2014/09/17

幼菌の季節

そろそろかな、と、午後の散歩を兼ねていくつかのポイントに立ち寄ってみると、数多くの“お目当てのキノコ”(=自信をもって識別できるキノコ)の幼菌の姿が。一雨あると一気に成長してみな食べごろになりそうだ。

ヌメリスギタケモドキ:
別名ヤナギダケ。しっかりした果肉がきのこ汁に最適。醤油、酒、みりん(水は加えない)で軽く味付けし、汁もいっしょに小分けして冷凍保存をしておくとしばらく秋の味覚が楽しめる。
ハタケシメジ:
見かけは地味だが、シャキッとした歯ごたえと癖のない味は、鍋、おろし和え、煮物、炊き込みご飯、テンプラ、. . . となんでもござれの優等生。このポイントで顔を出すのは例年10月に入ってからなのだが今年はいつもより少し早い。

ヌメリイグチ:
ハナイグチとならんでイグチ科キノコの代表格。味噌汁、煮込みうどん、おろし和えなどで味わう時のヌメリ感はナメコ以上(と自分は思う)。
カラカサタケ:
30cm以上の丈にまで育つ大型キノコ。"one of the best of all edible mushrooms"と書かれた海外のWEBもあるが、(調理方法に問題があるのか)自分ではまだ美味しいと感じたことがない。で、最近は見かけてもパス。


ホコリタケ:
果肉がまだハンペンのように白い幼菌の間だけ「食」。「オリーブ油で炒めるとコクがあって  . . . 」と書かれたキノコ本もあるが「ン?」というのが正直な感想。
ベニチャワンタケモドキ:
椀の径1〜2cmほどだがこれで成菌。ままごと道具のように可愛らしいキノコ。ただしこれは不食茸=毒ではないが美味しくもない。