昨日、八ヶ岳への移動前に測定した2群の重量は、A群=19.5kg、B群= 4.5kg。
それぞれの群の東京移住時の重さは、A群 20.5kg(10/29計測)、B群15.0kg(11/01計測)。(注1、2)
11月〜2月を経て、A群が減らした貯蜜量は1.0kg(= - 5%)。一方、B群は10.5kg(= - 70%)。有り余る貯蜜を持つA群と、春を向かえるまでに食料が尽きそうなB群。両群ともこの4ヶ月間同じ外部環境下(=気候+周辺花蜜量)で過ごしてきた。
B群が陥っている状況の背景には次のような理由があるのでは、と推測しているが真相は分からない。
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東京疎開の時やや弱群だったB群はその後群勢を盛り返し、最近ではA群に負けないほど活発に外勤蜂が出入りし、午後の時騒ぎもほぼ同様の光景を見せている。
- 冬入り時の弱勢でもともと外勤蜂の働き手が少なかった。
- そんな状況の中での東京への引越し。気候もマイルドで、まだ流蜜もある新環境に刺激され、女王蜂の産卵が突然活発になった。
- そのため、「蜂児 vs. 内勤蜂 vs. 外勤蜂」の構成にアンバランスが生じ、一時的に「消費量>集蜜量」の状態に陥った。
- その間、冬入り前に貯めておいた蜜を食い潰しながらの生活が続き、貯蜜の多くを消費した。
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ともあれ、春の流蜜期が始まる前に、B群の食料が底をついてしまう可能性は高い。もう少し気温が上がれば給餌を開始したいのだが、天気予報ではまだしばらく寒い日が続きそう。今夜の外の気温もマイナス5.2度まで下がってきた。(11:45時点)
注記:
(1) 数値は全て巣箱重量(A巣箱=8kg、B巣箱=5kg)を差し引いた値。
(2) 移住時の著密量の差5.5kgは、それぞれの蜂群の大きさを考えると妥当な差異と感じた。