行政刷新会議の「事業仕分け」へ行って来た。もちろん、仕分け人ではなく、傍聴者の一人として。
今回の政権交代で一番の興味はこの「事業仕分け」。おとなし過ぎる日本の納税者が、変身するきっかけになるのではと、ワーキンググループの議論以上に傍聴人の姿に興味があった。
会議場は、体育館のフロアを簡単に間仕切りした卓球の試合会場を思わせるセッティング。傍聴人は400〜500人くらいだろうか。
一番多いのが報道関係者。次が“会社の仕事です”風のネクタイ姿の会社員。近頃、どんな場所でも存在感を示しているオバサン達の姿はここでは見当たらない。
「直轄河川・直轄ダムの維持管理事業」などを取り上げていた国土省関連のセッションが一番混雑しているのは、納税者としての関心より、税金のお裾分けを狙う人達の群れか?
作業は活発に進行。蓮舫さんをはじめに、仕分け人達はかなりの予習をしてきたことが質疑内容からも見て取れる。
あとは納税者自身。この傍聴席が人で溢れるようになれば、「事業仕分け」は根付くはずなのだが . . . 。
先日のノリピー裁判では、20の傍聴席を求め6,615人が早朝から列をなしたと報道されていた。
追記:2009/11/29
事業仕分けも、後半には入場制限をするほど傍聴人の列ができ、若い人達の姿もずいぶん増えたらしい。期間中の傍聴者総計は2万人、インターネット中継へのアクセスは一日平均33万ビューとの週刊誌報道もある。
手法や結果を批判する声も一部にはあるが、これだけ「税金の使い道」が話題になったことだけでもその意義は大きい。
事業仕分けも、後半には入場制限をするほど傍聴人の列ができ、若い人達の姿もずいぶん増えたらしい。期間中の傍聴者総計は2万人、インターネット中継へのアクセスは一日平均33万ビューとの週刊誌報道もある。
手法や結果を批判する声も一部にはあるが、これだけ「税金の使い道」が話題になったことだけでもその意義は大きい。