2013/05/19

カルトジアンピンク (Carthusian pink)


一昨年のスイスアルプス旅行から種子を持ち帰ったシレネ・ブルガリスの苗床から見慣れない草が芽吹き、そして数日前から濃いピンクの可愛らしい花が咲き出した。図鑑で調べると、スイスアルプスの亜高山帯に自生する、“カルトジアン・ピンク(Carthusian pink)”というナデシコの仲間のようだ。

植物名を探している時に目に止まったネット上の一文、「学名のDianthus carthusianorumは、カルトジオ修道会の修道士を讃えてつけられた名前」が気にかかりその背景を調べて見ると . . .

カルトジオ修道会は1084年聖ブルノにより設立されたローマンカソリック修道会の一つ。修道士達は、世俗から離れた修道院で、カソリックでも最も厳格な戒律に従って、祈りと、労働と、瞑想だけの生活を送るのだそうだ。
(以前の職場の同僚、スウェーデン人のブルノさんが、自分の名前はSt. Brunoからもらったんだといつも自慢していたので、聖ブルノの名前だけは知っていた。)

カルトジアンピンク命名の理由は . . .
  • カルトジオ修道会の修道士が発見したから。
  • 深山で人目を避けて生きているから。
  • 養分が乏しい瓦礫地で清貧な生き方を失っていないから。
  • 雨の日でも、暗闇の中でもいつも花びらを一杯に開いているから。
. . . のどれかだろうと推測しているが、そのことを記述した情報はまだ見つからない。
ちなみに、ネット情報では "attractive to bees, butterflies ... "とあるが、今のところまだミツバチが寄ってくる気配はない。

職場の同僚ブルノ氏は、頭脳明晰で優秀な人ではあったが、決して戒律的で、瞑想的な人ではなかった。

(右上写真は、ベールに包まれていた修道士の生活を初めて世間に公開して話題を読んたドキュメンタリー映画 Into great silence の一場面。)