2011/11/16

空師見習い

敷地の南方向から大木の倒れる音が聞こえてきた。プロの技術を見習おうと駆けつけて見るとカラマツ林の伐採中だった。
仕事人は近所に住むHY氏。これまでも時々木に登っている姿を見かけたことがある。
弟子入りをお願いすると、「私は木登りが得意なだけでプロの空師ではない。 . . . 左膝が曲がらない身障者なので腕の力で登る変則技」とのこと。

まずプロの道具から学ぼうとその装備をチェックすると、普通の作業ズボンに、普通のジャンパーのユニクロスタイル。足元はスニカー履きで安全ベルトも着けていない。そんな出で立ちで、20m以上はありそうな高木を猿のようにスルスルと上り下りする。
プロ仕様の装備で身を固めながら、途中でギブアップした箱根の健常者 WS氏とはえらい違いだ。

「ここからの南アルプスの景色は抜群だよ。登ってくる?」との誘いには(軽い高所恐怖症の自分は)辞退し、せめて地上で切り倒す手伝いだけでもと、久しぶりに我が家のハスクバーナを持ち出してその切れ味を確かめた。