2014/06/02

待ち箱設置は別荘地が狙い目?

急用で東京へ一時帰省しているところへ八ヶ岳からの緊急コール。「待ち箱にミツバチが入っている!」

電話の主は昨年のミツバチ講演会にみえ、それ以来ニホンミツバチ飼育の興味に俄然火が点いたAO氏。もっとも、登山、高山植物撮影では超ベテランのAO氏なので自然への興味と造詣はもともと深く、ミツバチも含め昆虫一般の知識も既に持ちあわせている。

話しを聞いてみると、AO氏宅はニホンミツバチ捕獲のチャンスにもおおいに恵まれた場所のようだ。「毎年6月頃になると自宅前の空き別荘周辺でハチらしい虫がワンワンと飛び交う」とのこと。話の内容から察するとミツバチが分蜂時に作る蜂雲のようだ。さっそくAO夫妻宅に出向いてみると、案の定、隣家の空家別荘の板壁壁面にミツバチの脱糞跡が無数にある。その痕跡の多さから察するとミツバチはかなり永年この別荘に住み着いているのは間違いなさそうだ。

ということで軽井沢のTN氏にも同行してもらいKT式多角待ち箱を一個進呈して設置したのが先月始めのこと。その待ち箱にさっそくミツバチの入居があったのだ。数日前には大泉駅の下にある別荘分譲地内の待ち箱でもニホンミツバチを一群捕獲した。八ヶ岳南麓のニホンミツバチは、意外と釜無川や川俣川渓谷から別荘地内へその居住区を移動しているのかもしれない。(注)

注記:
近年別荘地居住者に蜜蜂ホビイスとが急増していることもその一因だろう。飼育ミツバチの分蜂群が別荘地内の待ち箱に入居することはおおいにありそうだ。我家の飼育群が分蜂して近くの別荘建物に住みついた例は自分でも何度か経験している。