2014/08/03

(続) 「Into Great Silence」


映画「Into Great Silence」を観たかったのにはもう一つの理由があった。

昨年の春、庭の苗床で突然花を咲かせたカルトジアンピンク(学名:Dianthus carthusianorum)。「花の名前はカルトジア会の僧侶を讃えて付けられた」という一文に接し、その背景を詳しく知りたいとこの一年折にふれネット情報を探してきた。

見つかったのは;
  • 「カルトジアンピンクが英国に持ち込まれたのは1536年以前と推測される。. . .  。修道士達はこの植物を筋肉痛やリュウマチの治療薬として利用していた。」(英国王立植物園ホームページ)
. . . というようなコマ切れ情報だけ。肝心の名前の由来に関する疑問を解明するだけの情報はまだ見つかっていない。"もしかしたら映画の中でその解答のヒントになりそうなシーンが見られるのでは"という期待もあって岩波ホールに出向いた。

映画の中で期待するような情報は見つからなかったが、ネットサーフィンの過程でカルトジアンピンクとマツムシソウを混生させた目を見張るような美しい野草畑の写真に出会った。それはスウェーデンの造園家、Peter Gaunitz氏がデザインしたランドスケープの光景。

マツムシソウは我家の庭にも自生している。予期しない形ではあったがカルトジアンピンクも庭の野草仲間に加わって少しづつだが株数を増やしている。であれば、わが家の庭にもミニミニミニ版だがPeter Gaunitz氏デザインのガーデンを真似た光景を再現できるかもしれない。一朝一夕にはいかないだろうが実現してみたい楽しい構想ができた。

(上写真はGaunitz氏のブログから拝借)