2016/05/16

バリ島蜂洞での実験養蜂 - 最初の挫折

ニホンミツバチは、バリ島のココ椰子蜂洞を放棄し、日本のサワラ蜂洞へ引っ越してしまった。実験開始後4日目の出来事。
  • 5/12(   09:045  飼育群の分蜂開始(三次分蜂)    15:56 捕獲ネットからココ椰子蜂洞へ
  • 5/13  10:00  捕獲後の逃去リスクを軽減するためおよそ3キロほど離れた蜂友の庭に蜂洞を移動
  • 5/14  10:00  蜂場移動後のココ椰子蜂洞群の行動はいたって平穏な雰囲気

    . . . がこれまでの経過。
そして. . . 
  • 5/15  15:08
    「サワラ待ち箱にミツバチが群れている」と臨時転居先の蜂ガールからの電話通報。
    (サワラ蜂洞は、ココ椰子蜂洞から10メートルほど離れている場所に設置した待ち箱。”ココ椰子蜂洞群の逃去?"との思いが頭をよぎったが、この日は現場へ行って確認する時間がなかった。)
  • 5/16  11:00  
    臨時転居先を訪れ「ココ椰子蜂洞」群はたった2枚の小さな巣板を残して逃去してしまっているのを確認。一方、「サワラ待ち箱」では新住民が活発に巣門を出入りしていた。
    (諸般の状況から判断すると、サワラ待ち箱の新住民はココ椰子蜂洞の逃去群であることは間違いない。そして、昨日連絡を受けた時点では既に「逃去→移動」を終えた後だったとも思える。)

もちろんこの一例だけから、「日本ミツバチはやはりバリ島のココ椰子横型丸太巣箱より、日本のサワラ縦型巣箱を好む」などということを言うのは早とちりというものだ。まだ数多くのトライアルが必要だが残念ながらここ数日野山の待ち箱を訪れる探索蜂の数はグッと減ってきて、八ヶ岳南麓の分蜂シーズンはほぼ峠を越した感もある。
この春、ココ椰子蜂洞実験養蜂に投入できるミツバチを捕獲できなければ、ココ椰子実験養蜂は来シーズンまで延期ということにならざるを得ない。