2011/03/03

ミツバチの巣クズ


越冬期間、ニホンミツバチは巣クズを作る。巣クズの量は蜂群により多寡があるが、他の群と比較し、この冬はLA改良型TBH群(八ヶ岳越冬組)の巣クズがダントツに多い。

ニホンミツバチは、冬の寒さを凌ぐため、巣板中央部に空洞を作り、そこに蜂球(=越冬クラスター)を作って寒さを凌ぐ。この巣板中央の空洞を作る時にできるのが”冬の巣クズ”。

また、春が近づき女王の産卵が活発になると、古くなった巣を齧って新しい巣板のスペースを準備する。この時に発生するのが“春の巣クズ”。

LA改良型TBH群の巣クズが、冬の巣クズか春の巣クズかは判別できないが、巣クズの多さから推測して、この群は無事冬を過ごし、春に向け強群に育とうとしているように見える。