2021/07/25

今日の野草

いま庭で目立っている野草は、チダケサシ(Astilbe microphylla)とシモツケソウ(Filipendula multijuga)と . . . 

カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus)。
夏の花畑はピンクの花が多い。



2021/07/23

久しぶりのガマガエル

久しぶりにガマガエル(ニホンヒキガエル Bufo japonicus)と対面した。ずいぶん以前から山荘に住み着いていて夏になると顔を出す。

  • 去年と同じ個体なのだろうか?
  • ガマガエルの寿命は何年ぐらいだろうか?
  • 周辺には小川や水源の全くないのにどこにおたまじゃくしを産んでいるのだろうか?
  • 時には地中1mほどの深さまで凍結する地でどのように越冬しているのだろうか?

 . . . などなど、いろいろと疑問を持たせてくれるガマガエルだ。

バードバスの来客

ふだんはあんなに鳴き声や姿を見聞きするホオジロ(Emberiza cioides)だがこれまで一度も水飲み場に姿を見せないので気になっていた。が、今日初めて2羽で水浴に。バシャバシャと大きな音をたてかなり荒っぽい入浴スタイルだ。


そしてイカル(Eophona personata)も。冬場には時々バードフィーダで見かけるが、この時期はたまに鳴き声を聴くだけで姿を見ることは滅多にない。


水場近くの梢に止まって他の野鳥の水浴を眺めているのがコゲラ(Dendrocopos kizuki 英名:Japanese Pygmy Woodpecker)。時折舞い降りて水面をしげしげと見てはいるがまだ水を飲んだり、水の中に入って水浴びをする姿は見たことがない。臆病者なのか、それともカナヅチなのか?

午後遅めにみえた客。サメビタキ(Muscicapa sibirica)と思うが頻繁に見かける鳥ではないので確信はない。


それにしても水場がこんなにいろいろな野鳥を呼んでくれるとは思いもしなかった。この地域の野鳥はよほど水に不足していたに違いない。

2021/07/21

リンネソウの自生地再訪

ロックガーデンのリンネソウ(Linnaea borealis)がランナー(走出枝)を四方八方に伸ばしてきた。遠く北海道から仕入れた貴重な5株、できることなら少しでも株数を増やしたい。

解説書を読むと、”リネンソウは種子の結実率が低く地下茎で個体群を増やしていくことが多い”とある。

ということは、素人が種子や挿木で増やすのは難しそうで、株分けができるほどに今の株を大きく育てられるかどうかにかかっていそうな気がする。

そこで、リンネソウの生育環境を確認したいと、以前リンネソウを見た湯の丸高原を再度訪れることにした。”花期はもう過ぎたのでは”と一抹の不安を抱いての訪問だったが、案に相違しまだ蕾も残す最高の見ごろのリンネソウに出会うことができた。 (下写真)


リンネソウが生えているのは、ハクサンシャクナゲ(Rhododendron brachycarpum)やコメツガ(Tsuba diversifolia)の樹で囲まれた大岩の上。太陽光は常緑樹で遮られ、遮光レベルは”半日陰”というより”木漏れ日が差し込む”程度。土壌は常時湿っていそうな場所だ。

大石には腐葉土が積り、その腐葉土の上には苔がビッシリと生えている。苔の中でリンネソウと混生しているのはガンコウラン、タカネスギカズラ、クロマメノキなどの灌木類や、ツマトリソウ、イチヤクソウ、マイヅルソウなど草本類の日陰〜半日陰を好む高山植物だった。

2箇所の自生地(下写真)の観察を終えて、なんとなくリネンソウの好む生育環境が体感できたような気がする。ロックガーデンのリンネソウ周辺はかなり手を加えて改善する余地がありそうだ。

2021/07/20

フシグロセンノウ

フシグロセンノウ(Lychnis miqueliana Rohrb.)が開花。これからしばらくは庭のあちこちで咲き出すはずだ。独特の朱色が美しく庭の花形選手の一つ。

2021/07/16

猛暑で大盛況

この1週間、列島の各地にゲリラ豪雨をもたらした梅雨前線が去ったと思ったら一気に夏の猛暑になった。大泉測候所(標高867m)の今日の最高気温は29.8度。

と言うことで今日の野鳥の水飲み場は朝から大盛況。シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、カワラヒワ、メジロ、ジョウビタキ、コゲラ、クロツグミと入れ替わり立ち替わりと水浴客が訪れた。 

そんな水飲み場の様子をベランダから眺めていると野鳥同士の人間(?)模様が垣間見られて飽きない。


最も頻繁に水場を訪れ、そして最も長湯なのがジョウビタキだ。ジョウビタキはほぼ毎日敷地内の草むらで餌を探している。そんな時のジョウビタキはオスとメスが混在して群れているような気がするが、水場で見かけるジョウビタキは、オスかあるいはメス同士だけ(上写真)しか見かけない。ジョウビタキの世界では混浴という風習はないのだろうか。

個体数の最も多いのがシジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ヒガラ(右写真)などのカラ類。群れで来て、群れてはしゃぐ姿は幼稚園児のプール遊び風だ。
メジロがそのシジュウカラの群れに加わることもあるが、お互いに素知らぬ振りをしてそれぞれ勝手に水浴びに熱中している。 

ところがその組み合わせがシジュウカラとジョウビタキとなると様子が違ってくる。しばらく相手の動きを注視し、そう悪いヤツではなさそうだと言うことを確認してから混浴をスタートする。

もっと孤高を保っている風なのがクロツグミ。クロツグミが水場に姿を表すのは決まって夕方、他の野鳥の水遊び時間が終わってからだ。(そういえばデンマークに生息するクロツグミの近縁種クロウタドリの声を聞いたのもいつも夕方だったような気がする) 
薄暮の中で時間をかけてゆっくりと水を浴び、満足した様子で南西方向へ飛んでいく。隣地の赤松林のどこかに寝ぐらがあるようだ。

野草のタネ蒔き

庭の野草類は、これまでこぼれ種や地下茎で増える(あるいは減る)ままにしていたが、これからは株分けや蒔種(はしゅ)で欲しい花の株数を増やしてみようと決心した。で、手始めに手をつけたのがクリンソウ、シレネブルガリス、ゲンチアナの3種。

ネットで調べると「クリンソウは、乾燥して茶色くなると発芽しにくくなるのでまだ種子が緑色の時に採取する。また冬の寒さを体験しないと発芽しないので翌年の春まで待たずに種子を採ったらすぐにまくようにする」とある。

”緑色”が萼のことを指しているのか、中の種子のことを言っているのかは今一つ不確かだが、とりあえずその中間的な状態 ”萼にはまだ緑色が残り、種子は茶色になり始めている状態” の種を選んで蒔いた。

シレネブルガリスとゲンチアナは定石通り完熟した種を蒔いた。

2021/07/02

バードバスへの雨水引水工事

雨水タンクを設置するまでの中継ぎ対策として、屋根からの雨水を野鳥の水飲み場へ誘引するための簡易水路工事が今日で一段落した。

幸いこの数日間は雨天の日が多く、それも霧雨、小雨、雨、大雨、豪雨、. . . と降り方が目まぐるしく変わり、屋根からの雨水の落下地点、地上での流れ方、U字溝・トンネル溝の水流、土砂・枯葉の詰まり具合などがつぶさに観察できたのは良かった。
これで水場として最低限の水量は確保できそうなので、本来の雨水タンクプロジェクトは、納得のいく構想が固まるまでしばらくの間先送りにする。

池から溢れる水は、多摩川から拾ってきた玉石の斜面を流れ、岩の周囲に小さな湿地ができるようにした。その湿地域には、ヤマワサビ①、サクラソウ②、ニリンソウ③、アズマイチゲ④、ヤマラッキョウ⑤、クリンソウ⑥など、これまで敷地内のあちこちに散らばっていた水を好む植物を集め、池の大岩には"けと土"で何種類かの苔とイワヒバ⑦を張りつけた。

2021/06/24

一粒の収穫

6月初旬に移植した4株のハスカップ、結構花をつけていたが今日山荘に来てみると熟した果実が1個だけ残っていた。結実したのが1個だけなのか、あるいは他の熟した実は野鳥に食べられてしまったのか?貴重な一粒を食べてみると甘酸っぱく味は悪くない。来シーズンに期待。

2021/06/17

コロナ後の社会 - 中村桂子氏講演

たまたま目にしたYouTubeプログラム、新型コロナウイルス - コロナ後の社会」(主催:日本記者クラブ 講師:中村桂子氏)
38億年の生物の歴史の中でCOVIC-19をどう捉えるのか?マスクだ、手洗いだ、三密だとチマチマとした生活に辟易として身には一服の清涼剤。

(生命誌絵巻  JT生命誌研究館所蔵)

2021/06/12

オトシブミの季節


玄関前の栗の木の下に”落とし文”が散らばっていた。オトシブミ科(亜科?)の昆虫のしわざ。巻き込んだ葉っぱの中に卵を産みつけ、孵化した幼虫はこの葉っぱを食べながら育つ。落とし文は、 ”ホトトギスの落とし文”とか ”ウグイスの落とし文”とも呼ばれる。

そういえば数日前から、夜空を飛びながら鳴くホトトギスの声や、子育てのために平地から山に帰ってきたウグイスの囀りを耳にするようになった。落とし文が見つかる季節と、ホトトギスやウグイスの初音の時期が重なることからこんな表現が生まれたのだろう。

俳句の世界で落とし文は初夏の季語。そして和菓子の世界にも”落とし文”という菓銘の上生菓子(練りきり)がある。季節限定(6月)の伝統和菓子で、葉っぱの葉脈や卵の造形に、日本の四季を表現した菓子職人のこだわりが伺える。

ところが、葉っぱについた白い玉を最近は”雨露”と言い換える老舗和菓子屋も出てきたようだ。”虫の卵”では客に敬遠されるというのがその理由らしい。”ジャポニカ学習帳”症候群と同様の世相を感じる。

2021/06/10

クリンソウの自生地

林道をドライブしていて偶然目に入ったクリンソウ、勾配の急な斜面に見事な群落を作っていた。この春、自生のクリンソウを鑑賞できたのはこれで4箇所目、そのどれもが見事な群落だった。

ネット上には、鹿はアレルゲンを含むクリンソウを食べないとの記述がある。また、奈良県春日山での調査で、”葉は食べるが花は食べない”との観察結果もある。どちらにせよクリンソウは鹿がそう好んで食べる食材でないのは確かなようだ。近年八ヶ岳周辺でクリンソウの自生地を目にするチャンスが増えた背景にはそんな理由があったのだろう。

2021/06/09

スムシの天日干し

ニホンミツバチの養蜂で、飼育者が手助けできることがあるとすれば、スムシとスズメバチからの被害を少しばかり軽減させるくらいのことで、ほとんどはミツバチ自身が自分たちで対応するので、人は下手に手出しをしない方が良い、というのが最近の心境だ。

そのスムシ対応も、①シーズン初めの巣箱の煮沸消毒と、②シーズン中の巣クズ掃除が主な作業で、そう大層なことをするわけではない。
その巣クズ掃除、最近はもっぱら”天日干し”方式で行っている。

日差しの強い日を選んで、巣箱底に溜まった巣クズを灰かき棒で掻き出し、熱くなった石の上に置く。石の熱さに耐えられずスムシが大慌てで巣クズの中から顔を出す。

すると周辺の巣穴から次々とアリが集まり、スムシを一匹一匹と巣穴へ運び込む。久しぶりのごちそうに皆興奮気味だ。

時にはヒナのエサ集めに忙しいジョウビタキもやってくる。ただ、これまで見たことのない食材にやや戸惑っている様子で、アリのように喜び勇んで啄んで持って帰るという風ではない。

++ + + +

これまで、巣箱から掻き出したスムシは焼却炉で燃やしていたが、天日干し方式ではスムシも食物連鎖の一環を担うことになり、最近流行りのSDGsの思想にも沿っているように感じる。

2021/06/08

頭隠して . . .

キビタキ夫婦のけたたましい鳴き声、軒下のミツバチ巣箱の背後の巣で順調に育っていた2羽のヒナが地上に落ち、そのすぐ近くに大きなアオダイショウが!巣からヒナが落ちたのでアオダイショウが寄って来たのか、アオダイショウが巣に近づいたのでヒナが巣から飛び出したのかは不明だが、どちらにせよヒナの命は風前の灯。

1羽のヒナは薪小屋の下へ逃げ込み、もう1羽は頭だけを草葉の陰に隠して身体の大半は丸出しでジッとしている。とりあえずアオダイショウは追い払い、後の対応は親鳥夫婦に任せることにした。


2021/06/07

(続)リンネソウ


蕾があまりに小さいので心配していたリンネソウ(Linnaea borealis L.)が開花した。

本家スウェーデンの群落(右写真 wikipedia)とは比べようもないが、北海道から渡ってきて最初の年に咲いてくれたことだけで感謝感激。

2021/06/04

ハスカップ

5月21日、ロックガーデンに隣接した場所に植えたハスカップ、北海道から苗木が届いた時についていた蕾が開花した。自家結実性が低いと言われる果樹なので、異品種を複数本植えてはみたのだが、今年果実を収穫できるかどうかは分からない。

八ヶ岳南麓でブルーベリー栽培は盛んだが、ハスカップ畑はまだ見たことがない。ただ、ハスカップはスイカズラ属の植物、近縁のミヤマウグイスカグラが敷地内に数多く自生しているのでハスカップも育つのではと期待している。

ハスカップは、釧路湿原を中心に北海道南部の低湿地に自生し、アイヌの人達には身近な果実だったらしい。高い栄養価が注目され、近年では、北海道だけでなくカナダや北米などでも栽培が盛になってきているそうだ。

英語名は”Honey berry”。ベリー類の中では春一番早く開花するので、花の少ない春先にミツバチが群れている光景を見て命名されたのではと勝手に推測している。であれば、早春の高原で貴重な蜜源花になる可能性もありそうだ。


2021/05/31

ワクチン接種

今日は高齢者対象のコロナワクチン接種の第一回目。医療従事者やエッセンシャルワーカーでさえまだ受けていない人が多いと言われる中で、高齢ということだけで優先して接種を受けることにやや後ろめたさを感じながら仮設の集団接種会場に集まってきたのは私一人ではなかったろう。

それにしても今回のコロナ騒動では、日本の国が多くの面でいつの間にか世界の後進国になってしまっていたことを浮き彫りにした。特に、日本の政治行政が大きく劣化した事実が露わになったことの意味は大きい。その主な理由が、”日本社会の老化”にあることは多くの人が感じているはずだ。

ポストコロナの課題は、カーボンニュートラルでも、デジタル先進国でもなく、まずは”老化(禍)部位の切除” にあることは間違いない。

(Gramho Instagram Postsイラストの一部)

2021/05/26

クリンソウ(九輪草)が見ごろ

標高1400m付近を流れる小川に沿って自生しているクリンソウ(Primula japonica)が見ごろ。どちらもサクラソウ科サクラソウ属の日本原産の花だが、サクラソウの“和"に対してクリンソウには“洋”の雰囲気がある。

八ヶ岳南麓では通常6月初旬〜中旬が見ごろだが今年は一週間ほど早い。ちなみに、サクラソウやクリンソウ好きには「サクラソウの目」(鷲谷いづみ著)はおすすめの書。

まだ早春

久しぶりに訪れた八ヶ岳南麓。山荘(標高1250m)付近はずいぶん緑が濃くなり、初夏を思わせる景色になっていた。
一方、人混みを避けて散策した標高1500〜1600mほどの高地にはまだ早春の面影がタップリ残っていた。

2021/05/25

北海道出身 ツボスミレ

北海道からきたミヤマキンポウゲの株の中に、花弁が1cmにも満たない小さな白いスミレの花が咲いているのに気づいた。”ツボスミレ(Viola verecunda A. Gray)”のようだ。

タチツボスミレに次いで日本ではごくごくありふれたスミレだが、わざわざ佐川急便のトラックで青函トンネルを渡ってきたことを思うと雑草扱いするのは忍びない。敷地内に自生している日本産スミレ属の中で最も大きな花と言われるサクラスミレ(Viola hirtipes)との大小対にして鉢植えにするのもおもしろそうだ。

2021/05/24

ヤマラッキョウの植栽

北海道産ヤマラッキョウを3株移植した。花壇にヤマラッキョウはやや不向きかも知れないが、スイスアルプスで見たヤマラッキョウの花が印象的だったので、チャンスがあればどこかに植えたいと以前から考えていた。

スイスでヤマラッキョウを見たのは標高約2300mを越える亜高山帯、八ヶ岳南麓の寒さにも十分耐えられるはずだ。小さなV字谷の湿地帯にワタスゲと混在して大きな群落を作っていただったので、野鳥の水飲み場近くの比較的湿り気の多いニリンソウに隣り合わせて植えることにした。

2021/05/23

ミヤマキンポウゲ

5月23日に最初の一輪が開いてから、ロックガーデンのキンポウゲが次々と開花している。

スイスのあちこちで見かけたキンポウゲの輝く姿に魅了されロックガーデンに3株植えたものだ。これらの苗も北海道から。

留守中の分蜂

軒下に設置していた待ち箱、10日ほど前の前回滞在中に偵察蜂らしいのが盛に飛来していたので”もしや?”と思っていたが、今回来てみると多くのミツバチが出入りしている。庭の飼育群のどれかが分蜂し居着いたようだ。

観察窓から巣箱の中の様子をみようと梯子をセットすると、巣箱裏に鳥の巣が造られていてキビタキのメスが飛び出してきた。ヒナが巣立つまではこのミツバチ巣箱はそっとしておくしかなさそうだ。

リンネソウ

リンネソウ(Linnaea borealis L.) が蕾をつけた。米粒より少し大きいくらいの小さな蕾だ。リンネソウは、”分類学の父”と称されるスウェーデンの植物学者、カール・フォン・リンネ(Carl von Linné)自らの名前を学名に付けたことでも知られている。

現役中は出張でスウェーデンへ出向くことが多かった。その折、ストックホルムのすぐ近く、大学街ウプサラのリンネ庭園を訪れたことがあったが、そこでリンネソウを見たかどう記憶がはっきりしない。
その後、群馬県の湯の丸高原での植物観察会でリンネソウを見てから、スウェーデンでリンネソウを見落としたことを心残りに感じていたが、札幌の園芸店が苗木を販売していることを知りロックガーデンに植えた。栽培はそうたやすくなさそうなので不安はあるが . . . 。

2021/05/11

ロックガーデン基礎工事終了

ロックガーデンの第一期工事は今日でひとまず終えることにした。敷地内の大石を掘り始めたのが昨年の11月1日、これまで6ヶ月少々の工期を費やしたことになる。

この間、ロックガーデンに植栽した草木は;

札幌の園芸店から新たに購入した . . .
  ゲンチアナ (
Gentiana ‘Alpine Blue’)
  ミネズオウ (Loiseleuria procumbens)
  リンネソウ (
Linnaea borealis)
  チングルマ (Sieversia pentapetala)
  コケモモ (Vaccinium vitis-iaea)
  マルバノキ (Disanthus cercidifolius)
  ミヤマキンポウゲ (Ranunculus acris var. nipponicus)
 . . . の7種。それぞれに旅先での思い出や、特別な
思い入れがあり、高地・寒冷地に向いた花木を選んだ結果だ。

敷地内の別の場所からロックガーデンに移したのが;
マメザクラ、イワヒバ、クサボケ、レンギョウ、エリカ、イブキジャコウソウ、リンドウ、フデリンドウ、ムラサキケマン、チゴユリ、アズマイチゲ、ニリンソウ、ショカッサイの13種、
. . . と予期した以上に多種になった。

レンゲツツジが開花

レンゲツツジ(Rhododendron molle subsp. japonicumの最初の一輪が開花した。レンゲツツジの木は毒を含むので牛や馬はたべない。牧場草地のあちこちにレンゲツツジの群落が見られるのはそのためだ。

養蜂業者もレンゲツツジが群生している場所では採蜜を避けると聞いたことがある。そこで山荘の敷地内で注意深く観察しているが、ミツバチがレンゲツツジを訪花している姿をまだ見たことがない。

敷地内でレンゲツツジと花期が重なる花木は、ヤマブキ、クサボケ、カスミザクラ、アイヅシモツケ、サラサドウダン、ヤマツツジ、サンショウバラ、. . . など。ミツバチは蜜源にランク付けをし、評価の高い花から順に採蜜することが研究で分かっている。ミツバチにとってレンゲツツジは評価の低い蜜源なのだろう。

ちなみに、レンゲツツジ(蓮華躑躅)の名前の由来は、”羊が食べてその毒性で歩けなくなってしまったため”との中国伝来の興味深い説もある。

2021/05/10

ウワミズザクラ(上溝桜)

 標高1400m、念場大橋周辺のウワミズザクラが満開。穂状の花と甘い芳香が独特。

(続) 浅間山石

先日軽井沢の友人が届けてくれた浅間山の溶岩石をロックガーデンに据え付けた。期待していた通り、浅間山石の特色”黒色の火山岩”を背景にするとミネズオウの花がいっそう映える。


スイスアルプスのトレッキングではミネズオウの花をよく見かけた。そしてそこにはいつもミツバチの姿があった。右写真の撮影地点は標高2600m、この群落でもミツバチ(Swiss black bee)が飛び回っていた。

寒さに強く、ミツバチが好む花とあれば八ヶ岳高原の蜜源植物候補として試してみたくなる。今回植えたのは3本だけなのでまだミツバチが集まるだけのボリュームではないが、様子を見ながら株数を増やすつもりだ。

2021/05/09

カスミザクラ満開

敷地内のカスミザクラ(別名ケヤマザクラ=毛山桜)が満開。派手さのない静かなカスミザクラの姿が、背景の雪山(北岳)の雰囲気によく似合う。

ちなみに、この時期すぐ近くの泉ラインを車で走ると満開の桜の木がよく目につく。ほとんどがカスミザクラで、八ヶ岳南麓でヤマザクラと思われている樹の多くがカスミザクラらしい。花柄に毛があることでヤマザクラと区別できる。