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根こそぎ倒されたサクラやキリの大木、直径20cmを越える太枝が何本も折られたユリノキやモミジバフウ、. . . 。
久しぶりに来た神代植物公園には、先の台風15号の傷跡がまだあちこちに見らる。
気象庁データーでは、台風通過日(9月21日)の東京府中の最大瞬間風速は17.3m/s 。同日の和歌山県潮岬での記録は32.1m/s。
3月11日に続く台風当日の帰宅難民騒動といい、東京は人も自然も天災に対しずいぶんと脆弱なようだ。
不幸中の幸いは、風雨で地上に落とされた無数の木の実。高木樹の種子をこれだけいろいろと間近で観察できるチャンスは滅多にない。
ちょっと拾い集めただけでも . . . アオハダ、モミジバフウ、ハナミズキ、ユリノキ、ムクロジ、イイギリ、トチノキ、キリ、トネリコバノカエデ、アカガシワ、サンシュユ、スズカケ、ホオノキ . . . と13樹種。
本気で収集すれば、すぐに「木の実図鑑」ができそうなほど、まだまだいろんな種子が地上に散乱している。