気になる巣箱近く地面のミニ蜂球。小さなスコップでソットすくいあげて見た。な、なんと、そこには女王蜂らしい姿が!ということは昨日の花畑蜂球、今日のミニ蜂球、あるいは深夜のブラサガリ塊も、全てこの女王蜂の行動が原因だったのでは?
よく見ると女王蜂の羽根が半分切ってある。このコロニーは一昨年長野のT氏から分けてもらったもの。養蜂に関しては玄人はだしのT氏のことだ。逃去を防ぐために女王蜂の羽根を切っていたに違いない。日本ミツバチの養蜂で一番厄介な”逃去”を防ぐための方法と養蜂書に書いてある。
1) この女王蜂は新しい巣箱が気に入らないので逃去しようとしていたのだろうか?
2) でも羽根が半分しかないので遠くまで飛べず近くの地面に落ち、それを働き蜂達が追っかけて世話をやいていたのが昨日、今日のミニ蜂球だったろうか?
3) でも昨日の分蜂時には元の巣箱から蜂球ができたカラマツの幹まで7〜8mの距離。半分の羽根でこの距離を飛行できたのだろうか?
4) あるいは働き蜂達がなんらかの介護をしながら女王蜂をあそこまで飛翔させたのだろうか?
. . . 疑問は尽きない。
それにしても明日からの一番の管理ポイントはこの女王蜂だ。彼女を再び外に出さないこと。(多少働き蜂の活動の邪魔になっても)巣門を女王蜂が通れないサイズに狭めようかと思う。5/11
追記:
「日本ミツバチ - 在来種養蜂の実際」(農文協)の記述 . . . ”片方の大きいほうの羽根だけを半分位切り落とす。両羽根を切ると、それなりのバランスがとれるため、飛び立ってしまう。 . . . ”この女王蜂は両方の羽根が切られている。ということは、上記の2−3−4の疑問は消える。