樹皮が滑らかで、地表から40mほどまでは全く枝のない幹に足場を作りながら登って行く。目標の樹冠にたどり着くとそこには日本ミツバチの2倍ほどの大きな蜂が待ち構え、時には千匹以上で一斉に反撃してくるというからたまったものではない。
かっては蜂の攻撃を避けるため新月の暗闇の中で松明をかざして行なったそうだが、命を落とすことも珍しくなかったらしい。そのオオミツバチが減り、ハチミツハンティングを業とする人の数も随分と減ったと聞く。
(上写真はBlogMADU他のWEBから借用した写真を組合わせて作成)
もちろん近年のマレーシアでの蜂蜜生産は巣枠式巣箱を使用した近代養蜂が主流。大規模養蜂場も多く、また高原リゾート地などには観光養蜂園もいくつかある。
一年中花の絶えない地に住むミツバチや養蜂家は幸せ者だ。でも、ミツバチの貯蜜意欲が衰えるのではと余計な心配もしたくなる。
今回の旅行中に見かけたミツバチは、デイゴ(アメリカデイゴ?)の花で蜜を集めるApis cerana(東洋蜜蜂)一匹だけ。
次回は、ミツバチハンター見学など、ミツバチ中心のマレーシア旅行を組んでみたい。