「ミネルヴァの梟」. . . フクロウ関係の書籍を読んでいるとしばしば目にする言葉。ヘーゲルの「法の哲学」序文の一節が、この言葉を一層有名にしたと言われる。
ミネルヴァの梟は黄昏とともにようやく飛び始める。ヘーゲルの意を我流で解釈すれば . . .
人は問題が眼前に現れるまで事態の進行に気づかない。. . . ということになるのだろうか。
そして、人が状況に気づいたからと言ってその流れを引き戻せるわけではなく、事態はそのまま突き進んでいく。
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去年に続き今年の春も我家のミツバチ見学にみえたFK氏とUD氏。東日本大震災の直後、そして原発災害の渦中とあって、共に過ごした2日間は、ミツバチではなく原発問題の談義で大半を費やすことになった。
今回の大震災が、日本国のありようだけでなく、日本人個々人の価値観やライフスタイルをも転換させる契機になるのでは、との願望までは共有できても、 その実現性に関しては三人三様の見解。
「3・11」が遠ざかるにつれ、状況は “ヘーゲルの梟” の軌跡を追って進んでいるように思えるのだが?