2014/05/27

自然巣からの分蜂群捕獲第一号


例年なら今の時期までに各巣箱から2〜3回の分蜂が起きているはずなのに、どうしたことか今年は飼育群の分蜂がまったく不発。このままでは、里子希望の要請に応えられないばかりか、自分自身の越冬用蜂群数にも不足をきたしそうだ。

というわけで、この春は自然巣の分蜂群捕獲にこれまで以上に精を出すことにした。待ち受け巣箱の設置場所を7ヵ所に増やし、設置テリトリーも山荘敷地内やすぐ近所だけでなく、車で60分ほどのドライブ圏まで広げ、待ち箱の設置ポイントに関しては“北信の捕獲名人”TN氏に同行指導をお願いして自己流評価基準を修正した。

とはいえ、そんな活動を始めたのはゴールデンウィークに入ってからのこと。待ち箱設置作業のタイミングとしては遅きに失したのではと一抹の不安はあったが、なんとか今日捕獲一号を確認し安堵。偵察蜂の飛来状況から判断するとあと2〜3群の捕獲が期待できるのでシーズン終わりまでにはなんとか帳尻は合わせられそうだ。

今日の捕獲場所はTN氏が推奨したポイント。高木と灌木が繁茂した林縁、林床には湿気の高さをうかがわせる苔むした岩が多い。 自分一人の判断であればまず間違いなく「不適ポイント」と判定したはずだが、名人の目は正しかった。

深夜、山荘の庭に運び込んだ捕獲群はしばらく待ち箱に入れたままにして蜂児数を増やす。そして、タイミングを見計らって諏訪神社御神木巣箱に巣板ごと移す。KT式多角待ち箱からトップ・バー・ハイブへの引っ越す作業手順は昨年の経験でほぼ出来上がったのでスムーズにいくはずだ。