. . . と帯に紹介された絵本が、著者の由井千映子さんから、丁重な手紙を添えて贈られてきた。
母 (由井麗似子氏、詩人で小説家) が娘に語り聞かせた物語と、そのお話しを聞いて浮かんだイメージを、当時5歳だった千映子さんが描いたクレヨン画。50年前の母娘の生活が、絵本として蘇ったものだ。
小さな絵本だが、原画はA3サイズの厚紙に画かれているという。そのままの大きなサイズで (そして、できれば紙芝居風の装丁で) 出版されればもっと良かっただろうに、とも思う。
絵本で語られるストリーだけでなく、この絵本出版の背景そのものがファンタジー。