号)”には、「北部高地ではノウゴウイチゴなどの希少な植物が観察され、イヌワシの姿も見ることができる」と記されている。
野生のノウゴウイチゴ観察と、憧れのイヌワシウォッチングを兼ねて訪ねてみたい気もするが、”登山道は急登の連続”とのネット情報もあり二の足を踏む。