2011/03/30

東日本大震災


2011年3月11日午後2時46分。東北関東沖で発生したM9.0の地震。それに続く、津波と火災。そして追い討ちをかけての原発クライシス。

地震発生直後、真っ黒に塗られた通行止めを示す高速道路情報マップに不気味さを感じたが、今にして思えば、その後に続く未曾有の大惨事の予兆だった。
街を粉々に砕きながら山裾まで駆け登る津波 . . . 赤い炎と黒煙をあげる石油コンビナート . . . 冷たい雪の降りかかる瓦礫の中に肉親を探し求める被災者の姿 . . . 爆発で鉄骨がむき出しになった原子力発電所 . . .
連日TVから流れてくる映像を見て、胸が重苦しくなる日々が続いている。

哀悼や憐憫の情を一片の言葉で表現することさえ憚られるような被災者を突然襲いかかった現実。“平凡な日常”のありがたさを改めて思い知らされる。